たぶん出来上がるモノが出来上がったら1と共に消えると思います。
キャラ性。
全14人(アケ版は13人)の獣人たちは実に個性豊か。
強さ弱さの差はあるけれど、獣化しちまえばみんな強い。
そんな個性溢れる面々を紹介していきます。
・ユーゴ
一応主人公の狼獣人。
ボクサーらしくパンチ技主体で戦う…と思いきや、主力技は祖国よりも投げ間合いの広いコマンド投げ・クリンチ。
カイザーナックルのゴンザレス並の吸い込みを見せるこの投げからの空中コンボがまた非常に痛い。
この投げがあるおかげで、アウトボクシング・スタイルで生き抜けるんですね。
ジャブ並の早さのスライディングで突っ込んできて、そこからのクリンチが回避困難なのも中々に面倒くさい。
「ワンツー!」「ボディ!ボディ!」「アッパァァァァアッ!!」とボイスも実に賑やかな人。
・アリス
癒し系担当のナースでウサギ獣人。
本作のキャロル枠。
あまりにもその容姿が残念だったせいか、続編のエクストリームでは大幅に書きなおされ、
人間/獣人時ともに非常に愛らしい姿に変わった。
しかし戦闘スタイルは、その見た目からは予想もできないほどに残虐。
ディレイがかかる下段始動の連携が多く、そのくせ不利をごまかす技も揃っています。
ネチっこく下段技でまとわり付いて、イラついて手を出したところを切り返して浮かせ、空中コンボで大ダメージを狙う。
欲張れば欲張るほど動きが単調になって負けやすいという不思議なキャラ。
・ロン
メガネ担当のトラ獣人A。
心意六合拳の達人の殺し屋。
シリーズの代名詞的な連携、「六合鴻輪式・六合虎輪式」というサークルコンボの使い手で、中下段の揺さぶりを長々と続けられるのが特徴。
このサークルコンボの使い手は他にも2人居るのだけど、よりによってコイツはコマンド投げ持ち。
その性能も屑風のように、相手を崩してコンボで追撃できるというモノなので、
コマンド投げ→補正切りコマンド投げ→補正切り…と見せかけて中段!とロンが遊んでいる間に相手は死ぬ。
これだけでもイヤなのに、六合鳳輪式の連携中にガード不能になる繋ぎ(ガード切り替えできない中→下の連携)まで持ち、
初心者狩りスキルの高さでプレイ人口減少に一役買った。
さすが殺し屋(褒めてない)
・マーベル
(スタッフに)愛され系の傭兵ヒョウ獣人。
ロア3の開発は彼女からスタートしたらしいが、それも影響したのか破天荒な性能に仕上がっている。
多段でヒット確認して止められる強力なガードアタック、よろけ技を数多く持ち、そのほとんどにキャンセルがかかる点、
空中コンボの破壊力も抜群で、回避する方法を知らないと「1回浮いたらそのままK.O.」されるほど。
連携の幅も広く、うっかり手を出すと暴れ潰しから空中コンボで大ダメージ。
高性能なガードアタックに下段技や伏せで対抗すれば…と思っていたら、
なぜか下段コマンド投げを持ち、しかもそこから空中コンボを狙えるという万能っぷり。
「コンボがとにかく減る」というイメージを持たれがちですが(まあ正解なんだけど)、
彼女の強みは「プレイヤーが技術介入できないところ(=持って生まれた性能)が優れている」ことであり、
じゃんけんで出す技・行動が他キャラより秀でていることだと思うのですよ。
エアコンボの減りは…プレイヤーの研究の結果だしね…
・ブスジマ
見た目とは裏腹に、実はインテリ系マッドサイエンティストのカメレオン獣人。
アロハシャツを着たカメレオンという、恐らく他では見られないであろうキュートな獣人に変化する。
カメレオンらしく、消える!伸びる!エクササイズ!とトリッキーな技が目立ちますが、
ブスジマ自身は至って真面目にロア3の読み合いをこなさないと勝てないキャラです。
消えるも伸びるも二の次。削り・二択・逆二択を高いレベルでこなして、ようやく勝てるといっても過言ではありません。
ロア3力が身についているかの試金石とも言える、実に職人向けのキャラなのです。
・ジェニー
セクシー担当のスーパーモデル系コウモリ獣人。
他の獣人達と違い、翼を持つためガンガン空を飛べる異色のキャラクターです。
人間時はフラミンゴに着想を得たであろう「ツイスト構え」からキックのラッシュを繰り出し、
獣化後は伏せからの浮かせ技で相手を高く打ち上げ、回避困難なエアコンボで一気に体力を奪います。
黙っていればキックの餌食に、手を出せば伏せ攻撃で狩られるため、非常に相手しづらいのがジェニーの特徴でしょう。
空中での機動力を活かしての逃げプレイも、他キャラでは中々対応しづらいです。
でもこれってコウモリらしさ無いよね…
…コウモリとは何なのか。
・バクリュウ
おねーたまに大人気のショタ忍者…なのにモグラ獣人!
