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オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

NHKバレエの饗宴2014

2014年04月21日 22時38分00秒 | バレエ
昨晩、NHK・Eテレで先月、開催された「NHKバレエの饗宴」の放送を見る。
モダンバレエあり、クラシックバレエありで見ていて楽しかった。
プログラムは次の通り。

①「スコッチ・シンフォニー」(メンデルスゾーン作曲、交響曲第3番「スコットランド」) スターダンサーズ・バレエ団
②<新作> 「3月のトリオ」(音楽、J・S・バッハ チェロ独奏 古川展生) ユニット<アルトノイ>(島地保武、酒井はな )
③「The Well-Tempered」( 音楽、J・S・バッハ ピアノ独奏 若林顕) 首藤康之 中村恩恵
④「ドン・キホーテ」第一幕から 貞松・浜田バレエ団
⑤「ラ・シルフィード」から パ・ド・ドゥ 吉田都、フィリップ・バランキエヴィッチ
⑥「ベートーベン 交響曲第7番」 東京シティ・バレエ団

チェロとピアノの演奏者の横で踊るバッハの音楽による2つのモダンバレエが面白かった。
またベートーベン 交響曲第7番がバレエになるとはビックリ。
ダンサーのインタビューもありましたが、ベートーヴェンの音楽との格闘だったらしい。
そして吉田都さんの「ラ・シルフィード」
うっとり。
しかし、私が一番、ご機嫌だったのは、やはり「ドン・キホーテ」
このバレエのヒロインのキトリの登場のシーンは、何度見ても、やっぱり心が踊る。
しっかりと録画したので、仕事が休みの日に、改めて、じっくりと見ることにしましょう。
この日の深夜にはNHK・BSでマリンスキー・バレエの公演からプロコフィエフ作曲のバレエ「シンデレラ」の放送もあり、こちらも、しっかりと録画しました。
しばらくバレエ三昧かな?




ローザンヌ国際バレエコンクール2014

2014年02月03日 18時59分33秒 | バレエ




ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝した二山治雄さん、2位の前田紗江さんの映像を見つけました。
今回、6位も日本人。
正にローザンヌを日本勢が席巻したと言っていい。
クラシックバレエも大好きな私にとって、本当に嬉しい。
今回のコンクールを、通過点であることを心に留め、表現者として、さらに精進を重ねて素晴らしいバレエダンサーになって欲しい。


今年のローザンヌ国際バレエコンクール

2014年02月03日 00時18分08秒 | バレエ
バレエダンサーの登竜門として知られるローザンヌ国際バレエコンクールで、我が国の2人の高校生ダンサーが1位と2位に輝きました。
1位は二山治雄さん、2位は前田紗江さん。
日本人の優勝は菅井円加さん以来2年ぶり。また男子の優勝は熊川哲也さん以来らしい。
早く映像を見てみたい。
そして今後のさらなる飛躍を期待します。

菅井円加さんの「眠りの森の美女」

2013年10月12日 23時27分14秒 | バレエ


浅田真央さんの「白鳥の湖」から始まって、バレエの映像をいろいろ捜していたら、菅井円加さんの映像を見つけました。

ローザンヌバレエコンクール優勝して以降の映像は初めて見ます。

チャイコフスキーの「眠りの森の美女」

ノーカットで見たかったですな。


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「NHKバレエの饗宴2013」

2013年05月25日 22時25分50秒 | バレエ
昨晩は、この前の日曜の夜、NHK・Eテレで放送された「NHKバレエの饗宴2013」の録画を見る。
内容は次の通り。

①小林紀子バレエ・シアター
「コンチェルト」(ピアノ協奏曲第2番)音楽:ショスタコーヴィチ、振付:ケネス・マクミラン

②橋本清香(ウィーン国立バレエ団ソリスト)
 木本全優(ウィーン国立バレエ団準ソリスト)
「ドニゼッティ・パ・ド・ドゥ」音楽:ドニゼッティ 、振付:マニュエル・ルグリ

