自分の身の回りのことじゃないんだけど、引っかかるコトがあったので。
薄い内容をダラダラ書いていきます。
■対戦会と一口に言っても
まず、対戦会ってのがどういうモノなのか。
ざっくりと言えば「人が集まって特定タイトルのゲームで対戦を行う」ことですね。
もう少し細かく分けると2タイプに分けられますか。
・同好の士が集まってひたすら対戦していく
・フリプ等を使って興味を持った人に触ってもらう
前者が本来の対戦会で、コハだと平日対戦会や2nd対戦会なんかっすか。
後者は枚挙に暇がないのですが、ロア3対戦会なんかはこっちの色もそれなりに濃いですし、
アケに限らなければ、フリースペースをレンタルしての対戦会なんかもあります。
あんまりカチッと分ける意味もないのですが、ふんわりと2タイプの空気があるってコトだけ。
どっちも基本は「プレイヤーの持ち込み企画」であることがほとんどです。
自分の好きなゲームの対戦会を持ち込むワケですから、順当に経験者が多くなると思うのですが…
ここでのネックが「ガチかふんわりか」の空気の違いですわな。
■目的が違うなら事前にそう言っておいて欲しいよねーとか
某所の大感謝祭なんかは、事前にタイトルを募集して半日フリプ稼動させるわけですが、
こういう環境だと2タイプの空気の違いが曖昧になる。
ガチ勢が持ち込んだタイトルなんだけど、初めて触るって人も多いワケ。
ところがガチ勢はガチ勢なんだから、普通に対戦したくて仕方がないって人もいる。
コレが混ざると、半日フリプの台でズッコバコに連勝して初心者の屍の山ができたりするワケだ。
ふんわりな空気の時にガチ勢が連勝し続けたりすると、ふんわりでやりたかった人は困ります。
「稼動機会が限られたゲームを色んな人に触ってもらいたかったのに…」という感じで。
んで、ガチ勢はガチ勢で「せっかく稼動機会の限られたゲームを対戦するチャンスだったのに…」と困る。
かと言って、(大感謝祭のような環境で)ガチ勢だけが延々と対戦し続けると、
それはそれで興味あり勢が触る機会がなくなるわけで。
環境が限定され過ぎてるところもあるけど、そんな感じでお互いに得しないことになる…と思うのです。
そういうわけで、対戦会をプレイヤーが持ち込む場合は、SNSなどで告知する段階で
「どっちのタイプの対戦会か」ってのを明記しておくといいと思うのですよ。
ふんわりがお好みであれば、ガチ勢含む有識者は一歩引いて参加者のサポートに回れますし、
ガチがお好みであれば(そしてガチ勢の大量参加が見込めそうな場合は)、ガンガンやろうぜってことでガンガン回せる。
ガチ勢と新規勢、どっちかを切り捨てることになるけど、住み分けはしておいた方がいいと。
もっとも、複数セット対戦台を稼動させられるなら話は別です。
片方はふんわり、もう片方をガチにするだけで、新規もガチもニッコリの環境が作れると思いますし。
なので(これはゲーセン側の協力も必要だけど)、できれば複数台稼動を目指すのがいいんじゃないかなーって。
■対戦会でないのなら?
話は変わるけど、自分は「初狩り」って言葉が割と嫌いでありまして。
相手見ないで乱入して焼畑するのはそりゃ悪影響の方が大きいんだろうけど、
対戦会でもなく、恒常稼動させてるゲームで乱入して連敗して初狩り認定するのっておかしくね?って。
かと言って連勝しまくった方が「はいはい私は初狩りクソ野郎ですよ」と自虐したり開き直ったりするのも好かん。
使って解決する状況もあるんだろうけど、できるだけ主観で使わない方がいい単語だと思います。
昔ギルティやってた頃にイキり高校生が乱入してきて、1Rやった時点でだいぶ格差があると判断したので
2R目はそれなりに手抜きしたんですが、それでも「ハメんなや!」の怒声とともに灰皿が飛んできたりしましたし、
その後は10回くらいヴェイパーガードしたトコで台蹴りからの捨てゲーされた…って経験がありまして。
当時は初狩りなんて言葉は今ほど一般的ではなかったのですが、SNSがあったら初狩りクソ野郎として晒されてたんでしょうね。
オレ乱入されてテキトーにあしらっただけなんだけど。
勝った側・負けた側のどっちが使っても生産的なことにはならん。
そう思うので、あんまり使わんようにはしてます。
んで。
対戦会するわけでもなく、ポッと置かれたゲームがあって。
それを見つけた経験者が「おっ開いてんじゃ~ん」と乱入して、結果的に初狩りになったとしてもですよ?
