まだまだ「フレンズ・オン・アイス」の余韻が続いています。
24日の公演前に会場でパンフレットを購入。Skatinngu・Orderを見て頭をひねる。
第1部の9番目は「The Music of the Night」と表示。スケーターの名前はない。なんでだろう~?
第2部の4番目は鈴木明子さん&本田武史さんの2人の名前。コラボかー!
そして第1部のトップは何と「???」と表示。私の頭の中も???でした。しかし何か予想も出来ないことが起こるのではないかと言う予感。
とにかく私にとって謎だらけのプログラムが始まったのである。
第1部の「The Music of the Night」
ミュージカル「オペラ座の怪人」の音楽である。
5年前、初めてフレンズ・オン・アイスを見た時、時間は短かったですが純白の衣装の荒川静香さんと中野友加里さんのコラボを見た時の音楽。あの時の美しさは今も忘れることが出来ません。
そして今回、リンクに登場したのは美しいブルーの衣装の荒川静香さんと安藤美姫さんでした。
この2人が並んでいるだけで拍手、拍手である。
安藤美姫さんが今回で3回目の出演ですが、過去2回はソロのみ。今回、初めてのコラボである。
2人並んでのスパイラル。ため息がでるくらい美しかった。
見ていて、こんな贅沢をして、いいのであろうか?と思ったくらいである。
今回は、これ以上のプラグラムは、もう、あるまいと、その時は思った。本当に思った。
ところが、ところがである。
第2部のオープニングで、物凄いものを見てしまった。
最初、黒鳥に扮した安藤美姫さんが登場。「ブラック・スワン」(白鳥の湖)の音楽が流れる。
安藤美姫さんのソロで第2部の8番目の登場ですが、初めはプログラムが前倒しになったのかな?と思いましたが、急に曲調が変わりヒップホップ調となり高橋大輔さんが登場。会場の盛り上がりは最高潮となる。
そして、さらに白の衣装の荒川静香さんが加わり、何も言う事ありません。
最後、この3人が並んでのステップを見るに及んで、今、自分は正に最高のものを見ているのだ!正に、究極のコラボを見ているのだ!心の中で言い聞かせるのがやっとでした。
私はクラシックバレエが大好きなので、このコラボの音楽がチャイコフスキーの「白鳥の湖」だったのも大きな歓びだったかもしれません。
2日目に、このプログラムが終わったあと荒川静香さんがおっしゃっていましたが、この3人はモロゾフコーチに振付けてもらった「白鳥の湖」のナンバーのプログラムを持っていたとのこと。そうだったのか!と思ったしだい。
白の衣装の荒川静香さん、黒の衣装の安藤美姫さん。この白と黒の対比も良かった。
それにしても安藤美姫さんの美しさは何と言ったらよいだろうか?
私は、もう何度か安藤美姫さんの演技を生で見る機会がありましたが、今回ほど本当に美しいと思ったことはありませんでした。
黒鳥(オディール)に扮した安藤美姫さんは、まるでクラシックバレエのバレリーナのようでした。
いや、バレリーナが氷の上で演技をしているのではないかと思うくらいの雰囲気でした。
もし安藤美姫さんがスケーターでなくクラシックバレエの世界に、いたとしても、おそらく大きな存在になったのではと思ったくらいである。
最近、安藤美姫さんはツィッターで、かなりネガティブなコメントが目立ち心配していましたが、そんな心配を吹き飛ばすに十分な演技でした。
そしてその安藤美姫さんの魅力を最大限に引き出してくれた荒川静香さん。
感謝の気持ちで一杯です。
こんなプログラムがあるから「フレンズ・オン・アイス」は見逃せません。
いけないと思いながら、公演の写真見つけて、お借りしてしまいました。申し訳ございません。当日の感動がよみがえります。