オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

2010年、グランプリ・ファイナル、女子フリー

2010年12月11日 21時13分37秒 | 2010-2011年シーズン
今、グランプリ・ファイナルの女子シングル・フリーを見終えたところ。
世界のトップ・シックスのスケーター達の演技は、本当に見応えがあった。フィギュアスケートを見る楽しさを満喫しました。順位は別として個々の演技に酔うのみである。
シニア初登場のファイナルでの表彰台の村上桂菜子さんに大きな拍手!
鈴木明子さんと安藤美姫さんの演技も良かった!暮の日本選手権、そして3月の世界選手権での最高の演技を期待したい。これからです。ますます磨きのかかった凄い演技になりそうです。
カロリーナ・コストナーのドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」も美しかった。曲を聴きながら酔うのみである。
さて、多くのフィギュアスケートファンの皆さんは日本人選手が優勝しなかったので、がっかりしている方がほとんどでしょう。しかし、私は全くがっかりしてません。なぜなら、アリッサ・シズニーが優勝したからである。シズニーの優勝は本当に嬉しい。本当におめでとう!
本当に美しい演技だった。シズニーほど、フィギュアスケートの持つ美しさを強く感じさせるスケーターはいない。得意のスピンは息を飲むような美しさである。またブルーの衣装が氷上に映えて本当に美しい。「美しい」という言葉しか思い浮かばない。
今回の優勝で少しでもシズニーの魅力に気が付いてくれる方がいれば、こんな嬉しいことはありません。

これでグランプリシリーズはおしまい。これからは世界選手権モード。
暮の全日本選手権、また全米選手権と、いよいよ3月の世界選手権に向けて、こちらも力が入ります。
ファイナルでは6位に終わったレイチェル・フラットも全米選手権で必ず巻き返してくるに違いない。
ただ、しばらくはアリッサ・シズニーの美しい演技の余韻に浸ることにしましょう。


2010年、グランプリ・ファイナル、SP

2010年12月10日 22時02分13秒 | 2010-2011年シーズン
この数日、仕事がハードでヘトヘトである。
今日はグランプリ・ファイナルのSPである。
フラフラしながら帰宅すると、ちょうど鈴木明子さんの演技が始まっていた。
結果的には4位発進ですが、悪くなかったと思う。明日のフリーの「屋根の上のヴァイオリン弾き」が本当に楽しみです。

村上桂菜子さんのハツラツした演技は、本当に気持ちがいい。
カロリーナ・コストナーも好調。長身だけにジャンプが成功すると、本当に素晴らしい。こちらもフリーの「牧神の午後への前奏曲」が楽しみです。

安藤美姫さんはプログラムを変更してのSP.衣装が大人の雰囲気が十分でリンクに立っているだけで惚れ惚れするものがあります。ジャンプのミスは残念ですが、これからの全日本選手権や世界選手権を視野に入れてのプログラム変更でしょう。しっとりとした、なかなか、いいプログラムなので、これから、もっと滑り込んで最高のプログラムにして欲しい。

そして、アリッサ・シズニーが本当に素晴らしかった。そして美しかった!
いつもながら、スピンの美しさには息を飲む思いである。得点や順位は別として、本当に素晴らしい演技を見ることが出来たと言う満足感を味あうことが出来ました。

