今年の夏は不順な天候が続き、
畑の野菜も果物も出来が悪かった。
自然相手の仕事だから仕方ないものの、
丹精込めて育てた野菜などの出来が悪いのは残念だ。
我が家の前庭で育てているフルーツトマト、アイコ。
同じく出来が悪く、毎年ピューレ作りをしていたが、
今年は食べるほどしか実らなかった。
11月頃まで実っていたフルーツトマト、アイコ
今年はそろそろ終わりを迎えようとしている。
まだ実っているが、これ以上甘くはならない。
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アイコ |
赤くなっている実を採取して食べてはみるが、味がない。
私の味覚が落ちたのかと、つい思ってしまった。
幸いにもトマトは買わなくても良かったが、
ピューレを作ることが出来ないのは残念だ。
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調律用ハンマー |
次の作品の模索をしているが、形がまだハッキリと浮かんでこない。
青磁作品はあくまでも格調高く創作しなければと思っている。
青磁作品を中心に創作、発表している私、いつ形が浮かぶか。
何となく焦り始めて気分が落ち着かない。
ではどこかへ、などと考えても単なる逃避にしかならない。
ならば全く別の事をと、ピアノの調律をすることに決めた。
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調律 |
音叉(おんさ)で「 ラ(A)」の音を決め、
順々に音程を合わせていく作業を行う。
基準の「 ラ 」のオクターブを全部を決め、
次は和音の音を決めていく。例えば、ラとファ。
ファが決まったら、これもオクターブの音階をすべて決める。
しばらく調律をしていないと、決めた音のピアノ線が緩んでくる。
一つの音には3本のピアノ線が張ってあり、1本ずつ調律する。
3本とも一つの音になるよう、なんどもハンマーで調節した。
調律して思うことだが、和音ではキッチリと音が合っているが、
調律を終えた後に曲を弾くと、何んとなく違和感を感じる。
音がずれたままピアノを弾いていたので、その音に慣れたのか、
いや、それとも違う・・・何かが変。
基準の「 ラ 」はそのままに、ごくわずかに音程をずらす、
そうして調律を終えると、ピアノが美しく歌ってくれる。
ま、素人の調律だからこれくらいが丁度いいだろう。
ピアノを購入した時、一回だけ調律を頼んだが、
それ以後は、暇さえあれば自分でピアノの調律を行っている。
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粘土 |
焦りつつも畑や庭仕事、はたまたピアノ調律と時間が過ぎていく。
小田急個展前に粘土の調整をし、乾燥しないように保存してあり、
その粘土の調整も行なった。
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調整 |
土練機が使えれば楽だが、
鉄粉が混ざってしまうので、
どうしても手で揉むしかない。
柔らかい部分と固い部分をまんべんなく合わせ、
全体に均等に水分が行き渡るようにし、
ひと固まりずつ軽く揉んだ。
そうして出来上がった粘土を更になじます為、
ポリ袋に詰めて保存。 粘土作りは大切だが、揉むのは疲れる。
さてピアノ線を緩めたり引っ張りたりした調律、
一つの音が不協和音にならないよう、もう一度確かめなくては。