フィギュアスケートのシーズンも終わり、今はよく以前の映像を見ています。
今日は2010年のNHK杯のエキシビションの映像。
バンクーバーオリンピックの次のシーズン。浅田真央さんが佐藤信夫コーチの元でジャンプの修正を初めた初めてのシーズン。
この大会、浅田真央さんは8位。
NHK杯エキシビションの放送で恒例になっている「豊の部屋」
樋口豊先生と太田由希奈さん、刈屋アナウンサーが出演。
浅田真央さんが登場して、豊先生が号泣した忘れられない放送です。
(略)
豊先生 「今は、ちょっと苦しい時期かもしれないけど、絶対頑張ったら、絶対、元に(号泣・・・)がんばろうね」
真央さん 「頑張ります」
由希奈さん 「ジャンプの修正て、とても時間がかかるし、何万回も跳んできて、それで変わるから、意識して何回も何回もして、ようやく無意識に出来るようになるので、本当に時間が、かかるかもしれないけど、でも絶対に」
真央さん 「徐々に良くなっている実感があるので、時間がかかると思いますけど、すごく実感は感じているので、もうちょっとかなあと思います」
刈屋アナ 「でも、これは絶対に自分では、やらなければいけないと思うと決めてるわけですね。これを、やらない限りは、さらに次はない」
真央さん 「今シーズン、もう一度ジャンプを見直す時期だと思っているので」
刈屋アナ 「オリンピックで銀メダル獲って、世界チャンピオンになって、さらにジャンプを一からやる決意は、ものすごく勇気がいると思ったのですが?」
真央さん 「自分でも、あまり(ジャンプが)しっくりして来ていなかったので、オリンピック終わって直ぐに、そう思いました」
刈屋アナ 「樋口先生は今の苦しい気持ちを思うと、自分の実感として、その苦しさがわかるのですね」
豊先生 「今日は真央ちゃんの代わりの僕が泣いときます。でも次の(ソチ)オリンピックまで、まだ長いし、もっと前に治るよ。苦しい時期を過ごせば過ごすほど、次の幸せも一杯、大きくなってくるだろうし。ね!」
刈屋アナ 「本当に高い所に行くためにはと思った決意でしょうから、これは何があっても、ぜひ、それを進んで欲しい。それは今回、ファンの皆様はわかったと思います。今回の姿を見て」
由希奈さん 「真央ちゃんは、十分、頑張っていると思います」
(略)
刈屋アナ 「ぜひ新しいスタートを納得できる形で進んで行ってくださいね」
豊先生 「ゆっくりと。焦らないでくださいよ。待ってます!」
今見ると、決意を心に秘めた浅田真央さんの凜とした表情が印象的。
あれから3年経ちました。
今、この会話を聞くと、本当に浅田真央さんの、この3年間の重さを感じます。
今回、この映像見て、浅田真央さんとキム・ヨナを比べることが、いかに無意味なものか改めて痛感しました。
真央さんの今までの苦労が、やっと花開いてきました。
新しいシーズンの浅田真央さんのプログラムが楽しみです