昨晩、遅くまで4月17日の日曜の深夜、NHK・BSで放送された「プレミアムシアター」の録画を見る。
指揮者リッカルド・ムーティの特集。
ムーティは現在、現役で活躍している指揮者の中でシャルル・デュトワと並んで、私の1番好きな指揮者である。
私はムーティが世界中の多くの指揮者の中で一番オペラを知り尽くしている指揮者だと思っている。
番組の前半は今年3月の東京での日伊国交樹立150周年記念コンサート 。そして後半は2008年のザルツブルク音楽祭よりヴェルディの歌劇「オテロ」の公演。
メインはザルツブルク音楽祭での「オテロ」だと思い、前半の東京でのコンサートの放送は失礼だったのですが軽い気持ちで見始めたのですが、これがもう前半を見終えて、おなか一杯の気持ちになりました。
オーケストラは、この日のために日本とイタリアの若い演奏家たちで特別に編成された日伊国交樹立150周年記念オーケストラ。そして合唱は東京オペラシンガーズ。
プログラムの前半はヴェルディのオペラから6曲。
歌劇「十字軍のロンバルド人」や「アッティラ」などヴェルディの前期の作品が演奏されてオペラの大好きな私を大いにくすぐるものがありました。
おそらくオペラの経験のない若い演奏者ばかりのオーケストラから、これだけのオペラの雰囲気、そしてヴェルディの作品の持つ力強さ、情熱そして歌心を引き出したムーティの素晴らしさに改めて感嘆しました。
指揮者が自分自身の持っている音楽的経験や愛情をオーケストラに伝えることの素晴らしさを改めて強く感じることが出来て、映像を見ていて本当に最高の気持ちでした。
そしてプログラムの後半はボイートの歌劇「メフィストーフェレ」から「プロローグ 」
この作品が日本で演奏されることは本当に稀であろう。
大編成のオーケストラと合唱が一体になった圧倒的的な演奏。
素晴らしい演奏だった。
ムーティが、この曲をプログラムに加えてくれことに感謝するばかり。
私はムーティが1995年にミラノ・スカラ座で指揮したこのオペラの全曲CD(国内盤)を持っているので取り出して解説書を改めて目を通してみるとムーティの、このオペラに対する愛着を示すコメントが掲載されていた。
私が「メフィストーフェレ」を指揮したいと思ったのは、このオペラが私の愛してやまぬ作品だからです。
今、我が家のスピーカーから1954年録音のアルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団による演奏が流れています。
「プロローグ」だけの録音ですが、あのトスカニーニも、このオペラを愛したのでしょう。
古い録音ですが、何か時代を超えた熱気、情熱を感じています。
さてさて、番組後半のザルツブルク音楽祭での歌劇「オテロ」の印象が気薄。
改めて見直すことにしましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/99/898a36c1eaf3aa6a659d34e7c36686cd.jpg)
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指揮者リッカルド・ムーティの特集。
ムーティは現在、現役で活躍している指揮者の中でシャルル・デュトワと並んで、私の1番好きな指揮者である。
私はムーティが世界中の多くの指揮者の中で一番オペラを知り尽くしている指揮者だと思っている。
番組の前半は今年3月の東京での日伊国交樹立150周年記念コンサート 。そして後半は2008年のザルツブルク音楽祭よりヴェルディの歌劇「オテロ」の公演。
メインはザルツブルク音楽祭での「オテロ」だと思い、前半の東京でのコンサートの放送は失礼だったのですが軽い気持ちで見始めたのですが、これがもう前半を見終えて、おなか一杯の気持ちになりました。
オーケストラは、この日のために日本とイタリアの若い演奏家たちで特別に編成された日伊国交樹立150周年記念オーケストラ。そして合唱は東京オペラシンガーズ。
プログラムの前半はヴェルディのオペラから6曲。
歌劇「十字軍のロンバルド人」や「アッティラ」などヴェルディの前期の作品が演奏されてオペラの大好きな私を大いにくすぐるものがありました。
おそらくオペラの経験のない若い演奏者ばかりのオーケストラから、これだけのオペラの雰囲気、そしてヴェルディの作品の持つ力強さ、情熱そして歌心を引き出したムーティの素晴らしさに改めて感嘆しました。
指揮者が自分自身の持っている音楽的経験や愛情をオーケストラに伝えることの素晴らしさを改めて強く感じることが出来て、映像を見ていて本当に最高の気持ちでした。
そしてプログラムの後半はボイートの歌劇「メフィストーフェレ」から「プロローグ 」
この作品が日本で演奏されることは本当に稀であろう。
大編成のオーケストラと合唱が一体になった圧倒的的な演奏。
素晴らしい演奏だった。
ムーティが、この曲をプログラムに加えてくれことに感謝するばかり。
私はムーティが1995年にミラノ・スカラ座で指揮したこのオペラの全曲CD(国内盤)を持っているので取り出して解説書を改めて目を通してみるとムーティの、このオペラに対する愛着を示すコメントが掲載されていた。
私が「メフィストーフェレ」を指揮したいと思ったのは、このオペラが私の愛してやまぬ作品だからです。
今、我が家のスピーカーから1954年録音のアルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団による演奏が流れています。
「プロローグ」だけの録音ですが、あのトスカニーニも、このオペラを愛したのでしょう。
古い録音ですが、何か時代を超えた熱気、情熱を感じています。
さてさて、番組後半のザルツブルク音楽祭での歌劇「オテロ」の印象が気薄。
改めて見直すことにしましょう。
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