平成28年から29年になって、早や五日。
母がおととし亡くなって昨年は喪中。
去年姉が亡くなって、今年も喪中。
母はいつも話していた。
生きている時が幸せなら十分。
生きている、このとき、その時の人たちを大切に、と。
母の言葉を守って、普段通りの新年を迎えた。
抹茶をたて、加賀藩の福梅を頂いた。
前庭には、いつものようにサザンカが咲いている。
私を取り巻く周辺では何も変わったことはない。
ただ、続けて身内が逝ってしまったということ。
雪のない正月は、去年、今年と続いている。
散歩の運動には、町内の墓場の横を通って堤防へと出る。
年が明けてから雨も少なく、二日間、堤防へと出かけた。
途中、墓に手を合わせ、戻ってくる時にも手を合わせ。
今年は穏やかな日々が続いてほしい、
そう思いつつ、いつものように1時間の歩きを行った。