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3/25
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突然

2006年10月18日 | diary
中学生の頃の友達が急逝しました。
昨日は通夜に、今日は告別式に行き、今帰ったところです。




僕を含め中学校の同級生にとって、
何が起きたかわからないぐらい急なことでしたし、
家族の人達も出棺までは実感が湧かないくらいでした。




僕は高校を1学期で中退し、
その後に通信制の高校に通って卒業したため、
「友達」と呼べる人間はその殆どが中学時代の友人たちで、
たった3年という短い期間で別れたにも関わらず、
今尚付き合いのある、忘れ難い仲間たちです。



彼は3年間で一度しか同じクラスになりませんでしたが、
ロッカーが隣同士だったこと、
同じ普通電車でいつも帰ること、
運動系の部活に入っていたこと、
そういった縁で3年間ほぼ毎日顔を合わせる関係でした。



お互いの兄が同じ学年でしたし、
彼のお兄さんと僕は同じ部活だったこともあり、
入学当時からクラスも違うのによく声をかけられました。
本当に面倒見の良い人柄でした。



内向的な僕とは違い、
理想的なスポーツマンだった彼は、
常に明るく、誰に対しても優しく接することのできる人間でした。
彼に励まされて立ち直ったことなど、
3年間でどれほどあったか。
数えきることなどできません。



彼も僕も市内の公立高校へ進学し、
お互いの健闘を喜び合ったりもしましたが、
ほどなく僕は高校へ通わなくなり、
中学時代の友人と共に神戸でバンドを組んで、
それなりの自己満足に浸る日々を送っていました。
既に中退した僕がライブに呼ぶのは決まって中学時代の友人で、
彼もよく姿を見せてくれました。

「いつになったらメジャーへ行くん?」
「はよCD出してくれよ、買うから」

そんな言葉をかけてくれる、
あの頃塞いでいた僕にとっても、
気兼ねなく話せる数少ない友人でした。



彼や同年代の友人たちが大学へ進学した頃、
短いバンド活動を終え、フリーターとして過ごしていた僕は、
彼によく駅前のボーリング場に呼び出され、

「俺の成績で卒業できたんやから、お前も早く卒業しろや」
「俺やて高校の時は必死やったし、お前も必死になってくれんとアカン」

そんなことを顔を合わせる度、言われたものです。
通信制の高校に通っておきながらダラダラと過ごしていた僕の、
将来を心配してくれた友人は彼だけでした。




そのうち彼やその周りの友達とは疎遠になり、
会う回数も極端に減っていましたが、
ある日、ばったり街中で彼と会ったんですよ。

元気でやってる?
相変わらず?
お前ん家のアニキは?
お前もそろそろ何とかしろよ!

彼とはいつも同じ言葉をいつも通り交わします。
たった一つ、いつもと違っていたのは、

「またいつか機会があれば飲もう」
「んじゃちょっとは飲めるようになっとくわ」

20歳を過ぎていた僕等はそんなありがちな約束をして、
「んじゃ」と別れて歩き出しました。
僕と彼が言葉を交わしたのはそれが最後です。





葬儀に呼ばれ、1時間で準備をして、
会場に着いても実感はなく、
顔を見てやっと、もう約束は守れないんだなぁって。



本当に突然で、なぜ彼が急に遠いところへいくことになったか、
会場にいた誰もが知らされていませんでした。
彼自身もとにかく急なことで、
何も考えられずに旅立ってしまったのだと思います。



葬儀に集まった友人たちの顔触れを見ていても、
どこかに彼が居て、いつも通り明るく笑っていそうでしたが、
そこに居たのは一様に泣き崩れる友人たちでした。



誰にでも優しく、勇気と誠実さを以って誇り高く彼は生きていました。
親思いで家族にも苦労はかけず、
必死で学業をこなしながら、好きなスポーツにも全力で打ち込み、
フットサルのチームを3つ掛け持ちで活動するなど、
好きなものに情熱を惜しみなく傾けることのできる、
友人でありながら本当に尊敬できる人物でした。





でももう当分彼には会えません。
僕らがまた顔を合わせるのにはまだしばらくかかるでしょう。
あまりに早く走っても、彼に叱られることでしょうし。
もうちょっと僕らはこっちに居ます。



君が生きた22年という年月は、本当に短い時間だったと思います。
たくさん思い残したこともあったでしょうし、
君は本当に悔やんでいると思いますが、
君が生きたその22年間の内の7年間という時間、
君に救われ続けていた人間が居たこともたまには思い出して下さい。



まだ君が向こうに着くまで時間はありますが、
落ち着いて暇になったらいつでも顔を出してください。
いつまでも、あの頃の笑顔でいてください。
これからの僕らは、君に怒られない様に生きていきます。
見守っていてください。



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