オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

村上可菜子さんと「白鳥の湖」

2010年01月11日 17時26分07秒 | 2009-20010年シーズン
今日は娘の成人式である。早朝より美容院へ連れて行った後、親類の所や式の会場へと運転手状態であった。まだ就職が決まっていないが一区切りである。
20年前、私が深夜残業の鬼だった頃、生れたので、会社では「いつの間に?」とよく言われたのが、この前だったような気がするが、あれから20年経っていると思うと感無量である。
何年か前、成人式会場で不届き者がバカなことをやって全国版のニュースで有名になりましたが、今年は平穏無事のようで胸をなでおろしました。

さて、本題に入ります。
昨年の全日本選手権の女子シングルのフリー。録画を今だに見ている方も多いはず。私もそうです。
忘れられないシーンの中で私が印象に強く残っているのは最終グループの最後に演技した村上可菜子さんである。あの物凄い雰囲気の中での、あの初々しい演技は忘れがたいものがありました。また中野友加里さんや鈴木明子さんの演技の後、見ると、どうしても次の世代の台頭を強く感じさせるものがあり、私自身が今後、フィギュアスケートを見ることに対して、私の心の中で村上可菜子さんが、中心的存在になるのは間違いないでしょう。

また全日本での村上さんの演技を見て私を喜ばせたのはフリーの音楽がチャイコフスキーのバレエ音楽「白鳥の湖」だったことも、たいへん大きかった。
「白鳥の湖」はバレエ音楽の代名詞的な作品でフィギュアスケートでもよく使用されていますが、ほとんど第2幕の有名な「情景」が使用されていますが、今シーズンの村上可菜子さんの「白鳥の湖」では、有名な「情景」は登場していません。
私の手元にある「白鳥の湖」の全曲CDの演奏時間のトータルは147分なので第2幕の有名な「情景」はバレエ全体の一部でしかありません。
バレエ「白鳥の湖」の初演は失敗だったと言われています。それは、それまでのバレエ音楽は単なるバレエの伴奏的な作品だったが「白鳥の湖」では絶対的音楽の様に鳴り響き、それまでのバレエ音楽と比べて、初演当時は、今では考えられませんが異質な作品としてとらえられたようである。
チャイコフスキーのベストワンで交響曲や協奏曲の名曲を挙げる方が多いと思いますが私のベストワンはバレエ「白鳥の湖」全曲です。

今回、村上可菜子さんの「白鳥の湖」で登場したのは3曲である。
①第1幕 第1曲 「情景」
②第1幕 第4曲  パ・ド・トロワより第1曲目
③第3幕 第19曲 パ・ド・ドゥよりコーダ
 
①は第1幕の幕開きの音楽で、実際にバレエの会場で接すると、正にバレエがこれから始まる!という期待感に包まれるスケールの大きい音楽である。
②と③は私が持っている2枚の「白鳥の湖」のハイライト盤には、いずれも収録されていないので、馴染みの薄いナンバーかもしれません。
②は有名な「ワルツ」が終わったあと登場します。③は舞踏会で登場します。
「白鳥の湖」はいろいろと解釈があり、各ナンバーの順番が変わったりして、いろいろな楽しみ方があります。私は過去3回、このバレエを生でみましたが第4幕の最後、ハッピーエンドで終わる公演とオデットと王子が湖に沈んで終わる公演といった違った終わり方をした公演を見て、本当にバレエ全体の印象が違った思いをしました。
なお私が一番好きなナンバーは第3幕の黒鳥のパ・ド・ドゥです。(これも第1幕王子によって踊られる時があります)
今後、ぜひフィギュアスケートでも、もっと採り上げて欲しいものです。
正月そうそう、ボロディンの交響曲全集の2枚組のCDが届きました。
チャイコフスキー、ボロディン、グラズノフ、ラフマニノフなど今年もロシア音楽で忙しくなりそうです。

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