①マーラー 交響曲第1番「巨人」ニ長調 ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団 (1961年録音 SONY盤)
②ベートーヴェン 歌劇「フィデリオ」第2幕より レオノーレ序曲第3番とフィナーレ ブルーノ・ワルター指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団(1941年メトでのライブ録音 Guild HISTORICAL盤)
③モーツァルト セレナード第13番K525「アイネクライネナハトムジーク」 ブルーノ・ワルター指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1936年録音 Opus蔵盤)
今日2月17日は私がたいへん敬愛する指揮者ブルーノ・ワルターの命日である。そして今年は没後50年の節目の年である。
私自身のワルターとの出会いやワルターの生涯は「ブルーノ・ワルターとの出会い」をご参照下さい。
先月、(株)音楽之友社より宇野功芳編集長の本「没後50年記念 ブルーノ・ワルター」と言う本が発売され、興味深く読みました。音楽評論家の宇野功芳氏は生前のワルターと文通した、おそらく唯一の日本人でしょう。その時のワルターの返信も掲載され、若き日の宇野氏の音楽や演奏に対する問いかけに、巨匠が真正面から真摯に答を返している文面に、たいへん感動しました。
また、この本の宇野氏の前書きに、ワルターは「音楽の友」の指揮者のファン投票で、20位にも入らなくなったと書かれていました。レコード会社も特別企画も無いようである。時代の流れとは言え、一抹の寂しさを感じました。
さて、今日は朝から私が、いろいろ所持しているワルターのCDの中で、お気に入りのCDを聴きました。
コロンビア響とのマーラーの「巨人」はワルターの録音の中で、私が一番好きな録音、そしてワルター開眼となったCDである。
詩情あふれる演奏。まさに夢の世界。何かワルターが、この曲の魅力を目の前で語ってくれているような気になります。
マーラーの巨人は、やはりワルターが最高である。
ベートーヴェンの歌劇「フィデリオ」から第2幕の後半を聴く。
1941年のライブ録音。晩年の録音に慣れている方が、この録音に収録されているレオノーレ序曲第3番を聴いたら、とても同一人物とは思えないのではないでしょうか?ワルターは温厚な指揮者と言うイメージをひっくり返す気迫あふれる、フルトヴェングラーも吹っ飛ぶ物凄い演奏。演奏後の延々と続く聴衆の拍手が物語っています。
ワルターは時として、このような演奏を聴かせます。それがワルターの魅力の一つだと思っています。
モーツァルトの「アイネクライネナハトムジーク」はSPレコードからの復刻版。
聴いていて、とてもSPレコードからの復刻だと思えないくらい素晴らしい響きである。
よほど状態の良いSPレコードが見つかったのでしょう。
どこまでワルターの魅力か、ウィーンフィルの魅力か分からないくらい両者の魅了が詰まった演奏。
テンポも最高!そして最高のモーツァルトが鳴り響きました。
今日は偶然ですが何故かワルターの生涯から見ると戦前のウィーン時代、アメリカへの亡命直後、そして晩年の録音を逆にさかのぼって聴いたこととなりました。
ワルターの録音は聴けば聴くほど、ますます私を魅了するものがあります。
これからも私の心のより所として聴き続けて行きたい。
②ベートーヴェン 歌劇「フィデリオ」第2幕より レオノーレ序曲第3番とフィナーレ ブルーノ・ワルター指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団(1941年メトでのライブ録音 Guild HISTORICAL盤)
③モーツァルト セレナード第13番K525「アイネクライネナハトムジーク」 ブルーノ・ワルター指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1936年録音 Opus蔵盤)
今日2月17日は私がたいへん敬愛する指揮者ブルーノ・ワルターの命日である。そして今年は没後50年の節目の年である。
私自身のワルターとの出会いやワルターの生涯は「ブルーノ・ワルターとの出会い」をご参照下さい。
先月、(株)音楽之友社より宇野功芳編集長の本「没後50年記念 ブルーノ・ワルター」と言う本が発売され、興味深く読みました。音楽評論家の宇野功芳氏は生前のワルターと文通した、おそらく唯一の日本人でしょう。その時のワルターの返信も掲載され、若き日の宇野氏の音楽や演奏に対する問いかけに、巨匠が真正面から真摯に答を返している文面に、たいへん感動しました。
また、この本の宇野氏の前書きに、ワルターは「音楽の友」の指揮者のファン投票で、20位にも入らなくなったと書かれていました。レコード会社も特別企画も無いようである。時代の流れとは言え、一抹の寂しさを感じました。
さて、今日は朝から私が、いろいろ所持しているワルターのCDの中で、お気に入りのCDを聴きました。
コロンビア響とのマーラーの「巨人」はワルターの録音の中で、私が一番好きな録音、そしてワルター開眼となったCDである。
詩情あふれる演奏。まさに夢の世界。何かワルターが、この曲の魅力を目の前で語ってくれているような気になります。
マーラーの巨人は、やはりワルターが最高である。
ベートーヴェンの歌劇「フィデリオ」から第2幕の後半を聴く。
1941年のライブ録音。晩年の録音に慣れている方が、この録音に収録されているレオノーレ序曲第3番を聴いたら、とても同一人物とは思えないのではないでしょうか?ワルターは温厚な指揮者と言うイメージをひっくり返す気迫あふれる、フルトヴェングラーも吹っ飛ぶ物凄い演奏。演奏後の延々と続く聴衆の拍手が物語っています。
ワルターは時として、このような演奏を聴かせます。それがワルターの魅力の一つだと思っています。
モーツァルトの「アイネクライネナハトムジーク」はSPレコードからの復刻版。
聴いていて、とてもSPレコードからの復刻だと思えないくらい素晴らしい響きである。
よほど状態の良いSPレコードが見つかったのでしょう。
どこまでワルターの魅力か、ウィーンフィルの魅力か分からないくらい両者の魅了が詰まった演奏。
テンポも最高!そして最高のモーツァルトが鳴り響きました。
今日は偶然ですが何故かワルターの生涯から見ると戦前のウィーン時代、アメリカへの亡命直後、そして晩年の録音を逆にさかのぼって聴いたこととなりました。
ワルターの録音は聴けば聴くほど、ますます私を魅了するものがあります。
これからも私の心のより所として聴き続けて行きたい。