今日は、ここまで。
本当はもっとコメントしたいが、疲労困憊の為、ご勘弁下さい。

「Sunrise Sunset」

2010年12月08日 10時20分21秒 | 鈴木明子さん
「いつも おんぶしていたかわいい 小さな子

 いつか大きくなった二人 こんなに きれいになって
  
 立派になったのか 昨日までは小さな子が
  
 陽は昇り また沈み 時はうつる やがて朝がくれば花もすぐ開く
 
 陽は昇り また沈み 時はうつる よろこび 悲しみをのせて流れゆく

 口には出して云へない 今日のよろこびよ

 やさしく手をとりあって いつまでも
  
 しあわせそうな二人 かたく 結ばれて いつの日か 私たちも

 陽は昇り また沈み 時はうつる よろこび 悲しみをのせて流れゆく」

ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」のナンバーの中で一番よく知られて有名なのは「Sunrise Sunset(陽は昇り 陽は沈み)」でしょう。
この哀愁に満ちた曲は主人公のテヴィエの長女のツァイテルが幼なじみとの結婚式でテヴィエとその妻のゴールデによってコーラスを伴って歌われます。
ユダヤの人たちによる厳粛なしきたり通りに行われる結婚式。その中で過去を懐かしみ、今を憂い、明日に希望を託して歌われる曲で、この結婚式の場が、このミュージカルの中で一番の見せ場、聴きどころでしょう。

余談ですが、私がこの曲(作品)を聴いた(知った)のは、おそらく中学生の時。
当時、毎週土曜の夕方、NHKのテレビで「歌はともだち」という番組があり、毎週豪華ゲストの登場で子供向けの音楽番組としては、今、思うと、たいへん贅沢な番組でした。
さてこの番組で今は亡きオペラ歌手の大橋国一氏と当時人気絶頂だったピンキーとキラーズのピンキーこと今陽子さんが登場して「Sunrise Sunset」をデュエットして感じやすい年頃だったこともあり、たいへん感動したのが、この作品との出会いのはず。
大橋氏の朗々と響くバスの歌声、そして今陽子さんの澄んだ歌声によるデュエットはたいへんな年月が経ちましたが今も忘れられません。
惜しくも癌で亡くなった大橋国一氏のことを記憶にあるのは、もうおそらく私以上の世代しかいないでしょう。この時、オペラ歌手の声の物凄さも併せて知ったといえるでしょう。

もうすぐグランプリ・ファイナル。
いろいろ見所があると思いますが、私はやはり鈴木明子さんの演技を一番、楽しみにしています。
「屋根の上のヴァイオリン弾き」の素晴らしい音楽に乗っての演技をまた見る事が出来るという喜びが、たいへん大きい。
なお、このミュージカルの作曲者のジェリー・ボック氏が先月11月3日亡くなりました。享年81歳。
鈴木明子さんの素晴らしい演技は亡きジェリー・ボック氏への追悼にふさわしいものとなるでしょう。
ご冥福をお祈りします。

N響のマーラー「復活」

2010年12月06日 22時53分46秒 | NHK交響楽団
毎週日曜のお楽しみは、早朝にNHKハイビジョンで放送されるNHK交響楽団の演奏会。
昨日はマーラーの交響曲第2番「復活」だった。
誰かさんが実際に会場で聴いた演奏会の映像である。
マーラーの「復活」は若い頃、よく聴いていたが、齢を重ねてくると、ほとんど聴かなくなった。今回、本当に久し振りに聴いた。この前は、いつ聴いたのか思い出せないくらいである。なお若い頃、よく聴いていたレコードはメーター指揮ウィーンフィルの録音(デッカ)である。
さて、今回の放送。映像で見ると、やはり面白い。広いNHKホールのステージいっぱいに勢揃いしたオーケストラとコーラスを見ると、この作品に規模の大きさを実感できる。おそらく、あの大きなNHKホールが地響きがしたのであろう。
指揮者はよく知らない名前だが、演奏はハッタリのない作品を真正面からとらえた演奏で、好感が持てる演奏である。ただコーラスがやや硬いように感じた。実際、会場では、どうだったのであろうか?
たいへん長大な作品ですが、やはり一番の聴き所は最終楽章のフィナーレでしょう。ここで聴き手は我を忘れる思いになるのでしょう。そして今回、私も我を忘れました。
マーラーの思いが、ここに集約されているのかもしれません。
深夜に録画を見たので、少しヴォリュームを絞って見たので、今度は休みの日に昼間、ヴォリュームを上げて見る事にしましょう。演奏の印象が変わるかもしれません。

「スターズ・オン・アイス」

2010年12月05日 23時33分29秒 | 2010-2011年シーズン
本日、「スターズ・オン・アイス」大阪公演の公演のチケットを確保する。1月8日である。

せっかくへ荒川静香さんが大阪へやってくるのだから、ぜひとも行かなければいけません。また、浅田真央さんを激励しなくては!

