道草そのⅠ
帰路、シャガの花の群生を見つけたのでそばに行って写真に収めた。ただ漫然とドライブしていたのでは、気がつきもせず素通りするのがおちだ。何か見えないか?ベッピンさんはいないか?この好奇心が見つける秘訣である。脳を酷使していない貴方に告ぐ、脳にないものは見えるはずもない。
4月21日(火曜日)京田辺市天王の「無二荘 ぼたん園」で見たよりも群生している範囲は広かった。25メートルはありそうだ。
遠くから見れば、杉の林から咲き乱れる白い花としか見えないが、近くで見れば紫と橙色の斑点が集まった模様を描き綺麗だ。中年のお嬢様はこれの逆かも・・・。
【豆知識】
1.シャガ(射干;著莪) (アヤメ科 Iridaceae)
学名:Iris japonica Thunb.
別名:コチョウカ(胡蝶花)
花期:春
・和名の「射干」は本当はヒオウギのことです。また,俳句の世界では「著莪」の字をあてるようです(「射干」はヒオウギを表します)。
・アヤメ属をあらわす「Iris」はギリシャ語の「虹」の意味です。Iris属の植物は、花色の変化が多く美しいので、ギリシャ神話の虹の精「Iris」の名をもらったといわれています 。
2.シャガは中国中部から日本の本州、四国、九州のスギ林や竹林などの林床に多く見られます。日本には古く中国から渡来したと言われ、3倍体のため種子はできませんが、根茎からほふく枝を伸ばして群生します。