忍者らしく機敏な動きと、これまた忍者らしい手数の多さ・早さで勝負するキャラなのですが、
ガードを固められるとダメージを奪いにくいという欠点がとにかく痛い。
忍者だけあって、煙玉でのワープや金縛りの術など、トリッキーに動くこともできるけどダメージには結びつかないことが多く、
堅実に動こうにも、要になる基本技と一番暴発して欲しくない技のコマンドが丸被りしているせいで、
非常にデリケートな操作が求められるという別の欠点が出てきます。
ぶっちぎりということは無いでしょうが…とても辛いキャラです。
・ウリコ
ネコ耳!肉球!JC!
シリーズでもトップクラスの人気を誇るネコ少女。
彼女はロンから学んだ(そして大幅に自己流アレンジした)六合鳳輪式を軸に戦います。
リーチとパワーに欠けますが、機動力と中下段の揺さぶりでは誰にも負けません。
空中コンボに持ち込む機会も多く、自分から攻めて崩せないと死ぬからガン攻め派のプレイヤーにもおすすめ。
自由奔放に戦う姿はネコそのもの。
実に愛らしいその姿に存分に癒やされるがいいさ!
Wikipediaには書いてないけど、ユリコタイガーの芸名の由来でもあるらしいぞ!
・ガドウ
百獣の王、ライオンに獣化する強面の国連弁務官おじさん。
生粋のパワーキャラでワンチャンスの火力はゲーム内トップクラス。
動かすために覚えることが少なく、それでいて1回読み勝った時のリターンが大きいので
初心者にオススメしやすいキャラと言えます。
自キャラに費やす時間が少なくっていいので、システム行動や読み合いの種類を覚えながら戦えるのが強み。
・スタン
獣人が戦うゲームなのに虫。実にオーラバトラーっぽい虫。
その正体はブスジマに無理やり獣人化させられた改造獣人。
元は科学者、今は投げキャラ。
獣化するととにかくデカく、とにかく重くなるのが特徴で、そのタフさを活かして投げを狙っていけます。
打撃の動作が重く、肝心の投げはコンボに行けないこともあり、パワー不足に悩まされそうなキャラですが、
高ダメージのダウン追い討ちを打撃・投げの後に狙って火力の穴を埋めていく、少し変わった投げキャラです。
・シェンロン
ブスジマの手により生み出されたトラ獣人B。
ロンのクローンで使う技も似ていて、六合蛇輪式と名付けたサークルコンボを使えます…が、
それ以上に強力なのが暴力的な性能の肘こと裡門頂肘による横押し。
獣化すると何故か抜け不能になる投げも持っているので、この肘と投げとの二択が猛威を振るいます。
ワンチャンスの火力はそこまで高くなく、人間時は防御力が低いため、常に事故死を警戒しなければいけませんが、
距離をとることを許さない制圧能力の高さと、何よりその見た目で人気のあるキャラです。
・シオン
正体不明で目的不明、獣化というかこれは…何?カマドウマ?ライダー?
