ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

観蓮会”象鼻杯”を楽しむ

2014-07-22 01:41:45 | 

7月21日(月曜日) (祝日:海の日)
毎年、7月下旬の休日に城陽市観音堂北田の、「花の小径(こみち)」で、NPO法人ホットスペース花しょうぶ主催の観蓮会があります。20日の日曜日に無かったので、今年は中止かな?と思っていました。夜になり女房が「明日観蓮会が開催されると中島さんからメールが来たよ!」と教えてくれました。次男が帰省して泊まっているので、誘って行く事にしました。始まりは朝8時:00~からなので、15分前に会場に到着。

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早速に鉢植えのハスの写真を撮ります。

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8時からテント内でマイク片手に「蓮の話」をやってくれます。

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話しを聞きながら、紙コップに入れたお茶2種類をいただきました。「ハス葉茶」と「ハス茶」では香りも色も異なります。

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特徴のある方はハス茶です。
【参  考】
・ハス茶(緑茶葉などをベースに、蓮の花をまぜるなどして蓮花の香りをうつしたお茶で、香りの良さが特徴です)
・ハス葉茶(ハスの葉を茶葉のように切り刻み、お茶の工程で作ったもの)
ハスにまつわる各種の話を聞き、知識は豊富になりました。ハスは掛け合わせて色々なハスが誕生します。これは趣味の世界なので、命名権は各人がつけて呼んでいるそうです。

そして花蓮は何日開花しているかの話しです。1花は4日間咲く
見頃は二日目のようですね。
第1日目:午前4~5時ごろから咲き始め、トックリ型となる。
第2日目:午前2時ごろから外弁から開花、7時~9時満開
     芳香強く、訪花昆虫多い。12時ごろには閉花

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第3日目:午前2時ごろから外弁から開花、7時~9時満開
     12時ごろ少し閉花しかけるが、ほとんど開いたまま。
第4日目:午前6時ごろ完全展開、花弁褪色し、徐々に落花
説明されている方の著書を女優の司葉子さんから分けて欲しいの話しがあり、この本を贈ったそうです。

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日中は現在はいがみ合っていますが、ハスの研究では以前から盛んに日中交流をやっているようです。現在は故人ですが、「大賀蓮」で有名な大賀博士は多大な貢献をされています。日本では国立のハスの研究所は有りませんが、中国にはあるそうです。「王子蓮」は中国との交流で、大賀博士が現在の天皇が皇太子の時に、皇太子にと誕生させたハス。

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その後、皇太子妃には無いのかで誕生したのは「舞妃蓮」。

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ハスは開花の瞬間「ポン!」と音がするかどうかの話は、昨年お聞きしたので知っています。歌は色々詠まれています。
・法(のり)の庭 音も聞くや 蓮の花  魚楽
・蓮開く 音聞く人か 潮まだき     子規
・朝風や ぱくりぱくりと 蓮開く    子規
要するに心の問題です。すると思えば聞こえ、しないと思えば聞こえません。
備考:上野恩賜公園にある不忍池(しのばずのいけ)で、NHKが録音をするも音は収録できなかったそうです。

20分間ほど話しを聞いた後、蓮の葉の中央に穴をあけ、茎を通して注いだお酒を飲む碧筒杯(へきとうはい)(象鼻杯とも言う)が始まりました。勿論私はトップバッターです。茎の中を通って来た酒は、ハスの香りと独特の味がします。美味しいとか旨いとかそんなものでは有りません。

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象の鼻に見えるかな?
風流だねと思ってもらえばそれでよし。

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この時期は「象鼻杯」が各地で有りますが、無料で参加出来るところは知りません。無料で楽しめるなんて有り難いことです。
おまけに、ホットスペース花しょうぶの方が育てた「ピンクのユキヤナギ」「ヤマアジサイ」「ゲンペイシモツケ」の苗を、無料でいただいて帰りました。

【参  考】
大賀ハスの由来、分根のあらまし
1951(昭和26)年3月3日から4月4日までの34日間、大賀一郎博士たちは千葉県検見川の東京大学農学部厚生農場内(現・東京大学総合運動場)の泥炭層を掘り下げ、地下約6メー
トルから3月30日に第1番目の古蓮実1粒、4月6日に2粒の実を発掘しました。同年5月に大賀博士宅(東京都府中市)で発芽処理が行われ、生育した実生苗2株が6月に千葉県農業試
験所(現県農林総合研究センター)へ移されました。1株は間もなく枯れ、3月30日出土の実生苗だけが立葉8枚の株に大きく生長しました。
翌1952(昭和27)年4月7日に生長根を掘り上げ、蓮根4節60cmを東京大学園芸試験所(当時)に、3節約40cmを、千葉市千葉公園の弁天池(綿打池の一角)へ移植、2節約30cmを県
農業試験場に分根、栽培されました。
東京大学の蓮根は、地元の伊原茂氏に栽培委託され、この株が1952(昭和27)年7月18日に開花しました。1954(昭和29)年3月31日付で千葉県の天然記念物「検見川の大賀蓮」と
して指定され、以来、この古蓮は「大賀蓮」と呼ばれています。大賀蓮は、実と同じ地層から出土した丸木舟のラジオカーボンテストによって2000年前の古蓮と推定されました。
分根された千葉公園の株は1953年(昭28年)8月5日、県農業試験場の株は1955年(昭30年)に開花しています。
1粒の古蓮実が3つの蓮根となり、その後、実や蓮根によって、国内及び海外へ150箇所以上に分根、移植され、友好と平和の使者として親しみ愛されています。また、平成5年
(1993)4月29日、千葉市が政令指定都市に移行したことを記念し「市の花」に制定され、古代のロマンを秘めた花蓮として本市の象徴になっています。

コメント
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