創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

作品選定終了

2015年03月15日 | 日記

千葉三越個展の準備を進めながら、
35年ぶりに、伝統九谷工芸展に出品してみた。
入選するか落選するか、どちらでも構わないと思って応募した。
そして事務局から入選の通知が届いた。

私の作品は青磁、果たして華やかな九谷の中で入選するか、
どんなものだろうかと思っていたが、入選の結果が届いてホッとした。

犀川

伝統九谷工芸展は石川県立美術館で行なわれている。
どのような作品が陳列されているのか確かめたくなって、
個展準備の合間に金沢に出かけた。

展覧会に出品しても、
私の作品はいつも隅っこに置かれる。
35年ぶりに出品した展覧会、きっと隅っこと思いつつ、会場へ。
予想は的中し、いつものように出口の隅っこに置かれてあった。

そして何故か蛍光灯を使ってある美術館。
スポットは熱を発するので絵画などの劣化が進む、
との理由で使われないのは分かるが、なぜ色の悪い蛍光灯なのか?

現在は様々な蛍光灯が出ている。
太陽光と同じ発色をする自然な蛍光灯を使わない理由は何?
青い発色の私の青磁作品、灰色がかった煤(すす)けた色に見えた。
隅っこに置かれた作品と昔の事務所で使われていたような蛍光灯、
なんだかなあ、と帰宅。

ずっと天気が悪く、雷さえも近くで鳴っていて散歩に出られなかった。
ようやく落ち着いた空模様になり、梯川の堤防を歩いてきた。

のんびりと鵜(う)が羽を休めている。
3月半ばと言うのに雪も降り、先日は5センチも積もった。
天候不順が続き、まだタイヤ交換は出来ない。

寒空の下、渡り鳥を眺めたり鵜の休む姿を眺めたり。
1時間の歩きを終えて家に戻った。

早く作品選出を済ませ、種類別にまとめなければ、
カレンダーと時計を見ながら一気に作業を進めた。

そして今日15日、ようやくすべてが終了し、
その都度パソコンに打ち込んでいた作品一覧も出来上がり、
夕方、千葉三越に送信した。

次は写真撮影と図録作りを始めなくては。
それが終わったら、一つ一つ養生して梱包作業を開始する。
もう一息、作品を送り出す時まで気を抜かないで励もう。

 

 

 

コメント (2)
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