
ネウロ 13巻
12巻の終わり辺りからジャンプ本誌で見てたので、
ようやっと追いついた感があります。
今月頭に発売されてて今まで気付かなかったのが何か悔しい。
8月→10月と来てるから次は来年かな。
アニメは見て無いんだけど、思いのほか微妙な様子。
子安はどうなんだろ。

黒博物館スプリンガルド
藤田はイイ。
本当に良いモノを描く。
尺の短い話でも、ここまで読ませるとは思わなかった。
少女趣味の老人を描かせたら日本一ですよね。
表情の書き分けが素晴らしいオカゲで、
人物のバックボーンその他の描写が薄くっても、
キャラは立つし、説得力がある。
昔よりも寓話的で、悪く言えば大袈裟な描写が目立つけど、
うしとらの頃からこの人のスタンスは変わらないんだなぁと。
もう藤田はオレの中で現代漫画界の至宝ですよ。

BLACK LAGOON 7巻
今回は濃い。
自分を含めて、あんまりな感想を持った人も多いと思うんだけど、
軍事勢力やのなんやののお話が多く割を取ってる。
このマンガの何処に惹かれたか、という部分にも寄るんだろうが、
そっちの方面に疎い僕はイマイチ楽しめませんでした。
自分の興味が無い話を延々と話される感じ。
でも、話の筋がどう通ってるかというのは理解したい。
そこでもまた、今回は足を引っ張られた。
この作品の魅力ではあると思うんだけど、
映画の和訳のような、一種の回りくどい台詞が、
解りづらい話をさらに解りづらくしているような。
普段はいーんですよ。無問題。
今回は皆して傍点が付いてるし、
話が進めば進むほど、登場する人物の思惑がどんどんと読めなくなっていった。
何事にも適度ってモノがある。
マンガに限らず、当たり前のコトだけど、
作者が投げかけた電波は、ちゃんと受信すべき人間のところに届いていて、
受信した人は100%作者の意図を汲んで楽しめているのだと思う。
相思相愛のカタチ。
それに対して、どちらかと言うと自分は傍受してるようなモン。
アニメ放映を見てファンになった人にも居るんじゃないかな。
作中のコアな部分への知識が無いライトな層に対しても、
気軽に読めるよう配慮された作品だからこそ、
このマンガは支持されてるし面白いと思うんだけど、
今回はちょっと濃すぎるんじゃないかなと。
これはタケナカ編でもちょっと感じたんですが、
張が格好良かったのでアレは相殺されたと思ってます。
作者が満足して出し切ったものなら、
こちらも満足して読み切りたい。
埋められるだけの知識の差は埋めて、
しっかりと読解力を養った上で、
理解していきたいと思いました。秋ですし。