③東京バレエ団
「春の祭典」音楽:ストラヴィンスキー、振付:モーリス・ベジャール 

④吉田都(元英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル)
 ロバート・チューズリー(元英国ロイヤル・バレエ団/ニューヨーク・シティ・バレエ団プリンシパル)
「ラプソディ」からパ・ド・ドゥ(パガニーニの主題による狂詩曲) 音楽:ラフマニノフ、振付:フレデリック・アシュトン

⑤東京シティ・バレエ団
「コッペリア」第3幕 音楽:ドリーブ、演出振付:石井清子

⑥中村祥子(ベルリン国立バレエ団プリンシパル)
 ヴィスラウ・デュデック(ベルリン国立バレエ団プリンシパル)
「白鳥の湖」から「黒鳥のパ・ド・ドゥ」 音楽:チャイコフスキー、振付:マリウス・プティパ

オーケストラは東京フィルハーモニー交響楽団。

時間は短かかったですが、吉田都さんのラフマニノフ、やはり良かった!
あの美しい第18変奏!
吉田都さんの踊り。至福の時。

そして「春の祭典」
ベジャール振付で見ることが出来るとは予想もしていなかった。
面白い!
やっぱり刺激的!
やっぱり「春の祭典」はバレエ音楽。単なるオーケストラ音楽ではない!
「火の鳥」も「ペトルーシュカ」も、やはりバレエで見たい。
来年は、ぜひ「ペトルーシュカ」をお願いしたい。「ペトルーシュカ」をバレエで見てみたい。

プログラムの最後はブラックスワンの踊り。
「白鳥の湖」の中で私が一番好きな場面。
後半は、どうしても浅田真央さんとダブってしまう。
もう、たまらん。

録画を見ている時は、完全に仕事のことを忘れていて、正に私にとって至福の時であった。
たいへんな贅沢をさせてもらった。
明日の、同じ時間は、この春の東京の歌舞伎座のこけら落とし公演の放送である。
舞台芸術の持つ陶酔感に浸ることにしましょう。
そして、またまた、この世のゴタゴタを忘れて、現実逃避することにしましょう。








 

バレエ「ドン・キホーテ」

2012年12月13日 13時52分17秒 | バレエ
この前の公休日の午後、市役所で衆議院選挙の期日前投票へ行ったあと、久し振りにわが町の商店街の書店へ行く。
目的の書籍があったのだが、最初、音楽書の売り場へ行ってみると、とんでもないものを見つけてしまった。
新国立劇場のバレエ公演のDVDを収めた「バレエ名作物語NO.3 ドン・キホーテ」
そして、このバレエのヒロインであるキトリ役が誰かと見てみるとボリショイバレエのスヴェトラーナ・ザハロワではないか!
予定変更!慌ててクレジットカードを取り出してレジへ直行。税込3980円也。私としては高額な衝動買いである。
帰宅して財務大臣閣下に報告すると目が怒っていた。
このDVDで見ていて楽しくて、楽しくてしかたがなかった。
何で今まで、このDVDに気が付かなかったのだろうか?
心躍るとは、このことだろう。
ザハロワの天真爛漫で明るく、そして踊る喜びに満ちた演技。何度も画面を戻して見入ってしまう。
第1幕の後半、タンバリンを手にしたキトリとバジルの片手リフトは圧巻。
そして第3幕のグラン・パ・ド・ドゥの華やかさは、このバレエの極め付けであろう。
コーダのザハロワによる32回続く回転技の物凄さ。
しかし、やはり私が一番好きな場面は第1幕のキトリの登場の場面。
躍動感あふれた音楽に乗ってのキトリの登場。キトリが登場しただけでパっと舞台が明るく華やかになり、私にとって一番の見どころです。
バレエ「ドン・キホーテ」はフィギュアスケートでも、お馴染みの作品。昔、中野友加里さんがNHK杯で優勝した時のフリーの音楽も「ドン・キホーテ」だったなあ。
しかし残念ながら第1幕のキトリの登場の音楽での氷上の演技は、まだ見たことがない。以前、今井遥さんがフリーで「ドン・キホーテ」を演じましたが残念ながら違う場面の音楽でした。
私は秘かにアメリカのアグネス・ザワツキーが演じたら面白いのではないかと思っています。彼女のスケールの大きい演技は「ドン・キホーテ」にピッタリと思うのですが・・・。
さてバレエ「ドン・キホーテ」は私の好きなバレエで、既にパリ・オペラ座バレエ団とアメリカン・バレエ・シアターの2種類の映像を持っていますが、今回、購入したDVDで、ますますハマりそうです。

