オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

追悼、横綱・北の湖

2015年11月22日 21時56分49秒 | 大相撲
本当はフィギュアスケートのグランプリシリーズに触れなくてはいけないのだが、やはり、このことを避けることが出来ない。
やはり、私の心の中のこと。
日本相撲協会理事長で元横綱の北の湖が亡くなった。まだ62歳だった。
今まで、いろいろな名横綱、名力士の訃報に接していたが、こんなに心の中にポッカリと大きな穴があいたことはなかった。
大鵬が亡くなった時も、これほどではなかった。横綱・北の湖の存在が、これほどまで、私にとって大きな存在だったとは、思いもよらなかった。何故だろう?
私が一番熱狂して大相撲を見ていた頃、その時の土俵の第一人者が横綱・北の湖だった。
本当に強かった。よく言われていますが憎たらしいほど強かった。
優勝回数では千代の富士や白鵬の方がが多いですが、その存在感の大きさ、そして横綱としての強さ、横綱としての大きさは、やはり北の湖である。
あの頃、私は大関・貴ノ花の大ファンでした。そして貴ノ花の前に立ちふさがった横綱・北の湖。何度、跳ね返されたか!
それだけに貴ノ花が優勝決定戦で北の湖を破って初優勝した時は本当に嬉しかった。
大好きだった貴ノ花の対極の存在だった北の湖。それだけに、今まで気が付かなかったのだが、自分にとって大きな存在だったのである。
本当に強かった。
また、あの頃は個性派力士が、たくさんいて本当に大相撲中継が楽しかった。
しこ名を見ただけで、その相撲振りが思い出すことが出来ます。そんな力士たちが北の湖に挑んでいったのである。
いつだったか忘れてしまったが押し相撲の富士桜(黒姫山だったかも?)が、真正面から北の湖にぶつかって行きましたが、アッと言う間に土俵際まで、跳ね飛ばされ、電車道で土俵下へ押し飛ばされた一番が強烈に印象に残っています。物凄い強さだった。これが横綱の強さか!と思いました。
死の数日前、立ち合いに猫だましを行った横綱を批判した北の湖理事長。私は北の湖の気持ちがよく分かります。
全盛期の出足勝負の押し相撲の力士の対戦でも、真正面から受け止めていた北の湖。それだけに横綱の猫だましは、おそらく信じられなかったのかもしません。私も信じられません。何故かというと、私は横綱・北の湖の相撲を知っているからである。
北の湖と輪島や貴ノ花の一番は、正に激闘という言葉がピッタリでした。
しかし貴ノ花は既にこの世の人ではなく、そして今回の北の湖の訃報。
何か自分にとって大切だった時代が完全に過去のものになってしまったことを強く実感するものがあります。
この数年、私は大相撲中継を見ていません。今日、千秋楽を迎えた九州場所の中継も、とうとう見ませんでした。
あの北の湖や貴ノ花が現役だった頃、まさか自分が、こうなってしまうとは予想も出来ませんでした。
もう一度、あの熱狂を見てみたい。
大相撲に、あの時のような時代がくることを願うばかりです。
それが大相撲に一生を捧げた今は亡き横綱の北の湖理事長の願いだと信じています。






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