金澤画廊個展が無事おわり、作品の整理などを先に行おうと取り掛かってみたものの、
頭の切り替えが下手な私、こちらを片付けている内に横のものが目に入り、
先に手をつけたものが中途半端の状態になり、それが延々と続く有様。
個展作品の搬入搬出はものの数時間で片付けられるのに、
家に戻って来た作品を片付けるのに手間取っている。
早くスッキリとしなければと、焦れば焦るほど散らかし放題になり、ふーっと溜息。
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梯川の堤防 |
個展期間中は金沢に毎日通い、帰ったら歩こうと思っていたが、
当初の計画通りには動けず、ようやく今になって歩きの運動を始めた。
二週間のうちに、堤防はすっかり様変わり。
ススキはすでに盛りを過ぎ、柔らかい綿毛を風の吹くままに飛ばしている。
あれほど雑草でいっぱいだった堤防が、きれいサッパリと刈り取られていた。
刈り取られた堤防には彼岸花。
今年の気候変動でこの時季に咲くかと心配していたが、
彼岸花だけは暦通りに今が盛りと咲き誇っている。
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彼岸花 |
雑草の刈り取られた後の殺風景な堤防、そのいたるところに咲き出している彼岸花。
こんなにもうつくしい花、一輪二輪を採取して壷に生けてみたいものだが、
彼岸花は家に持ち込んだらいけないと小さい頃から聞かされていて、
花に変わりはなしと思いつつも、採取してまで飾ろうという気が起こらないから不思議。
不思議ついでに、何故ゆえに彼岸花を採取してはいけないのだろうか?
この言い伝えは、この辺りだけの事なのだろうか。
よその地域では特にこだわりは無いのだろうか、など思いつつ彼岸花をめでつつ歩いていた。
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キアゲハ蝶 |
最近の私の回りの事を思い巡らして歩いていたら、目の前を何かが横切った。
あっ、アゲハ蝶。 キアゲハ蝶がひらひらと飛んでいる。
こんな殺風景な堤防、何を求めて飛んでいるのだろうと目で追っていたら、なんと彼岸花に。
彼岸花には蜜があるのだろうか。
金澤画廊前に植わっていた芙蓉の木、その花を求めてクロアゲハが飛んでいたが、
まさか彼岸花にキアゲハが蜜を求めてくるなんて。 長年堤防を歩いているが、
この光景は初めてのこと。 わずかばかりの蜜を求めて飛び回るキアゲハ、
何となく 「はかなさ」 を感じるから不思議。
日毎に深まる秋の風情、もの想う季節なのかも知れない。
そして作品の整理と片付けを行いつつ、パソコンでの整理も行っておりましたら、
またまたパソコンに不具合発生。 この前と同様に種々の対処法を試しておりますが
全く言うことを聞いてくれない。 サービスセンターに問い合わせしながら対処していましたが、
ハードディスクの不具合ではと。
仕方ないので早めに日記を載せたあと、販売店に持ち込みます。
修理に出し、すぐに戻ってくればいいのですが、さて今回はどうなることやら。
便利なものは何もなければ至極扱いやすいですが、不具合が生じたらどうすることもままならぬ。
それでは今から修理依頼をしてきます。