頭の薄くなってきた田舎のオッサンがクラシックバレエにハマって行く。
バレエは女性的なものと思っている方には奇異に映るでしょう。
しかし実際、バレエのステージに接すると、あの美しく華やかで、色彩あふれた舞台に絶対に心が奪われるものがあります。
踊りはもちろんのこと、オーケストラによる演奏、衣装、ライト、そして音楽。
これを知ってしまうと、どうにもならないものがあります。この世で、これ以上美しいものが、あるのか?と思ってしまうくらいである。

昨晩はキム・ヨナを話題にして、気分が落ち込んでしまった。
今日は朝から気分を変えてバレエの映像ばかり見ていた。
「ドン・キホーテ」「眠りの森の美女」そして「コッペリア」
この前の公休日はワーグナーの楽劇「ニーベルンクの指輪」三昧。
どっちが本当の私?




スヴェトラーナ・ザハーロワのキトリ

2012年08月19日 23時35分45秒 | バレエ



私の大好きなバレエの作品にミンクス作曲の「ドン・キホーテ」があります。

このバレエに目を開かせてくれたのは、フィギュアスケートの中野友加里さん。かなり以前になってしまいました。

中野友加里さんがフリープログラムで演じたのは第3幕の音楽ですが、このバレエで私一番好きなのは、第1幕、このバレエのヒロインのキトリの登場の場面。

躍動感あふれるグラン・パ・ド・シャニによる登場。

スヴェトラーナ・ザハーロワの演ずるキトリ。

何も言うことがありません。

スヴェトラーナ・ザハーロワのオディール

2012年08月18日 22時30分46秒 | バレエ



私にとって荒川静香さんと並ぶ美の象徴と言えるロシアのバレリーナ、スヴェトラーナ・ザハーロワの「白鳥の湖」第3幕、オディール役の映像。

1953年に発表されたブルメイステル版による、2004年ミラノ・スカラ座バレエ団の公演。

私はDVDを持っています。

美の極致と言うべきオデット姫も素晴らしいですが、第3幕の妖艶なオディールも素晴らしい。

王子を見つめる突き刺すような眼差しは、本当に凄みがあります。


(余談)
明日の深夜(20日未明)、NHKのBSで今年のザルツブルグ音楽祭からプッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」の放送があるらしい。

ミミ役はアンナ・ネトレプコ!

録画予約、完了しました。

菅井円加さん

2012年03月07日 16時42分22秒 | バレエ



今日は一週間振りの公休日。いろいろあって酒浸りの状態。

朝から、今まで撮り貯めしていたテレビ番組の録画を、いろいろ見る。
その中で胸がときめいたのは、この前、スイスのローザンヌ国際バレエコンクールで優勝した菅井円加さんを特集した「世界への挑戦 17歳の挑戦」の番組録画を見る。
音楽は私の大好きなグラズノフのバレエ「ライモンダ」から第1幕の音楽。
何度も録画を戻して見入ってしまった。そして何度も拍手する。
菅井円加さんの今後の研鑽、そして活躍に期待します。

このあと、何枚かCDを聴く。
昨年暮に購入したディーリアス生誕150年記念のアルバムから「日没の歌」と「アラベスク」を聴く。このところワーグナーばかり聴いていたので、ディーリアスを聴くのを中断していました。急がねば・・・。
対訳がないので歌詞が分からないのが残念!ただ聴いた限りでは「日没の歌」はディーリアスの音楽の神髄かもしれない。次の公休日には、いよいよ「人生のミサ」を聴くつもりである。ディーリアスの音楽の頂点に、いよいよ登るような気持ちである。
今月末にはイギリスの作曲家ウォルトンの作品を集めた5枚のCDのアルバムが超お買い得価格でEMIから発売されるようである。当然、購入するつもりである。
我が国ではイギリスの音楽と言えば、何とかの一つおぼえのようにホルストの「惑星」ばかりが有名ですが、イギリス音楽は奥深い。いろいろ聴いていきたい。
また私の大好きなシベリウス、グラズノフ、ラフマニノフの音楽と何かつながるものも感じ、どんどん奥深く入って行きそうである。

