久々のブラピ。
前のブラピは「バーン・アフター・リーディング」か。
公開時期的にはちょうど連続してたんですよね。
アメリカと日本では公開順序が逆だったので、
アメリカでは「あのアホな子がこんな真面目な役を…」とギャップに驚き、
日本では「あんな真面目な演技をしてたのにこんなアホの子に」…とこれまた驚愕。
そんな感じだったらしいですよ。
第一次大戦の直後に産まれたベンジャミン・バトン。
産まれた姿は赤ん坊サイズの老人だが、年齢を重ねる程に彼は若返っていく。
そんな文字通りの「数奇な人生」である。
物語自体は記憶に新しいハリケーン「カトリーナ」が迫る、
現代のある病院で天寿を全うしようとする老婆が、娘に「日記を読んで」とせがむことから始まる。
娘はベンジャミン・バトンがその人生を振り返った日記を読むことで、
彼の送った数奇な人生を知ることになる。と。
産まれた時は老人で、だんだんと若返っていくとはいっても、
普通の人間の人生を逆行していく過程がなんとも。
車椅子から立ちあがり、杖を必要とせず歩けるようになり…
見た目はジジイなんだけど、実年齢は同じくらいの女の子と恋に落ちたり。
話のプロットとしては解っていても、いざ映像で見ると違うので、
この辺のトンデモSF的な臭いに弱い人は必見の価値がある。
見所は雷のジジイ。
あと中盤以降のブラピだな。
時代背景の事もあるんだけど、とにかく絵になります。
古き良きアメリカが似合うんですよね。
「セブン」や「ファイト・クラブ」からもう何年になるか解らんけど、
本当の良い男ってのは生まれ落ちる時代は関係無いんだよなぁと思いました。