創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

快晴

2013年03月05日 | 日記

久しぶりの晴れ、太陽ってこんなにも暖かいんだ。
就寝前にカーテンを開けておいたダイニング、朝日が部屋の隅まで照らしていた。
一日晴れるのかな?何とか一日晴れていて欲しい、
と言うのも、北陸の天候は目まぐるしく変化する。

Photo

   2月5日撮影


   雪柳


ひと月前に撮影した雪柳、まだまだ蕾も固く、毎日の雪降りで縮こまっていたが、
天気も良いので観察してみた。

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   3月4日撮影


   雪柳


おっ、何と蕾がぷっくりと大きくなっているではないか、
このまま天候に恵まれたら、一輪二輪と咲き出すのではなかろうか。
背景の青空も美しく、膨らみ始めた蕾を眺めていた。

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   青磁用壷


千葉三越個展までわずか、
気持ちが焦り始めてきているが、出来ることから順々にこなしている。

今年になってすぐ始めた 「 ご案内状=DM 」 の制作。
ご案内状の写真を工夫して撮影し、三越そして印刷会社と打ち合わせを始めた。
紆余曲折し、ようやく仕上がったのが先週末。 計画ではもっと早く仕上がる予定だったが、
思うように進まないのが予定。

何度も何度も点検し、これで良し!と合格を出して刷り上げてもらい、
3月1日、千葉三越へ発送した。

いまなお厳しい経済状況が続いているが、何とか個展会場に来ていただき、
作品をご覧いただきたく、写真撮影にも思いを込めた。

この間からの素焼きも無事に終えることができ、
今度は高温焼成の、本窯(ほんがま)焼成の準備に取り掛かった。
気持ちよく晴れた昨日、太陽光線を背に受け外での仕事開始。
作業場は、工房の中ではなく愛車のトランクの上で。

とはいうものの、吹き付ける風はとても冷たく、春まだ遠しを感じた。
風は冷たく手も感覚がなくなるほどだったが、太陽光線はとても明るく、
工房の、どの照明よりも強い光で、細かいゴミなども探し出すことができた。

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   ゴミはらい


天気予報をいつも見ているが、この季節の予報は必ず雪。
本窯の準備はロクロ場でしなくてはならないだろう、と思い、
先週は徹底的に掃除し、雑巾でキレイに拭いた。

私の工房はビックリする位に狭い。 訪れる人にお見せすると驚かれるほどだ。
加えて収入の殆どを工房につぎ込んだため、たくさんの備品で満杯状態。
窯焚きの準備する場所を確保する為、まとめられるものは一箇所に、
焼きあがっているものは順番にダンボール箱に詰め、何が入っているかメモした。

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   春の使者


先日からの荒れた天気で歩きの運動ができずにいて、
これではマズイ!と天気も良いことだしと、梯(かけはし)川の堤防に出かけた。

降っては消えしていた雪、ほとんど視界には入ってこない。
けれど庭での外仕事よりも冷たく強い北風、ヤッケのフードを深々とかぶり、
堤防をひたすら歩いた。

いつもながら、イヤホーンでラジオを聴きつつ、胸ポケットには携帯電話、
そして手袋をはめた手には愛用のデジタルカメラ。
こんなにいい天気、どこぞに春が?と探してみたら、
なんと、ちっちゃい春がひとつ。 オオイヌノフグリ。

誰が名付けたかは知らないが、なんでこんなに愛らしい花がイヌノフグリ?
直径5ミリほどの、ほんとうに可愛い春を告げる花である。
この花が咲き出せば、次はつくしんぼう(ツクシ=土筆)が芽を出し始める。

ああ、早く春がこないかなあ、と折り返し地点で今来た道を振り返れば、
真っ青な空に真っ白な白山が浮かび上がっていた。
さあ、戻って仕事の続きをと再び歩き始めた。

Photo_8


                         白山  午後2時半
   


コメント (2)
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