最後にワーグナーの楽劇「ジークフリート」から大好きな第3幕を聴く。
最近、届いたヤノフスキーがドレスデンで録音した「リング」の全曲盤からのCD.
聴いていて、やはり、「これこそ自分の音楽だ」と実感する。
ジークフリートを歌うテノールのルネ・コロの素晴らしい声!そしてドレスデンのオケの素晴らしい響き!
すっかり私の愛聴盤になってしまった。有名なショルティ指揮ウィーンフィルのデッカ盤は、もう聴くことはないかもしれない。



バレエ「眠りの森の美女」

2012年02月22日 13時29分32秒 | バレエ
この前の土曜の深夜、NHK・BS放送でボリショイバレエによるチャイコフスキー作曲・バレエ「眠りの森の美女」の放送がありました。昨年11月、ボリショイ劇場のリニューアルオープン記念の公演である。
昨晩、やっと一気に全曲を録画で見ることが出来ました。
素晴らしい公演でした。オーロラ姫役のスヴェトラーナ・ザハロワの美しさ、そして正に豪華絢爛たる舞台。素晴らしく美しい映像で時間が過ぎるのを忘れて見ていました。指揮は昨年秋、NHK交響楽団の定期公演で見事なマーラーの交響曲「大地の歌」を聴かせてくれたワシリー・シナイスキー。シナイスキーが指揮するボリショイ劇場管弦楽団の演奏もドラマチックで素晴らしかった。シナイスキーという指揮者、たいへんな実力者である。これから注目していきたい。

この数年、オペラの公演の放送では、読み替えと称して時代設定など、かなり変えた公演がほとんどであるが、そのほとんどが演出家の横暴かと思うくらい、楽しくない!昨年の暮れ、ミラノ・スカラ座のモーツァルト作曲・歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の放送があり見ましたが、ゲッソリ。怒りすら憶えました。
オペラやバレエは、斬新さを出しながらも、やはり、こうであって欲しいと言うところがあります。残念ながら現在のオペラ公演は何か大切なものが失われつつありますが、バレエでは、この前放送されたパリ・オペラ座バレエの「コッペリア」や今回のボリショイバレエの公演は、やはり見ている私を仕事を忘れさせて夢の世界へ連れていってくれました。もう、現在のオペラの公演では、こんなこと無理なのかな。もう背広を着た人が出てくるモーツァルトのオペラなんか見たくもない。そこには夢も希望もない。
やっぱりクラシック・バレエ!

さてバレエ「眠りの森の美女」
チャイコフスキーの三大バレエは組曲形式でよく聴かれていますが、私にとって組曲形式は本当に面白くない。欲求不満になる。やはりチャイコフスキーのバレエ音楽は全曲で聴きたい。聴くべきである。チャイコフスキーがバレエの舞台を思い浮かべながら作曲した素晴らしいメロディーの数々。とても組曲に入りきるはずがない。組曲がチャイコフスキーのバレエ音楽の全貌だと思われたら困ります。
私が「眠りの森の美女」で一番好きな音楽は第1幕のオーロラ姫の登場の場面とオーロラ姫と4人の求婚者の王子の踊り。
そして第2幕、オーロラ姫の目覚めの場面。特にオーロラ姫の目覚めの場面の音楽は、たいへん短いですがチャイコフスキーが書いた音楽の中で一番ドラマチックな音楽だと信じています。彼が書いた交響曲よりも!
当然、これらの場面の音楽は当然、組曲には含まれていません。
フィギュアスケートの2007年のシーズンにまだ中学生だった西野友毬さんのフリーの曲は、このバレエ音楽でした。その中で、このオーロラ姫の目覚めの音楽が含まれいて私を喜ばせましたが、残念ながら、このドラマチックな音楽を演ずるには、まだ彼女は若ぎたように感じました。音楽に負けていた。もう一度、現在の西野友毬さんで見てみたいものです。一昨年の「海賊」のように。
そして、このバレエの大詰め、第3幕のオーロラ姫と王子のパ・ド・ドゥの美しさ!凄さ!そして音楽が、さらにドラマチックに鳴り響き最高である。この醍醐味は全曲盤でないと味合うことができません。

