創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

土練機、試運転と搬入

2012年04月20日 | 日記

16日月曜日、
友人と一緒に鉄工所へ。

Photo

   鉄工所内


分解してあった土練機、
鉄粉などがつかないよう、別の工場に移動して組み立ててあった。

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   試運転



   社長と友人 
 


いよいよ試運転。
ここまでくるのに、随分と時間がかかってしまった。
友人がすべてに点検と指示を出してくれ、ようやく試運転が出来るようになった。

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   圧力


土を入れ、真空状態になっているか、目盛りの確認。
空気漏れは無く、ゲージの目盛りも一定の値をさしていた。

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   空気漏れ


が、土練機から押し出されてきた粘土を薄く輪切りにして調べてみたら、
筒状になっている粘土の中心部に空気漏れが・・・なぜ?
圧力はキッチリと真空状態を示しているのに、漏れが発生。

どの箇所から空気が漏れるのか、社長、友人、そして私の3人で検討。

粘土を入れる、投入口は問題なし。
友人が指示を出して徹底的に点検した真空室、問題なし。
あとは粘土が出てくる先端部分に問題があるのでは、と結論。
友人の指示で、仮の部品を急遽作ってもらって再運転。

粘土の固さを変えてみたり、
私がロクロで使う、粘土の固さに調節したりして、
何とか空気漏れが防げた感じがした、が完璧ではなかった。

とりあえず、この状態で土練機を使うことにし、
仮に作ってもらった部品をステンレスで作り直すことにしてもらい、
試運転は終了。

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   白山


すぐに修理が済んで、すぐに使えると思っていた土練機、
まさかの事実の発覚で、こんなにも時間が経過してしまった。
部品完成を待ちながら、天気の良い日の堤防を歩いていた。
すべてが白の世界だった冬から、今は春。

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   搬入


そして今日、朝一番に土練機の搬入。
友人も8時前には我が家に来てくれ、土練機が来るのを待っていた。
午後から雨の予報が出ていたが、運よく雨に打たれずに済んだ。

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   3人で


   鉄工所から二人と友人


土練機を出すときも難儀したが、
工房の中に入れる時も時間がかかった。
やはり我が工房は余りにも狭い。

微妙にクレーンを操り、1センチ、2センチと土練機を動かして、
ようやく工房内に入れることが出来た。

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   位置確認


元の設置場所に納めるために、位置の確認。
電気配線の確認、そして試運転。

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   設置完了


約1時間半かかって、土練機は元の位置に設置完了。
完璧ではないが、とりあえず、この状態で使ってみることにし、
不具合が生じれば再調整してもらうことにし、搬入は無事終了。
それにしても長すぎた。

私の悪い癖で、
一つの物事につまずいてしまったら次の行動に移れなくなってしまう。
何をしていても、たえず土練機のことが頭から離れないのだ。
頭の切り替えの下手な自分に辟易していたが、
今日から前向きに、と思っている。


コメント
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