オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

「浅田真央、最後のトリプルアクセル」「荒川静香 金メダルへの道」

2014年01月27日 12時37分25秒 | 荒川静香さん
昨晩は仕事から帰宅して直ぐに夜に放送されたNHKスペシャル「浅田真央、最後のトリプルアクセル」の録画を見る。そして、そのあと引き続いて昼間放送されたNHKアーカイブス「荒川静香 金メダルへの道」の録画を見る。
この2つの番組を続けて見て、物凄い充実感。

まず「浅田真央、最後のトリプルアクセル」
やはり浅田真央さんの、この4年間のスタートはバンクーバーオリンピックでのフリーの演技後の涙だったことを実感する。
あの時の浅田真央さんの涙。彼女の悔しさ、いろいろな思いが全てあの涙に集約されていたといいでしょう。
そしてバンクーバーでの体験をバネに4年間、たいへんな思いをしてジャンプの見直し。
番組ではバンクーバーの時と今シーズンのトリプルアクセルの違い、またプログラム構成の違いを丁寧に説明してくれて嬉しかった。
スピード感の大切さ。
私自身、今だに浅田真央さんとキム・ヨナの得点の差は納得出来ない気持ちを持っています。しかし番組を見ていて何か考えされるものがあり、その点を浅田真央さんが見直していたことを知り、ソチ・オリンピックでは最高の美しいトリプルアクセルを跳んでくれるに違いありません。
そしてバンクーバーの時より高得点の取れるプログラム。
しかしラフマニノフの音楽に乗っての浅田真央さんのフリーの演技。浅田真央さんの演技を見ていて得点より、フィギュアスケートの持つ美しさや力強さ、そしてラフマニノフの音楽の美しさを、まず感じさせてくれます。そこが浅田真央さんの魅力、そして素晴らしさ。
最後のオリンピックで最高の演技を!
間違いなくソチ・オリンピックでは浅田真央さんの、行き着いた到達点の演技を見ることが出来るでしょう。そして、その先に金メダル。
ソチでは浅田真央さんの、この4年間の苦悩や苦労が絶対に報われるものと私は信じています。

さて、このあと「荒川静香 金メダルへの道」
実は私はまだ我が家にDVDの装置がまだない時、ビデオで録画していました。そして、その後DVDにダビングしていましたが、映像の状態が非常に悪かったので、今回の再放送は朗報でした。
さて番組の冒頭と最後には当人の荒川静香さんとトリノ・オリンピックで実況していた刈屋アナウンサーが登場。
人妻になってしまった荒川静香さん。本当に綺麗である。
番組ではトリノ・オリンピックシーズンに、もがき苦しみ、試行錯誤を繰り返す当時の荒川静香さんの姿。
このトリノ・オリンピックシーズン。荒川静香さんは、けっして好調ではありませんでした。この番組の初回放送された直後に出版された「金メダルへの道」に、この番組の取材班のNHK記者・國光宏典氏による、あとがきでグランプリシリーズが始まり個々の結果が出るにつれ、これで番組が成立するのかと危惧したと書かれています。
しかし、その中でも荒川静香さんが見失うことがなかったのは自分らしさ。
オリンピックでは、悩みや苦しみを乗り越えて、いかに自分を信じ切ることが大切かを番組では教えてくれたと思います。

番組の最後、刈屋アナウンサーのコメントが印象に残りました。

「(トリノ・オリンピックまで)フィギュアスケートは欧米のスポーツと言っていたジャッジがいた。欧米だけが、しかりとしていればいいのだ。しかも欧米しか、このスポーツの持っている文化や感性は理解できないと言っていたジャッジは普通にいた。その欧米の牙城であり、その中で、もっとも牙城中の牙城が女子シングル。そこで荒川さんが金メダルを獲った。ヨーロッパでのオリンピックで荒川さんが金メダルを獲った。認めざるおえなかった。荒川さんが金メダルを獲ったことによって欧米のスポーツから世界のスポーツに変わった瞬間と言える。フィギュアスケート史上、画期的な金メダルだったと言えるでしょう」

そして何がその画期的な金メダルにつながったのかとの問いに荒川静香さんのコメント。

「あきらめなかったこと。やっていれば苦難もあれば試練もありますが自分自身が常に向き合い、向き合いきったこと。そして、そこに立つまでの日々を、どう過ごしたのか、どんな成長を自分がしてきたかが自分にとって一番大きな財産になってきたかと思う。(当時)ルールが変わったからこそ自分が自分のスケートに対して、もっと追及を求め、今、プロとしてリンクに立つに当たって大切な要素をたくさん得られることが出来、ルールが変わって2年間やったことは今の自分にとって、本当にやってきて良かった」

最後に刈屋アナがミシェル・クワンの引退する時の言葉を紹介。

「夢に届くのもスポーツなら、夢に届かないのもスポーツ。でも一番大切なのは夢に向かって最大限の努力をするのがスポーツ、ということを(クワンが)言っている。その最大限の努力をした人たちのみが集まってくるのがオリンピック。ですから最大限の努力をして最高のものを出そうとしている選手たちの思いや作品を一人一人楽しむ、感じる。これがオリンピックのフィギュアスケートの一番の楽しみ方だと思います」






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