ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

初夏の風物詩”梅の天日干し”が始まった

2014-07-15 20:37:39 | ニュース

7月15日(火曜日)
裏の窓を開けると、甘酸っぱい香りが漂ってきます。今年も「初夏の風物詩”梅の天日干し”」が始まりました。家の裏は梅生産農家です。挨拶と様子見にカメラ片手に伺いました。

Dscf5691

50代の主は、1ヶ月ほど前には新聞に梅の収穫風景が報道されたばかりです。ここ5年ほど顔を出せば、梅干しのことについて素人の私に分かるよう説明してくれるので、知識は豊富になりました。今年は梅雨明けがまだなので、雨がいつ降ってくるか分からないので、気苦労があるようです。この梅は1ヶ月塩漬けしたものです。

Dscf5692

この黄色の梅も”三日三晩の天日干し”をすれば、赤い色したシワシワの梅に変身します。この梅は、翌日の朝にひっくり返します。気温が高い時間に梅を触れば、皮が箱にくっついて破れるそうです。天日干しの仕上がりの目安は、『耳たぶ』に触った感じで、生梅(塩漬けする前の梅)時の半分ほどの重さになれば干しあがりとなります。この天日干しにより、梅の薬効成分や保存性、そして風味も増します。干しあがった梅は、再びたるに戻し赤シソに漬け込みます。
10月になれば、梅干しとして販売されます。梅の生産地に住んでいながら、酸っぱいものが苦手な私。半世紀は梅干しを口にしたことが有りません。棺おけに入るまでに何とか一粒でも食べなければと思っています。

【梅の天日干しの工程】
1.塩漬けされた大きな樽から、梅をザルですくう。
2.軽く水洗いをしつつも、均等にザルに並べていく。
3.ザルを重ねていきますが、上下のザルは梅に当たらないような構造になっている。
4.ザルを並べ3~4日間『天日干し』にする。(俗に夏期の天気の良い日で、”三日三晩の天日干し”と言われている)
・この天日干しにより、梅の薬効成分や保存性、そして風味までもがUPする。『梅干』と言う名前なので、天日干しをした梅だけが本物の『梅干』なのだ。
・長い時間干せばいいと言うものでもない。天日干しは干し過ぎてもダメ!! 気温や晴れ具合によるので、その見極めはやはり長年の経験がものを言う。
・2日程たったら梅を裏返し、まんべんなく日光を当てる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする