今朝の朝刊の記事を見て呆然とした。元祖水泳会のアイドルと言われたあのミミちゃんが・・・・・・。
1964年東京オリンピックに最年少の高校生16歳で出場した木原光知子さんが昨日（18日午前1時25分）亡くなった。享年59歳。13日に平塚市で開かれた親子を対象にした水泳教室で指導中にプールの中で、くも膜下出血で突然倒れた。病院に運ばれ一時意識が回復するも帰らぬ人となってしまった。お母さんが最後を看取ったそうだがさぞかし、お母さんはつらかったことだろう。この夏に元同僚のＫ君も50歳の若さで同じ、くも膜下出血で亡くなった。このときも倒れてから1週間で亡くなりだぶってしまう。彼女はオリンピックでは女子四百メートルメドレーリレーのアンカーとして4位入賞の立役者であった。水泳をやっている方であれば大抵の方は知っているだろう。岡山市立旭中のころから頭角を現し、山陽女子高校在学中に東京五輪に出た。昔は水泳の女子選手のベッピンさんは皆無と言っていいほどいなかった。その中で木原光知子さんは別格で身長が高くクリッとした目の可愛らしい女性だったので注目していた。それ故、水泳会のアイドルと言われたのだ。日大へ進学し引退後はモデルに転進したりタレントで活躍して人気を集めていた。日清製油（現在は日清オイリオグループ）の「暮れの元気なごあいさつ」でおなじみのコマーシャルに1977年から1993年の16年も出ていたので顔を思い出すことだろう。こんなベッピンさんが独身なんて世の男連中は何してると幾度思ったことか。かっては美川憲一と余りにも仲がよかったので結婚説が流れたことがある。彼女は83年から「ミミスイミングクラブ」を設立し今では全国9カ所にも展開している。2005年から日本水泳連盟の理事をつとめていたが主に子供から中高年の女性を指導し、トップスイーマーは育てていない。水泳は楽しいで
すよと底辺を拡大し大いに水泳の発展に寄与していた。あの女優吉永小百合さんの趣味が水泳とは一般的には知られていないが水泳のとりこにしたのも彼女の影響が大だ。今年の5月に沖縄浦添で開催された全日本マスターズ短水路大会には一緒に出場したので良い思い出になった。水泳を愛する者がプールで倒れて亡くなるのは本望かもしれないが59歳とは若すぎる。ご冥福をお祈りします。合掌。