不明なところが多すぎて、誰も彼のバックボーンには興味を抱かなかったんじゃないかと心配しちゃう。
全体的にクセがなくて使いやすいキャラですが、リーチの長い技が多いのが特徴。
獣化すると肘やカカトにレーザーブレード(輝彩滑刀的なアレ)が付き、さらにリーチは増大。
相手を寄せ付けず、一方的に中間距離から中下段の二択でジワジワと嬲り殺しにできるキャラです。
ガドウとどっこいどっこいの扱いやすさと覚えることの少なさで、即戦力・サブキャラとしての人気が高いキャラでした。
イケメンなので女性プレイヤーの使用率も高かったとか。
・コウリュウ
シリーズ1作目の「ブラッディロア」のバクリュウが機械の体になって再登場。
鋼の龍でコウリュウ。人間だった頃の本名は加東竜三となんかフツー。
獣化すると鋼鉄のモグラとなって、ローラーダッシュしたりミサイル撃ったりと大はしゃぎ。
2代目バクリュウの師であり、使う技はほとんどバクリュウと変わりませんが、
リーチが伸びたり、攻撃力・防御力が少し高かったりと小さな差もあります。
メカ忍者となってしまったせいか、バクリュウと違って忍者分は少々薄くなり、地味になりました。
バクリュウの抱える欠点もそのままなので、師弟揃って立ちガードに苦しめられることになります。
・ウラヌス
本作のラスボスで、CS版でしか使用できないボンデージ美女。
シオン同様に正体も目的も解らず、CS版でも多くは語られなかった謎まみれのキャラ。
隠しキャラということもあり、強い弱いよりもデバッグモードであんなことこんなことされる方が多かったキャラ。
獣化すると「ブラッディロア」でのウリコと同じキメラになる。
P・K技を使おうとすると強制的に獣化が解除されるという独自仕様のため、
人間時と獣化時の切り替えを特に意識しないとダメなキャラですが…
ボスキャラだけあって色々と破格の性能を持ち、他キャラを圧倒します。
たまにはデバッグモード以外でも使ってあげてよね。
登場キャラはこの14人。
みな個性的で、色々な強さ・弱さを持ち合わせているため、大まかなランク分けはされているものの、
細かい優劣やキャラ相性については、プレイヤー間でも意見が分かれることが多いです。
(以下は自分の意見です)
■Sランク
頭一つ出て強いグループがマーベル・アリス・ジェニーの女子3人ですね。
三者三様に評価すべきところがありますが…
・マーベル … 攻めて良し・守って良しのトータルバランスの高さ、殺人的な威力のエアコンボ
・アリス … 豊富な削り技、不利をごまかしやすい技を多く持つ、逆二択や切り返しが優れるが火力が低め
・ジェニー … 上二人と比べると攻め・守りともに1枚落ちるが切り返しからエアコンボで即死もあるのでこの位置に
獣化後の姿とは関係なしに、このゲームの女性キャラはだいたい肉食女子です。
男顔負けの凶悪な武器を引っさげて、隙あらば殺しにくる恐るべき存在なのです。
ウラヌス入れるとしたらまあ無難にココですね。
やっぱりこの世界の女子は怖いです。
■Aランク
上3人とほぼ同じぐらいの強さながら、ちょっとした欠点が結果に響くのがロン・シェンロン・シオンの3人。
もっとも、持っている強みは上の3人と大差ないため、人によっては並んだり入れ替わったりすると思います。
・ロン … コマンド投げからのコンボ、ガード不能連携、ツボに嵌ると一瞬で死ぬ、裏択の打撃が課題
・シェンロン … 肘の圧と抜け不能の投げ、切り返しも強い方、人間時の脆さと入力・ヒット確認の精度が強さに直結する点が問題
・シオン … 獣化後の圧倒的リーチで一方的な中距離戦を展開できる、切り返し力も並以上はあり、人間時の弱さだけが課題
3人とも、強みを最大限発揮できれば上のクラスに行けるんだけど、
一度事故った後にリカバーできるかが共通の課題だと思います。
■Bランク
Sランクには届かないものの、Aランクのキャラとは十分に勝負できるのがBランク。
・ユーゴ … 対策を徹底されると苦しい、それでも爆発力のある投げの存在が光る、上位は食えるが下位に弱い面白主人公
・ガドウ … どこまで苦しくなってもワンチャン逆転が狙える、力こそパワー
・スタン … 投げが充実している、誰に対しても五分れるが動きの重さがネック、安定性はあるが火力に欠ける
