夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

健康寿命を延ばす専門家の三人の思い、真摯に私は学習した後、やがてダラシがない我が身は・・。

2016-12-26 14:22:10 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の片隅に住む年金生活13年生の身であり、
今朝、家内と共に朝食を頂いた後、パソコンを置いている机には脇机があり、
この脇机の中に、私は雑誌、新聞で気になった記事を茶箱に入れ保存しているが、少し整理しょうと思い立った・・。

数多く切り抜いた記事を見たりしている中、【 [論点スペシャル]健康寿命を延ばすには 】
と見出しされた記事があり、やがて読み始めた。

この記事は、読売新聞の朝刊で、時の難題をそれぞれの分野で活躍されている三名の専門家に、
読売新聞の専門記者がインタビューされ、それぞれの思いを発言して頂く定期連載で、
担当された記事を纏(まとめ)る形式となっている、

そして今回の記事は、2016年12月21日に掲載されていた。
  
無断であるが、読売新聞45年ばかり購読しているよしみに甘えて、記事を転記させて頂く。

《・・高齢化が進む中、幸せで活力のある社会を維持していくためには、
一人ひとりが健康を意識して、自立して暮らせる「健康寿命」を延ばしていくことが大切だ。

生活習慣の基本である運動や食事、睡眠に気を配りながら、サプリメントなどの健康食品を活用する人も増えている。
健康寿命を延ばすために、何を心掛ければよいのか、専門家などに聞いた。
             

☆自ら行動 「虚弱」防ぐ・・・東京大学高齢社会総合研究機構特任教授・辻哲夫(つじ・てつお)氏

日本は世界で最も高齢化が進んでいる。
65歳以上の割合は、26・7%(2015年)で、4人に1人が高齢者だ。

医療や介護などにかかる社会保障費は、年々増加している。
団塊の世代(1947~49年生まれ)が全員75歳以上になる2025年以降は、現役世代で支えられなくなる恐れがある。

この難局に、どう対応するかが大きな課題だ。
大切なことは、一人ひとりが健康に気を配り、なるべく病気や要介護にならないようにして、
自立して暮らせる「健康寿命」を延ばすことだ。

介護が必要な状態になるのには、大きく二つのルートがある。

一つは生活習慣病だ。
典型的なのは脳卒中で、ある日突然、自立した生活を送れなくなる。

もう一つは「フレイル(虚弱)」だ。
フレイル(虚弱)は、筋力や活動が徐々に低下して、要介護になる手前の状態を言う。

生活習慣病を予防するには、ウォーキングなどの運動と、適切なカロリーでバランスのとれた食事が大切だ。
国はすでに、生活習慣病の対策を進めている。

その一つが、私も制度設計に関わった特定健診だ。
糖尿病などになるリスクが高い人を見つけて、生活習慣の改善を促す特定保健指導を行っている。

今後は後者のフレイル(虚弱)の予防が極めて大事になる。

フレイル(虚弱)の予防の基本も、
〈1〉肉などのたんぱく質と野菜をしっかりとる
〈2〉運動する
〈3〉閉じこもらずに社会参加する――ことだ。
特に社会参加が大切だ。

私が所属する東京大学高齢社会総合研究機構は、千葉県柏市で、フレイル(虚弱)を予防するプロジェクトに取り組んでいる。

その柱がフレイル(虚弱)チェックだ。
両手の親指と人さし指で輪を作り、ふくらはぎの一番太い部分を囲む「指輪っかテスト」で、
隙間ができると、筋肉量が減ってフレイルになっている可能性がある。

次に、食習慣や運動、社会参加などの状況を詳しく調べて、自分の弱いところに気付いてもらう。
フレイル(虚弱)チェックは、高齢者が中心の市民サポーターが手伝っている。

全国の自治体でも、運動教室など、社会参加を促し、介護の状態になるのを防ぐ事業は、たくさん行われている。
フレイル(虚弱)チェックが普及すれば、参加者も一層増え、町全体が元気になる。 

生活習慣病とフレイルで共通しているのは、自らの努力と行動によって、予防し、健康状態を改善できるという点だ。

予防しやすい社会環境を整えることは、もちろん必要だが、
一人ひとりが自らの健康や社会参加の状況などについて気付き、考え、行動することが重要だ。(医療部 加納昭彦)
             

☆人生の夢 力くれる・・・登山家 三浦雄一郎(みうら・ゆういちろう)氏

健康寿命を延ばすために一番必要なものは、人生の夢。
いくつになっても「そこへ向かうんだ」という強い意志だ。
そして、運動で体に負荷をかけ、バランスの良い食事で栄養を取ること。

70歳でエベレストに初登頂するという目標を立てた時、
一番の課題は“メタボ退治”で、日頃から健康を維持する大切さを痛感した。

1985年、53歳で7大陸最高峰からのスキー滑降を達成した。
しかしその後、目標を失って、日課だった10キロのランニングやウェートトレーニングもしなくなり、
不摂生な生活を送り始めた。

