オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

私事2題

2009年11月26日 09時10分20秒 | 私事
私事その1
いよいよ私の娘が来年1月成人式である。先週、成人式の記念写真の為、前撮りを行いました。美容院で振袖を着付けしてもらい写真屋へ行く。
スタジオでカメラマンの要望でいろいろとポーズをとる娘の姿を脇から見ていて、いろいろな事が頭の中で交錯して何か熱いものが込み上げてくる。
考えてみると私の父は私の妹の成人式の振袖姿を見ることなく世を去っている。やはり無念だったに違いない。
そして年月が経って私は娘の振袖姿を見る事ができた。私の亡き父の思いと重なるものが湧いてきて感無量の気持ちである。
娘は現在、短大の2年で就職活動中であるが連戦連敗中で在学中に内定を取るのは難しいかもしれない。親として心配は尽きないものがあります。しかし、写真屋のスタジオでの娘の姿を見ていると、そんなこと、どこかへ吹っ飛んでしまった。ここまで成長することが出来た。また、それをしっかりと見ることができた。その喜びの方が私にとって大きい。それを見せてくれた娘に感謝したい。
一昨日、ある地元企業の四国では最大規模の倒産が発表され衝撃が走りました。何らかの形で私たちの生活に影響が出そうである。世の中、ますます悪くなっているようだ。しかし娘には目先の事に惑わされることなく、しっかりと前へ進んで行って欲しい。

私事その2
数日前、私の母が、いきなり地元紙の新聞を持ってきました。
「あんたが小学校時代に教わった先生が大きく新聞に載っているよ!」
小学生時代以降、多くの先生方に御迷惑をかけ、お世話になりましたが、現在、私が一番、思い出深く、もし機会があれば再会したいと思っている先生は小学2年と3年の時の担任の先生である。男性で社会科の先生でした。
けっして出来も良くなくスポーツも苦手な私を何故か、かわいがってくれて小学生の6年間の中で一番楽しい時期だったかもしれません。(余談ながら小学5年と6年の時はスポーツ系の先生だったので、私はついていけず少々辛かった。私は当時から文化系のようであった)
その先生がいきなり朝刊の紙面を飾っているので、まさに驚きでした。
地元の小学校の校長を退任後、私財を投じて自宅に讃岐三白のうちの砂糖キビと綿作りを中心とした農園を開き、地元の小学生に開放していて、それが記事として大きく掲載されていました。
大きなカラー写真で見る先生の御姿は年齢も70代に入っているので、頭もすっかり白くなっていましたが、あの優しかった眼差しは昔のままでした。
先生にはいつまでもお元気でいて、いつまでも、あの優しい眼差しを地元の子供たちに送って欲しいものと念ずるのみである。

先生そして家族。
人生、いろいろな方と出会い、それが自分の人生の礎となっていることを痛感している最近である。