・ウリコ … スピードと崩し性能は高いがリーチと火力に欠ける、常に追いかける展開になるのが少し辛い
・コウリュウ … 狙いも欠点もバクリュウと同じ、攻撃力と防御力の高さと安定性でランクが分かれる形に
傾向としてはAランクと同じだが、強みよりも欠点がより濃くなっているグループ。
プレイヤーの努力次第でAも全然狙える。
■Cランク
残念な2人。
・ブスジマ … 細かいじゃんけんに勝ち続けないと勝てない、コマンド投げの仕様上アケ版だとここ、PS2版ならA以上はある
・バクリュウ … 手数はあるがガードを崩せずダメージ負けするケースが多い、じゃんけんのリスクとリターンが合わないことが多い
ブスジマは主力のコマンド投げがアーケード版では投げ抜けされてしまうため、このランクに落ち着きます。
どうやらバグだったようで、PS2版では投げ抜け不可に修正されているので一気にランク上昇、Sも狙える位置に。
バクリュウはマーベルと逆に、一通り揃えたもの全てが一回り弱くなっているような状態。
安定して勝つのはとても難しいキャラですが、カラテを駆使すればあるいは…
ランク関係なく言えることですが、傍から見ているとロア3の対戦というのは大味そのものに見えるかもしれませんが、
実際に対戦しているプレイヤーは高速のじゃんけんを数多くこなしています。
火力が無いキャラでも、じゃんけんに勝つ回数が多ければそれだけ体力リードを奪えますし、
他が弱くとも火力が高いキャラは、要所で1回読み勝てば一気にダメージを奪い、これまた体力リードできます。
リスク・リターンはキャラ・技によりけりですが、じゃんけんの質はどんな組み合わせでも変わりません。
上に書いたランクはあまり参考にならないと言ってもいいでしょう。
ランクよりも平均的な勝ちやすさの指標であり、いくらでも変わるという点はプレイヤーの思考や好みによる所が多いと思います。
草稿1の補足。
後半の「4. 防御面」の前辺りに入れといてくらさいー
獣化中のパワーアップで忘れてはならないのが、エアキャンセル(他の格ゲーでいうジャンプキャンセル)が使用可能になること。
獣化中は浮かせ技を当てた後や、空中の相手を拾った後の硬直をジャンプでキャンセルできるようになるので、
エアキャンセル後は空中でのチェーンコンボ(エアコンボと呼ばれています)を使い、コンボを伸ばしていくのですが…
ロア3の受身は「出始めに隙がある」という仕様になっているため、下手に受身をとるとダメージ補正がリセットされ、
補正が切れた状態からコンボを食らい直すことになります。
そのため、空中コンボを回避するには「正しいポイントで受身をとり、その後正しく追撃を回避する」必要があり、
戦い慣れたプレイヤーでも、無傷で空中コンボから脱出するのは至難の業。
受身をとる/とらないを含めて、ここでも地上同様に細かい読み合いをすることになりますが、
コンボを食らっている側が切れるカードは地上ほど多くありません。
決めている側は超有利、食らう側は超不利。
「獣化した相手に浮かされる」ということは、ロア3でもっとも警戒すべきモノなのです。
多く・効率よくダメージを与えられるということは、相手が人間であればすぐ死にますし、
獣化されていても一瞬で獣化ゲージを奪い、獣化を解除できるということ。
慣れても回避は難しいということも手伝い、これまた新規参入者・初心者の心を折る要素となりました。
ロケーションは…もうコーハツしかないだろうしココでは省略しますね。
最近はPS2のエミュレーターの方で通信対戦が可能になったとかいう話を聞いたりしましたが、
対戦台で遊べるのはコーハツだけっぽいです。
もしかしたら秋葉原のHeyでまた稼働することがあるかもしれませんし、
トラタワにも基板とロムが存在している可能性が微レ存。(14年に2週間だけ稼働してたって)
なので、今は稼働していない関東でも、獣人さんクラスタが声を上げれば稼働する可能性は十分にあります。
むしろ稼働してたら教えてください。
wikiも編集しちゃってください。
こんな感じかにゃー
画像となると色々権利があれこれしそうだし、リロイくんお絵かき上手やしイメージ画像的なヤツでなんとかなるでしょ。
このゲームの(僕の感じる)魅力はまだまだ尽きないけど、雑に書き殴るとこんな感じになります。
後は任せた。