63歳の頃、病院で検査を受けると、身長1メートル64に対し、体重は約90キロ。
運動していた頃より、約10キロ増え、血圧は190近くで、血糖値も糖尿病になる寸前。
完全なメタボリック(内臓脂肪)症候群で、医師から「余命3年」と言われた。

どうせ余命3年なら、死んだ気になってエベレストに登ってやろうと思った。
試しに標高約530メートルの藻岩山もいわやま(札幌市)に登ってみたが、
狭心症の発作を起こして、途中でのびてしまった。

肉、魚、野菜、海藻など、バランスの良い食事を心がけていたつもりだったが、
食べ過ぎていたと反省した。

朝食は生卵とヨーグルト、納豆。
欧米人に負けない体を作ろうと、30歳代の頃から飲んでいたビタミン剤などのサプリメントは、
食事をサポートするものとして、体調に合わせて使っている。

体内に発生する有害物質や活性酸素を取り除くというサプリも長く愛用し、
疲れがたまりにくい作用を実感。
精神的にも「これが体のどこかの隅に効いているんだな」と思うと、活力がわいてくる。

自己流で「攻めの健康法」も実践。
足首に重りを付け、外出時にはナップザックに重りを入れて歩くようにした。

少しずつ重くして、70歳でエベレストに初登頂した頃には、
足に10キロの重りを付け、ナップザックには30キロの重りを入れていた。
「どうしてもエベレストに登るんだ」という強い思いもあり、膝や腰の痛みは次第に消え、足腰は強くなった。

その後、75歳と80歳の時にもエベレストの登頂に成功。
80歳の時には、体重を約80キロまで絞り込んだ。

運動と食事とサプリは、基礎的な知識を学んだ上で、自分に合った方法を見つけることが大事。
今の目標は、再来年にヒマラヤのチョオユー峰(8201メートル)の山頂から、スキーで滑り降りることだ。
エベレストを見ながら、滑ってみたい。(社会部 木村雄二)
             

☆「機能性」食品 上手に活用・・・大阪大学教授 森下竜一(もりした・りゅういち)氏

健康寿命を延ばす基本は、食事や運動などの生活習慣に気を付けることだ。
ただ、分かっていても、なかなか実践するのは難しいので、きっかけを作ると取り組みやすくなる。

食事に関しては、昨年4月に制度が始まった機能性表示食品を活用することが、一つの手段になるだろう。

機能性表示は、科学的な根拠を示せば、食品が持つ健康によい作用(機能性)を表示できる制度で、
食育ともつながっている。

バランス良く食べて、健康になるには、食品にどんな成分が含まれ、どんな機能があるか理解することが大切だ。
そうした情報を学ぶ良いきっかけになる。

食品の機能性の科学的な根拠は、企業が自分の責任で、消費者庁に届け出る。
試験方法や生産体制が開示されることになり、安全性や透明性は高まった。

国が審査する特定保健用食品(トクホ)に比べ、研究コストも許可に必要な時間もかからないため、
制度開始から1年半で500食品を超えている。
まだ数は少ないが、みかんやもやしなどの生鮮食品でも機能性を表示したものが出始めている。

機能性表示食品の半数近くを占めるのが、サプリメントだ。
明確な定義はないが、特定の健康によいとされる成分が濃縮された錠剤やカプセル状の製品を指す。
サプリは、一般的な食品と違い、食事から十分な栄養が取れれば必要がなく、本来、飲まなくてもいいものでもある。

飲むからには、自分に必要かどうかを判断し、含まれている成分やその機能性を理解することが大切だ。

実際、鉄分がたくさん入ったサプリを飲んで体調が良くなった女性が、
夫に勧めたところ、肝機能が悪化したケースもある。

貧血気味の女性には効果的だったが、そうではない夫は、鉄分が過剰となり、悪影響が出た。
人それぞれで必要とするものは違ってくる。

機能性を表示できる食品であれば、臨床試験のデータが公開されているので、
どれくらいの量をどれくらいの期間、飲めばよいのかを確認し、納得した上で購入してほしい。

サプリを始めるのなら、併せて体重を管理しよう、食事に気を付けよう、少し歩いてみようと、
生活習慣の改善にも、前向きに取り組んでみよう。

ただ、病気を治療するのは薬で、サプリはあくまで健康を維持、増進するためのもの。
健康じゃないと感じたら、医療機関に相談してほしい。
形状が薬のように見えても、薬の代わりにはならないことは大前提だ。

それらを正しく理解した上で、体調を管理するきっかけとして、
サプリを含む機能性表示食品を活用することが大切だ。(医療部 森井雄一)
             

☆「健康」と「平均」の差 10年

高齢化が進む中、政府も健康で自立的に生活できる「健康寿命」を延ばす取り組みを進めている。

厚生労働省によると、2013年の男性の平均寿命は80.21歳で、健康寿命は71.19歳、
女性ではそれぞれ86.61歳と74.21歳だった。

平均寿命と健康寿命の差は、介護などを必要とする期間を意味しており、男女とも10年前後に上る。

厚労省はこの差を縮めることを目指し、12年7月に公表した国民の健康づくりの目標「健康日本21(第2次)」に、
「平均寿命の延びを上回る健康寿命の延長」を盛り込んだ。