ただし当日は終日、財務大臣閣下の監視付きである。

中野友加里さんへの思い。

2010年12月04日 21時02分13秒 | 中野友加里さん
今日、帰宅すると手配していた「フィギュアスケートDAYS Plus 女子シングル読本2010-2011」が届いていた。
財務大臣閣下が毎度ながら一発。
「来とるで~。来とるで~。中野友加里さんのことが大きく載っとるで~」
ん~。私が帰宅する前に既に目を通して、チェックされていたのか!

美しいカラー写真満載。録画した映像もいいが、表情や動きなど瞬間をとらえた写真も本当に見逃せない。
しかし今回、読んでいて、やはり何とも言えない感情を憶えたのは、やはり中野友加里さんの特集のページである。
1ページまるまる2007年アイスショーでの「SAYURI」の写真に目が釘付けになる。透きとおるような美しさである。
正直なところ、私は今だに、彼女を失った喪失感がまだ残っています。
スパッとリンクから去った中野友加里さん。昨年の全日本選手権を終えて彼女の胸にいったい何が去来したのでしょうか?
私は幸運にも昨年暮の「メダリスト・オン・アイス」で彼女の最後の演技を見ることが出来ました。
今だに気になっていたこと。彼女はこの時リンクに立った時「これが最後」と決めていたのだろうか?と。

(略)次の日のメダリスト・オン・アイス。これが日本では最後の演技かもしれない、という気持ちはありました?
「そうですね。それに、もしかしたら、エキシビションを滑るのは最後かもしれないっていう思いもありました。(後略)」

メダリスト・オン・アイス当日。これが最後かもしれないと思って大阪のなみはやドームのリンクに立った中野友加里さん。そしてスタンド席の片隅で、リンクを見つめながら、ひょっとしたら、中野友加里さんの演技を見ることが最後の時かもしれないと気持ちに陥り熱いものが込み上げてきたその時の私。
あれから1年経とうとしていますが、あの時の思いが再びよみがえってきます。おそらく、私に、こんな感情を抱かせるスケーターは中野友加里さんだけでしょう。

スケートは楽しかった?
「苦しかった。楽しかったんだけど、楽しさをこえたら苦しみに変わるんだなっていう感じですね。(後略)」

彼女のドーナツスピンは本当に素晴らしかった!
このスピンを生で見ると何か引き込まれそうな気持ちになるくらい美しさと凄みを兼ね備えていました。このドーナツスピンを彼女は「苦しかった」と思うくらい、たいへんな思いをして習得したのだと今回、記事を読んで改めて痛感すると共に、言い表わすことの出来ない感情に襲われました。
今はテレビ局の社員としてフィギュアスケートと縁の無い部署で活躍中ですが、再び彼女の心の中でフィギュアスケートへの何らかの思いが蘇った時が来て欲しいと・・・
かなり以前、中野さんがまだ現役の頃、私の大好きなスケーターをコメントしました。
一番好きなスケーター   荒川静香さん
二番目に好きなスケーター 中野友加里さん
三番目に好きなスケーター 鈴木明子さん(今は浅田真央さんも加わります)
この気持ちは今も変わらない。荒川静香さんと中野友加里さんは永久欠番と言ってよいでしょう。

話が湿っぽくなりました。
読んでいて心がウキウキするページもありました。
今井遥さん。
こちらも1ページまるまる「だったん人の踊り」の衣装をまとった写真。

スケーターでの将来の夢や目標は?
「プロスケーターになりたいです」

何か飛び上がりたいほど、うれしくなる。
荒川静香さんや中野友加里さんが私に教えてくれたフィギュアスケートの真髄、そして魅力を私の心の宝として、次の世代をになうスケーター達の氷上での演技を見つめて行きたいと思います。

