オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

2010年、全日本選手権、番外編

2010年12月29日 10時46分03秒 | フィギュアスケートとの出会い

本日12月29日は大切な日。荒川静香さんの誕生日です。全日本選手権の放送では的確な解説で私にとって、たいへん良い指針となりました。願わくは八木沼純子さんに悪いのですが、荒川ファンとしては、荒川さんだけの解説で、たっぷりと聞きたかったのが本音です。(八木沼ファンの皆様、ゴメンナサイ)
私は、年明けそうそうの1月8日に大阪へ「スターズ・オン・アイス」を見にいきます。このアイスショーには荒川さんも出演します。私は元旦から仕事なので、これが初詣のようなものです。新春から荒川静香さんを拝むことが出来るとは、来年はいい一年になりそうです。

これからは全くの余談。
先週、母と全日本選手権の男子SPの放送を見ていました。番組の前半、クイズ形式でいろいろとやっていましたが、戦前の話題の時、突然、母が言い出しました。
「(死んだ)お父さんがエッちゃん、エッちゃんとよく言っていた。エッちゃんを見た時の話をよく聞かされた」
いったい何のことかと思いました。そしてエッちゃんて誰?大昔のスケート界に関しては全く無知の私には、その時はサッパリわかりませんでした。そして、いろいろと調べてみました。
亡き父の思い出のエッちゃんの本当の名前は稲田悦子さん(大正13年生 -平成15年没)。稲田悦子さんは父と同じ大阪生まれの大阪育ちである。昭和10年のフィギュアスケートの全日本選手権で女子シングルの初代選手権者になり、昭和12年から昭和16年まで連覇を果たしている。また昭和11年2月、ドイツで行われたガルミッシュパルテンキルヒェンオリンピックに12歳で出場。戦前の冬季オリンピックに参加した唯一の日本女子選手とのことである。正に、日本の女子フィギュアスケートの先駆けの選手である。 

上の写真はオリンピックの時のもので、右から2番目が当時12歳の稲田さんである。

調べれば調べるほど本当に驚いた。私は父から生前、稲田悦子さんの話は全く聞いていない。先週のテレビを前にしての突然の母のつぶやきが初めてである。父がフィギュアスケートに興味を持ったのは昭和40年代、今は無くなりましたが四国で初のスケートリンクである高松スポーツパレスの建設に関ってからだと、今まで思っていたので、父の子供の頃の戦前までさかのぼるとは、本当に驚きました。稲田さんも父も大阪生まれの大阪育ち、実際に見る機会が多かったに違いありません。昭和10年代前半、まだ小学生だった父にとって少し年上のエッちゃんは、正にアイドル的存在であったのでしょう。おそらく日本人として最も早い時期に生でフィギュアスケートというものを見ていた人間でしょう。戦前の稲田悦子さんの思い出を胸にしまっていたとは・・・。もし父が生きていたら正に女子フィギュアスケート創生期の話を聞けたはずなので、今となっては本当に残念ですが、しかたがありません。

今回、稲田悦子さんの事を調べていて、改めて痛感したのは現在の女子フィギュアスケート界の凄さである。昭和10年代、このような時代が来るとは夢にも思わなかったでしょう。今年の全日本選手権を父に見せてあげることが出来なかったのは本当に残念である。もし父が元気だったら誰のファンになったかな?たぶん安藤美姫さんかな?いろいろ思いを馳せるものがあります。

以上、全くの余談でした。本当に失礼しました。

さて、これが今年最後の更新となると思います。今年は私自信、3月肺炎になり、たいへん苦しい思いをしながら仕事を続けたり、4月から1番店へ配属先も変わり、激動の一年でした。また音楽面では、たいへん迷いを生じ、不愉快な思いをさせてしまった方もいたのではと今も心苦しく思っています。ただ、今は自分の感性を頼りにCDを聴きこんでいます。ただ、いろいろなことがあった中で、一番嬉しかったのは全日本選手権での浅田真央さんの復活です。演技を見ていて熱いものが込み上げてくるものがありました。人間にとって「感動」することが、生きて行く為の一番の良薬であることを深く痛感しました。

皆様には、今年も、たいへんお世話になりました。
来年もよろしく御願い申し上げます。
何卒、良いお年をお迎え下さい。



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3 コメント

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ありがとうございました (ハルくん)
2010-12-31 17:19:24
今年の全日本選手権では、浅田真央さんの復活も、安藤美樹さんの会心の演技による優勝も本当に嬉しいものでした。世界選手権が楽しみです。

今年も1年間お世話になりました。やはり同好の士との交流は楽しいものです。ただスケート選手でも音楽でも、ひいきの対象は誰しもが異なって当たり前ですので、お互いに尊重しあうことこそが大事ではないでしょうか。自分でも分かっているつもりですが、ついお気持ちを損なうような記事がありましたらお詫びいたします。

それでは来年も変わらぬお付き合いをよろしくお願い致します。
どうぞ良い年をお迎えになってください。
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今年も楽しませていただきました (sasha)
2010-12-31 21:30:37
稲田悦子さんのことはいつも自分がお邪魔しているサイトで
たまたま教えていただいて知っていましたが
この小さな少女が日本の代表として
世界の舞台に出られたことを思いますと
本当に胸がいっぱいになります。



今年もこちらのブログを楽しく
読ませていただきました。
ありがとうございました。
真央選手のファンならばもっと選手を信じてあげなくてはいけないのですが(汗)
いつもくじけそうになってはこちらのブログで
勇気をいただいて、また復活・・・とその繰り返しでした(来年もそうなるのでしょうか^^;)

来年もよろしくお願い致します。

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Unknown (オペラファン)
2010-12-31 23:00:14
ハルくんへ

私自身、音楽でもフィギュアスケートでも、この人と決めたら、とことんついていくタイプなので、どうしても誤解をまねくことがあるようで、私自身、感情的になってしまう場合もあり、いろいろ反省しています。
ただ、愛情は人一倍持っているつもりなので、どうかご理解下さい。
いよいよ、今年もあとわずかです。今晩のテレビ東京系の放送の「ジルベスターコンサート」に小林研一郎氏が登場するので、これを見て寝ます。

今年もいろいろ御世話になりました。来年もよろしく御願い申し上げます。

sasha様へ

恥ずかしいことに稲田悦子さんのことは全く知らなかったので、いろいろ調べていて驚きの連続でした。あの小さな少女が正に現在の女子フィギュアスケート界の草分け的存在であり、そして亡き父がリアルタイムで見ていたということに言い様もない感概を憶えました。
私はフィギュアスケート、特に女子シングルにハマっているのも何か運命的なものを感じました。
さて、浅田真央さんの復活。本当に良かったですね。これからも、ソチ・オリンピックまで山あり谷ありかもしれませんが、お互い、一生懸命、真央さんを応援していきましょう。

それでは良いお年をお迎え下さい。来年もよろしく御願い申し上げます。

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