また、政府は2014年7月、「健康・医療戦略」を閣議決定し、2020年までに健康寿命を1歳以上延ばす目標を掲げた。
「元気で長生き」を支える産業を創出し、経済成長につなげたい考えだ。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
             

このような記事であり、私は一時間半ばかり転記しながら、改めて多々教示された・・。
しかし齢ばかり重ね意志薄弱な私は、そうですか、と学ぶばかりで、実行には程遠いなぁ、と苦笑したりした。

私は2004年(平成16年)の秋に民間会社を定年退職した後、多々の理由で年金生活を始めたが、
何かとスポーツが苦手で、やむなく散策する程度となっている・・。

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけの家庭となっている。

私が年金生活を始めて最初に配慮したことは、
家内の従来の専業主婦の日常のペース、ささやかな憩(いこ)いひとときなどの過ごし時を配慮して、
せめて退職後の年金生活に於いては、日常の買物ぐらいと思い立ち、私は自主的に買物の担当となったりした。

そして家内から依頼された品を求めて、自動車も所有できない我が家は、
私は独りで歩いて7分前後にある最寄のスーパー2店か、
或いは最寄駅まで15分前後歩いて、数多くスーパー、専門店で買い求めたりしている。

最寄駅までは、利便性ある路線バスは頻繁に走行しているが、季節のうつろう情景を眺めたり、
歩くことは何よりの健康の源(みなもと)と信愛している私は、原則として路線バスに頼らず、
ひたすら歩いて往還している買物メール老ボーイとなっている。

帰宅後も私は独りで外出して、自宅から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、
季節のうつろいを享受している。

こうした根底のひとつとして、いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩くことが多くなっている・・。
             

食事に関しては、私は幼年期に農家の児として育ったので、齢ばかり重ねた今でも、
朝食は、ご飯と汁、おかずと香の物で成り立っていた庶民の『一汁三菜(いちじゅうさんさい)』の真似事をしている。

私の朝食の原則として、前菜を必ず頂いている。
タマネギをスライスし、生ワカメとあえて、そしてミッカンぽん酢とお醤油をかけて、
大きな皿に盛大に食べたりしている。

やがて十六穀米の入った白米のご飯、インスタントのワカメの味噌汁、
納豆、コブの佃煮、ラッキョの塩漬け、福神漬け、カブの醤油漬け、カブの葉の塩漬け、焼きノリ、
そしてシャケの瓶づめ、或いはサバ缶のミソ煮で頂くことが多い。

家内は時折つきあうが、大半は食パンにジャム、オレンジ・ママレード、或いはブルーベリーを塗り、
二枚ばかり食べながら、ホット・コーヒーを飲みながら頂くことが多い。
そしてバナナなど果物も食べたりしている。

昼食は私はホット・コーヒーか煎茶を飲みながら、小さな塩フランスバンを三ばかり食べたりしているが、
家内はケーキのような菓子パンを食べることが多い。

そして昼食は、お互いに自由な時間を過ごしているので、
それぞれ自在に食べることが多いのが、実態となっている。
                                                               
やがて夕食の時は、私は前菜として、冷凍のブロッコリーを電子レンジで少し温めて、
やはりミッカンぽん酢とお醤油をかけて、食べている。

そして牛肉、豚肉、鶏肉、ラム肉などのいずれかを野菜を加えて、多めに頂いたりし、
ときにはシイタケ、シメジ、マイタケなどの茸(きのこ)も好きで、食べたりしている。

家内は肉と野菜を食べたりした後、プリンかショートケーキを食べたりしている。

こうした朝食、夕食を頂いている中でも、 私は平素は亡き母の遺伝を素直に受け継いだ為か、
男の癖におしゃべりで、家内と談笑をしたりしている。

こうした日常生活の食事となり、ときおり駅前に買物とか旅行の旅先の時は、
家内の要望を聞いて、食事処で少し背延びした料理も頂いたりしている。
                          
ときおり家内が独り住まいの家内の母宅に、家内の妹と交代で、看病で宿泊することも多くなっていて、
私は我が家で『おひとりさま』の生活になるが、こうした時でも殆ど食事内容が変わらなく過ごしたりしている。
                           

睡眠に関しては、ここ半年は布団にもぐるのは、真夜中の12時前後であり、
目覚めるのは朝の7時頃が多くなっている。

こうした中で、現役サラリーマン時代だった時と違い、悩みは激少している為か、
たとえ震度3ぐらいの地震でも、 目覚めることなく熟睡していて、
やがて朝食の時に家内から教えられ、微苦笑することが多くなっている。
            
このように私は過ごしているが、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフ健康体と信愛し、年金生活を過ごしている。

しかしながら今回、専門家の三名より多々教示されても、意志薄弱で、何かとダラシがない私は、
健康寿命に対しても落第生だなぁ、と微苦笑したりしている。

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