今回の公演でオーロラ姫を演じたのはスヴェトラーナ・ザハロワ。実はキャストを全く知らないで録画を見始めたので、ザハロワの名前を見た時は正に歓喜でした。
私は彼女がオデットを演じる「白鳥の湖」のDVDを持っています。彼女が演じるオデットの美しさは言葉で表現することが出来ません。
思いがけなくザハロワの演ずるオーロラ姫を見ることが出来て、こんな歓びはありません。

それにしても、最近、オペラよりクラシックバレエにふれることが多くなりました。
何か複雑な心境です。

バレエ「火の鳥」

2011年08月03日 14時09分59秒 | バレエ
先週の土曜日の深夜、NHK・BSプレミアムではバレエの公演が長時間放送されました。前半はアメリカン・バレエ・シアターの日本公演。そして後半は2008年サントペテルブルク白夜祭からストラヴィンスキーの「火の鳥」「春の祭典」「結婚」の映像。指揮はワレリー・ゲルギエフ。この映像を見るのは初めてである。
ストラヴィンスキーのバレエの放送は、あまりないので楽しみでした。ストラヴィンスキーの音楽なので現代風の舞台かな?と心配していましたが民族色あふれる衣装と舞台装置で安心しました。現在のオペラの公演で主流になってしまった時代の読み替えとは全く関係のない世界。そして色彩感が溢れていた舞台に圧倒されました。「結婚」は読み替えなしで、オーソドックスな舞台のようで新鮮味たっぷり。読み替えに走っている現代の世界のオペラ界、考えさせられること多々ありました。
映像を見ていて痛感したのは「火の鳥」や「春の祭典」は管弦楽音楽だけでなく、まぎれもないバレエ音楽であること。ロシアバレエの伝統を、きちんと引き継いでいるということ。
「春の祭典」の最後の「いけにえの踊り」をバレエで見ると改めて音楽の壮絶さ、斬新さを強く感じました。
しかし、一番楽しみにしていたのは、やはり「火の鳥」!まだまだ中野友加里さんの存在が、大き過ぎるようである。
恥ずかしいのですが私はバレエ「火の鳥」を映像で見るのは今回が初めてでした。バレエが始まってすぐ真っ赤な衣装を着た火の鳥が登場して「火の鳥の踊り」が始まると胸がいっぱいになりました。真っ赤な美しい衣装で火の鳥を踊るダンサー、色彩感あふれる舞台装置、そして素晴らしい音楽。美しい!
「火の鳥」はやはりバレエなのだ!バレエのステージで、初めて「火の鳥」の音楽は生きるのだ!「春の祭典」や「結婚」も同じである。
忘れることの出来ない中野友加里さんの最後のシーズンのフリーは「火の鳥」
中野友加里さんの演技ではコリン・デイビス指揮ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団の1910年オリジナル全曲版での録音が音源として使用されました。「火の鳥」は演奏会のための組曲形式もありますが、中野さんが使ったのはバレエの舞台のためのオリジナル全曲版。
中野友加里さんにとって「火の鳥」は、あくまでもバレエだったのだ。このバレエの世界をフィギュアスケートで伝えたかったのだ。
今回、「火の鳥」をバレエのステージでの映像を見て、引退して月日が経ちましたが、改めて中野友加里さんの「火の鳥」への想いが本当に分かってきたような気持ちがします。

