オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

浅田真央さんのCD

2009年10月15日 09時55分57秒 | 浅田真央さん
東芝EMIから発売された「浅田舞・真央 スケーティング・ミュージック2009-2010」のCDが手元に届きました。
私は今まで多く発売されたフィギュアスケートに使用された音楽を集めた寄せ集め的なCDは購入したことが無かった。それどころかクラシック音楽でも例えば「魅惑のモーツァルト」などとネーミングされた寄せ集めCDは1枚も持っていない。
しかし、今回は簡単に陥落してしまいました。これも浅田真央さんに対する今シーズンへの期待の大きさでしょう。解説書の浅田姉妹の美しいカラー写真を見ながら過去のシーズンのあれこれを思い出しながら耳を傾けるのも、なかなか良いものである。
このCDの一番のお目当てはやはり浅田真央さんの今シーズンのプログラムである「仮面舞踏会」と前奏曲「鐘」である。
演奏はいずれも青島広志指揮シアター・オーケストラトーキョーである。今年7月に行われた「フィギュアスケート名曲コンサート」の為に編成された特別オーケストラと思われます。
解説書には演奏時間が記載されてませんが私のプレーヤーのカウントでは「仮面舞踏会」が約2分53秒、「鐘」が約4分10秒で、当初から浅田さんの演技を想定したヴァージョンと言ってよいでしょう。浅田真央さんクラスのスケーターがシーズン前に新シーズンの音楽のみコンサートで披露するとは何と素晴らしいことではないでしょうか!フィギュアスケートとクラシック音楽の両方好きな者にとって堪えられないものがあります。
さて、前奏曲「鐘」はラフマニノフのピアノ独奏曲をストコフスキーがオーケストラの為に編曲したものですが、演奏は浅田さんの演技抜きで演奏だけを聴くと、演奏の荒さが気になるのは特別編成のオケだけにしかたないのでしょう。このCDにはムーティ指揮フィラデルフィア管弦楽団によるチャイコフスキーの幻想的序曲「ロメオとジュリエット」も収録されているので余計、感じるのかもしれません。ただ、これに浅田さんの演技が重なると全く違った印象になるのは間違いありません。この前のジャパン・オープンでも私は気になりませんでした。
そして驚かされたのは「仮面舞踏会」である。最初、発表された時は昨シーズンのフリーの縮小版と、思っていたのですが、何とフルートの演奏による特別ヴァージョンである。オリジナルで聴きなれた耳でフルート・ヴァージョンで聴くと、あの重々しさが薄くなり軽やかなワルツになるのは本当に面白い。解説書でも浅田さんは「かわいらしく、華やかな舞踏会になりました」とコメントしているので昨シーズンと全く違った世界の「仮面舞踏会」が期待されます。
なおフルート独奏は新村理理愛さんという方で私はフルートの世界は詳しくないのですが14歳の新進奏者で、あのジェームズ・ゴールウェイのお弟子さんとのことです。
なお、このアルバムにはDVDのおまけがあり、今年の「The ICE」での浅田姉妹の演技をたっぷりと見ることが出来、久し振りに舞さんの演技を見ました。やはり私のようなオジサンが嬉しくなる美人である。うっとりとして見ていました。
またコンサートのリハーサルに現れた真央さんの様子も収録されていて、前奏曲「鐘」で曲が進むにつれて真央さんの表情が変わっていくのが、たいへん印象に残りました。
いよいよグランプリ・シリーズ直前となりました。浅田真央さんが、どのようなフィギァスケートの世界を見せてくれるのか、このCDを聴きながら期待が高まるものを感じます。