ワルターの「巨人」

2010年12月03日 11時06分26秒 | 今日、聴いたCD
マーラー 交響曲第1番二長調「巨人」

ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団
(国内盤)CBSソニー 35DC90 (1961年録音)

久し振りにワルターの指揮するマーラーの「巨人」のCDを聴いて夢の中にいるような気持ちになる。何か魔法をかけられた様な感じである。
現在、オーケストラのレベルもどんどん上がり、マーラーの交響曲の演奏もたいへんな域に達してきたが、私は、この半世紀前の演奏が大好きである。
1961年、ワルター84歳の時の録音。約半世紀前の演奏であるが、演奏の古さは全く感じない。
大編成のオーケストラの威力をけっして誇示することなく、この作品の魅力をあらん限り伝えてくれるワルターの指揮の素晴らしさ。目の前でワルターがこの作品の魅了を語っているような気になります。
まさに「詩情」という言葉が思い浮かびます。
第1楽章、神秘的な序奏から始まり、かっこうの美しい鳴き声。正に夢の世界である。
また第3楽章のトリオの美しさ。これだけ美しく演奏した指揮者はいただろうか?
 
さて私の所持しているCDはレコードの時代からCDの時代に突入して、CBSソニーから初めてCD化されたワルターの録音である。おそらく初めてCD化された過去の演奏家の録音のCD化のはずである。
価格を見ると3500円で今では考えられない価格である。なお解説書を読むと、CD化にあたりオリジナル・マルチ・テープから録音当時のプロデューサー自らの手でリミックスさせたCDとのことである。これ以降、何度か再発売されているはずだが、音質の変化はあるのだろうか?この音質が保っているのであれば幸いである。

GPシリーズ・フランス大会、女子シングル・フリー、その2

2010年12月01日 21時17分57秒 | 2010-2011年シーズン
今日は本来ならば公休日だが、やむえない事情で早朝より出社するが、不愉快なことばかり。つくずく真面目の仕事するのが嫌になってくる。本当にアホくさくなる。
帰宅後、気を取り直して先般のGPシリーズ・フランス大会の女子シングル・フリーの録画を見る。
どうしても私にとって、浅田真央さんの印象が強過ぎる様だが、他にも見所満載。イヤな事を忘れて映像に見入る。
表彰台やファイナル出場が懸かってくると、それを意識してしまうと、なかなか本来の演技が出来なくなるようだ。それを、突き抜けた者が世界選手権の表彰台に登ることが出来るのであろう。

アリッサ・シズニーもファイナル出場を意識してしまったのだろう。ジャンプのミス。ただシズニーには荒川静香さんが解説でも、おっしゃっていましたがジャンプ並の得点を出すことが出来るスピンやスパイダルがあります。特に、スピンの美しさは世界一と言って良いでしょう。あのスピードが落ちないスピンは驚きである。
またカナダ大会の時にもコメントしましたがブルーの衣装がリンクの氷に映えて、本当に美しい。またキス&クライで私が大好きなお姉さまであるコーチの佐藤有香さんと並んでいるシーンを見ただけで何か嬉しくなります。

今井遥さんは初めて経験した大きなプレッシャーだったのでしょう。後半は何が何だか分からなくなっていたのかもしれない。しかし、この経験は今後、何らかの形で生かされるものと信じています。
何度もコメントで書いていますが「だったん人の踊り」は私の大好きな音楽。次は日本選手権での素晴らしい演技を期待しています。

次はいよいよグランプリ・ファイナル。
私とっては、浅田真央さんが出場しないのは非常に残念ですが、鈴木明子さん、レイチェル・フラット、アリッサ・シズニーの3人が出場するのが、たいへん嬉しく、そして演技が楽しみです。また安藤美姫さんも楽しみです。SPが変更とのことなので、どうなるのか、たいへん興味深いものがあります。

いよいよ12月。今年もあとわずか。大きな大会で残されているのはグランプリ・ファイナルと全日本選手権を残すのみとなりました。
本当に一年が経つのは本当に早いものである。