創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

釉薬がけ

2013年09月05日 | 日記

金澤画廊個展に向け、ようやく小物作品の焼成までこぎつけた。
今回は白磁釉薬を施し、品良く焼き上げる作品の数々を準備。

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   作品の一部


小物とはいえ、扱いやすく美しい焼き上がりになるように作り上げた作品たち、
一つ一つ吟味して鉄粉やゴミが含まれていないか、丁寧に調べ上げた。

土練機が使えない分、この夏の暑さに参りつつも一生懸命に粘土をこねた。
心こめてロクロで作り上げた作品たち、素焼きもじっくりと時間をかけて行った。
なぜなら急激な温度の上昇や急冷を行うとヒビが入ってしまうのです。

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   白磁釉薬


作品に不純物など何も無いことを確かめ、いよいよ釉薬がけ作業の開始。
ロクロでは極力薄く作ってある作品たち、釉薬を厚くかける必要があるため、
釉薬がけも更に慎重のうえ行った。

私の白磁作品は真っ白ではなく、ほんの少し青みの発色が出る調合をしてある。
この方がより深みや趣のある白磁作品として価値があると信じている。
この釉薬、薄くかけると私が求める白磁作品にならない、というより、
私が欲している白磁作品ではない。

作品全体がしっとりと、かつ品良く深みのある白磁作品として
焼きあがることを願って釉薬がけを行った。

時間はかかったが、夕方には窯詰めも完了し、
あす早朝から窯焚きを行う。

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   ナス


釉薬がけの準備を行いながら、畑も気になり出かけた。
毎日雨続きで中々出かけられなかったが、今日は久しぶりに太陽が顔を出した。

タップリと水分を吸収したナス、大きなものが沢山ぶら下がっていた。
ナスは花が咲くと必ず実がつく。 しばらく畑に行かないと、とんでもないことに。
こんなに沢山なって、と思うくらいブラブラとぶら下がっていた。

新鮮なナス、軽く塩を振ってアクを出し、ぎゅっと絞って即席漬物に。
私は化学調味料は好きでなく、外食の時も一口食べただけで味がわかり、
化学調味料などが入っている食品は殆ど残してしまう・・・もったいない事だが。

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   青紫蘇


ナスは様々な料理に使えて大変便利な食材、
加えてカロリーも低く、健康には最適の夏野菜。

いつもの年なら、この時季のナスは硬くなったり、少し苦味が増してくるのだが、
今年の異常気象のためか、今なおみずみずしいナスが収穫できる。

ナスの横には青紫蘇がこんもりと育っている。
畑には2本の青紫蘇を植えてあり、ジュースに使ったり薬味にしたり。
またやわらかい先端を摘んでサラダにも使っている。

当然ながらナスの塩もみにも加え、生姜(しょうが)とともに和え、
風味豊かな「 箸やすめの一品 」としても食べている。

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   畑


梅雨には殆ど雨が降らず、夏野菜は太陽の恵みを受けて大豊作と思っていたが、
収穫時季が近づくとともに雨続きで、スイカなど這う野菜の殆どが不作だった。

冬野菜の準備もしなくてはならないが、気温が高く種も蒔けない。
気候が落ち着いてくれない限り、自然相手の野菜作りはどうしようもない。
さっぱりと片付いた畑、ネギ、ナス、紫蘇、ピーマンだけが育っている。
葉物の野菜は、高温続きの毎日で全滅だった。


コメント
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