創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

九谷と花、そして復活祭

2014年04月20日 | 日記

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   サイエンスヒルズこまつ


16日、「 九谷と花、選抜出合い展 」が始まった。

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   場内案内


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   テープカット


午前9時半から開会式があり、
来賓の挨拶の後、恒例のテープカット。
多くの出品者と共に私も開会式に出席した。

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   龍生派


私の作品、青磁壷には龍生派の本田祥雲さんがお花を生けてくださった。

3月20日、近隣町内にお住まいの本田祥雲さんから丁寧なお便りを頂いた。
私の作品にお花を生けてくださると書かれてあった。

そして作品との出合い。
お花の流派の事は全くの無知で、どのような姿になっているかと作品を拝見した。
第一印象、「 前進 」、そして「 羽ばたき 」を感じた。
青磁壷が芯のようにも感じた。

どの方が本田さんかと探したが、余りにも多くの来場者で見つけられず。
ご挨拶をと思ったが、開会式ではお目にかかれなかった。

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   出品者氏名


同日午後6時からオープニングパーティーが行われ、会場にて本田さんにお目にかかった。
本田祥雲さん、そして師匠の生駒紅雲先生も居られ、ご挨拶させていただいた。

この作品の意図をお聞きしたら、「 包み込みたくなるように感じました。」とのこと。
「 宝物・玉(ぎょく)を抱きしめ前進、飛躍 」、なるほど、青磁はヒスイにも近い趣。
心に感じたまま生け花に表現していただき、とても嬉しく思った。

個展などでお客様にも申し上げている事だが、
青磁だから、白磁だからと決め付けないで、お好きな様にとお話しさせて頂いている。
事実、我が家で何かを生けるとき、その時々の気持ちのまま自由に生けている。

生駒紅雲先生、本田祥雲さんのお話しが心の中にスッと入ってきて、
とても楽しく有意義な時間を過ごさせていただいた。これからも宜しくと申し上げた。
そして来月、仙台・藤崎デパートで個展を開催する事もお話しした。
仙台の、多くの方々にも作品をご覧いただければ幸せに思います。

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  カトリック金沢教会


     聖堂内


今日、4月20日、
金沢市の中心、広阪にあるカトリック金沢教会で復活祭が執り行われた。
あさ早く出かけたが、すでに駐車場は満車状態、
しばらく待って、空いたスペースに車を止めた。

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   パイプオルガン


10時半から執り行われる復活祭、1時間以上も時間があったが、
思ったより早く時間が過ぎ、10時半、Cantate Domino からミサが始まった。
ミサ曲の練習を欠かさず出席させて頂いたお陰で、何とか努めることが出来た。

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   チプリアノ神父


若いときから今日まで、
ずいぶんと長きに渡って復活祭のお手伝いをさせていただいており、
今日のチプリアノ神父の説教も心に響くものであった。

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   タマゴ


特に今年は悲しい別れが続いた。
早く気持ちを入れ替えねば、と思いつつも、
どうしてもその場面が浮かんできて、やりきれなくなってしまっていた。

でも今日のチプリアノ神父のお話しの中で、
先に旅立った方々を偲びつつ、また我々もいつの日にか会いに行く、
そしてそこで永遠の暮らしが出来る、その言葉が心に深く入ってきた。

いま生きている我々も、いつかは必ず旅立っていく。
その時まで悔いの無い豊かな心で生活したい、しなくてはと思った。
素晴らしい青空の下、厳粛な復活祭に参列できた事、
心より幸せに思った。


コメント (2)
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