狩られた側はその場で何をすることもなく、後から「あいつは初狩りクソ野郎だから」って文句垂れるのはどうなん?とか。
店の常連同士であれば、(別ゲーの民であっても)ある程度はコミュニケーション取れるでしょうし、
一日の長がある経験者への勝ち目がなきゃ、乱入を止めてからでも意思疎通を図ったりするべきだと思うのよ。
昭和の不良マンガ的な「殴り合いから生まれる友情」ではないけども。
対面で人同士が対戦する環境だからこそ、こういったトコから親交が始まったりするワケですし、
そういう環境で人を締め出すのってのは、互いに得にならんのではないでしょうか。
自分としてはそういう考えがあるんで、
・以前稼動させた時に初狩りが発生したので、直前までタイトル名を伏せた上で大会やりました
・その結果、以前初狩りした人は来ずに大会も盛り上がりました
・という大会動画をアップしたらコメント欄に「今後も見たいので初狩り君は今後も来ないで欲しい」と書かれた
…っていう一連の流れは残念としか言いようがない。
最初の段階で初狩り認定しなかったり、あるいは意思疎通でどれも止められた問題だと思うよ…
もっとも、一番のガンはそれを許容するようなオペレーター側の(以下略)
そういうことすると、ハコの評判や○○勢に対する評価も悪くなるだけだと思うんだけどなー
人を呼びたいんならリアルの立ち回りを重視していかんとダメよ。
■相手見ような
そういうことで、ガチ勢による意図せぬ初狩りが発生してしまうと、
その時にケアしておかないと後々まで禍根を残しちゃったりします。
とはいえ、その店の常連同士でなければ意思疎通が図りにくいというコトもあるでしょうし、
図った結果がナニコラタココラからの乱闘だったりするので、(実際にありました)
そもそもの「意図せぬ初狩りを発生させない」ってのが一番ラクな対策なんじゃないでしょうか。
悪い言い方をすると「手を抜く」ってことなんですが、
永パやハメなんかを使わないだけで、初見のプレイヤーとのトラブルってヤツは回避できることが多いです。
今の時代のガチ勢であれば、「永パやハメ使うことが前提」で戦うのが当たり前になっていると思いますが、
時にはガチ勢じゃない人が紛れ込むこともあるよねーってことで。
そういった時はガチ勢が気を配ってもいいトコだと思うよ。
ただ、トラブル回避のために手を抜くって考え方自体が古いのかもしれん…とも思います。
わざわざゲーセンに足を運んでる時点でやる気高いと思うもん。
んでガチ勢が居るとこに乗り込む(乗り込まざるをえない)ワケだから、
そりゃガチることも覚悟の上…とまでいくと行き過ぎか。
まーでもSNS全盛の時代だからなー
悪い印象持たれちゃうと一瞬で拡散されちゃうしなー
オンでもオフでも立ち回りは丁寧にしていきましょう。
逆に、興味あり勢がガチ勢の対戦を見る時なんかは、まず乱入せずプレイヤーとコミュニケーションとった方がいい。
ワンクッション置くだけで、「自分はこのゲームあなた達ほどやり込んでないけど対戦したいんです」感を出せる。
先に布石を置いてもらえると、ガチ勢はガチ勢で加減がしやすくなる…と思います。
少なくとも、100円入れたらオカマが走ってきて死んでもう1クレ残るって惨状は避けられるんじゃないかと。
コミュ力(ちから)求められるんですけどね…
あとアレだ。
「対戦しようぜ!」って誘われてウン十連敗して。
明らかにカモにされてるなーって感じた時は、素直に対戦やめていいんですよ。
そういう人は対戦がしたいんじゃなくって、一人で気持よくなりたいだけだから。
「ガチ勢が手を抜いた方がいい状況」…というか、相手に合わせてやること変えた方がいい時ってのは、
恒常的な対戦台だけじゃなしに、対戦会中のフリプなんかでも、それなりに訪れるものだと思います。
「格下だからと言って手を抜くな!全力で殺しに来い!」っていう蛮族もそれなりに居るとも思いますが、
それはそれで、相手に伝えておけば全力で殺しに来てくれるハズですから。
ガチ勢にせよ、興味あり勢にせよ。
一番避けたいのは空気を悪くした上で後々に禍根を残すことだと思うので、
その辺は互いに気を使いあって、良い環境を構築していくべきじゃないかなーと。
そう思う吉宗であった。
プレイヤー同士で話し合って解決しないような問題であれば、店舗側の介入もやむなしとは思うけど…
まずは対話するべきだと思うし、一緒になって締め出すようなことするのは下の下策じゃない?