バレエの舞台をコメントするつもりでしたが、最後は中野友加里さんへの想いになってしまいました。どうかご容赦下さい。

バレエ「ドン・キホーテ」

2011年07月31日 22時26分43秒 | バレエ
昨日、土曜の深夜のNHK・BSプレミアムはバレエのオンパレードだった。
アメリカン・バレエ・シアターの来日公演の「ドンキホーテ」そしてマリインスキー劇場のバレエ公演からゲルギエフ指揮によるストラヴィンスキーの「火の鳥」「結婚」「春の祭典」の公演の放送で、本当は、リアルタイムで放送を見たかったのですが、日曜も仕事と言う宿命を持つ私は、番組を録画してボチボチ見るという状況である。
まず、アメリカン・バレエ・シアターの「ドン・キホーテ」の映像を見る。
私はバレエが大好きです。ただ、知識はありません。ただオペラの場合、どうしても知識が邪魔する時がありますが、バレエの場合、ストレートに楽しむことが出来るのでが私にとってプラスになっています。
今回の公演、ちょっとゆるいかな?と思うこともありましたが、けっこう楽しみました。
バレエ「ドン・キホーテ」で一番好き場面は第1幕の、このバレエのヒロインのキトリの登場の場面です。あの躍動感あふれる音楽に乗ってのキトリの登場は、何度見ても胸がときめきます。なお、今回の公演のキトリ役は日本人の加治屋百合子さんでした。
私のこのバレエの素晴らしさを教えてくれたのは中野友加里さんでした。中野さんの演技を知らなかったら、おそらく、このバレエの魅力に気が付いていなかったかもしれません。
フィギュアスケートではバレエ「ドン・キホーテ」の音楽はよく使われていますが、残念ながら第1幕のキトリの登場の音楽での演技はまだ見た事がありません。
ぜひ、見てみたいものです。それも、鈴木明子さんか今井遥さんの演技で見てみたい。
番組の後半のマリインスキー劇場の公演の録画は休みの日に腰をすえて、じっくりと見る事にしましょう。
特に「火の鳥」が楽しみです。

バレエ音楽「くるみ割り人形」

2010年12月22日 14時52分51秒 | バレエ
昨日、帰宅すると1組のCDが届いていた。何だろうと思い開封するとチャイコフスキーの3大バレエ全曲が6枚のCDに納められていたアルバムだった。1070年代、アンドレ・プレヴィンがロンドン交響楽団と録音したEMI盤で、2345円の超お買い得盤。かなり以前、予約をしていたCDで、寄る年波のためか、すっかり予約していたことを忘れていた。
私はどちらかというとバレエ音楽は全曲を通して聴くのが大好きで、組曲形式やハイライト盤は苦手である。バレエの舞台を思い浮かべながら聴くのが好きだからかもしれない。チャイコフスキーのバレエ音楽は特にである。実際に私は生のステージを見ているからかもしれません。
クリスマスも間近なので、まず「くるみ割り人形」から聴く。
最初の「小序曲」からゴキゲンになる。たいへんシンフォニックな演奏で聴き応えがある。
私は1番大好きな第1幕の第1場から第2場へ移る時の音楽が大好きである。クララの部屋から雪景色の場面への舞台転換は生のステージを見ているとため息のでる美しさですが、音楽も素晴らしいだけに、いっそう引き立ちます。プレヴィン指揮の演奏も最高潮である。ここの部分は組曲には含まれていないので、私は組曲形式を聴くことは、ほとんどありません。
それにしてもプレヴィン指揮のロンドン交響楽団は本当に上手い!
ロンドン交響楽団には1960年代、名指揮者ピエール・モントゥーとの「白鳥の湖」や「眠りの森の美女」の素敵なハイライト盤があるので、何か伝統があったのかもしれない。またプレヴィンはモントゥーの弟子でもある。いろいろなものが、つながっている録音と言えるでしょう。

さて今年の秋、浅田真央さんのCDに「くるみ割り人形」から数曲が収録されています。真央さんが、この曲でシニアの大会に登場した頃が、今となっては本当に懐かしい。
まさか、現在、ジャンプで苦しんでいる真央さんを見ることになるとは、その当時、夢にも思いませんでした。「くるみ割り人形」の音楽を聴きながら、当時を思い出すものがありました。
いよいよ全日本選手権。「くるみ割り人形」の頃のように、あの「真央ちゃん」スマイルが再び見ることが出来ますようのと祈るばかりです。