創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

粘土、乾燥

2017年09月05日 | 日記

 9月に入ってから朝晩の冷え込みが強くなった。
初夏から初秋にかけて、あられもない寝姿の私、
先日の夜中、肌寒さを感じて目が覚めた。

北陸の日中は天候に恵まれ、気温も30度と高く、
湿気も殆どない爽やかな日が続いた。

こんな時は洗濯物を太陽に当てねば、
そう思い、厚手のシーツ、タオルケット、
そして、これから必要になるであろう、羽毛掛け布団、
それらを垣根に囲まれている庭で干した。

シーツやタオルケットはいつも洗濯しているので、
それほどの変化を感じることはなかったが、
夜中に起きて布団を掛けたら、
お日様の香りがした。

洗濯物を干してあるところから少し離れた場所、
珍しい能登の低木庭木が植えてある。
その中からテッポウユリ。

日中の高い気温から、夜中の冷えた気温、
気温差のためか、朝には露(つゆ)が沢山付いていた。
まるで夜中に雨が降ったみたいにも見える。

このテッポウユリ、植えた記憶が無いが、
どこからか種が飛んできて、我が家で増えたようだ。
サルスベリも殆ど散り行き、花らしいものが無い庭、
いまはテッポウユリが盛りと咲き始めている。

作品作りに欠かせない粘土の調整、
天候に恵まれた今、さっそく外で乾燥させた。

乾いた粘土のかたまり、完璧に乾かして、次は水の中に。
こうすることで、ふやけてドロドロになる。
その泥から磁石で鉄粉などを取り除き、
ふるいにかけて粘土を仕上げる、
いまがその仕事には最適。

一日中、何度も粘土の乾燥具合を確かめたり、
はたまた、冬用野菜の準備をしたり。

外仕事で汗だくになり、夜はシャワーを浴びてスッキリと。
寝るとき、疲れた体に掛け布団を掛けると、お日様の香り。
お日様の香りがいいなあ、いい夢が見られそう。

 

コメント
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