5月17日(日曜日)
いくら遅く寝ても6時台に目が覚めた。二日酔いだが出番は11時過ぎなので、何も食べないわけにはいかない。腹が減っては戦はできぬ。800円を払い少しばかり食べた。
日本マスターズ短水路大会(浦添)会場の沖縄スイミングスクールには、車で15分位で行ける。5回目となれば何も迷うことはない。8時開場でプールでのウオーミングアップは45分間あったのだが、体がだるいので止めにした。
9時から開会式があり、今年の参加者で最高齢者は女子が91歳、男子が83歳だった。寝たきりで長生きしてもつまらない。目標を立て肉体を鍛える大切さを痛感した。高齢になればなるほど顕著に差がつくようだ。今回の参加者も例年とほぼ同じの300数十人だった。私が気にいっているのは、参加者が少ないので進行が早いことだ。今回も出場種目の背泳ぎとバタフライが続けてあり、しんどいのではあるがしょうがない。大阪会場であればこれの10倍の方が参加され、2日間に渡って競技がある。
25メートル自由形の一流選手の泳ぎはさすがに迫力満点だった。11秒台、12秒台の選手はそれこそ一気だ。私の出番は11時台で話し相手もいなく、待ち時間の2時間は本当に長く感じた。
ようやく私の出番の背泳ぎがきた。場内の選手紹介あり、ピッピッピのホイッスルの合図でプールの中に入る。ヨ~イの声を聞けば何年経とうが緊張する。スタートの合図は以前はピストルだったが今はホイッスルだ。スタートの合図で、思い切り壁面をけるが、浮き上がると出遅れている。必死に泳いでいるつもりが体が反応しない。一体タイムは何秒かかっているのか想像も出来ない。目標は19秒が切れたらいいなだった。普段プールで普通に泳いでいるタイムよりも2秒ほど遅かった。続くバタフライも同様に、これまた18秒台の半ばで2秒は遅い。メダルはもらえるのは分っていたが色が気になる。帰り支度をしてメダル受け取り場所に行き確認すると、どちらの種目も目出度く「金」だった。とても胸など張れるようなタイムではないが、メンバーに恵まれたと言っておこう。例えベストタイムが出たからと言って、メダルを取れる保証はどこにもない。人生も試合も「運」も必要だ。
メダルを取ったとメールするも、愛妻からは”真面目にやれ、沖縄マスターズ出場は今年限りにすること”と返事のメールがきた。家庭平和のために、今の所は一応従うつもりである。