夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

粗製乱造されたネット上の記事から、自分の身を守る方法、高齢者の私は真摯に学び・・。

2016-12-05 15:07:20 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の片隅に住む年金生活している72歳の身であるが、
先程、ときおり愛読している日本経済新聞のネット【NIKKEI Online】を見たりした中で、
【 WELQ問題に考える 危険なネット情報の見分け方
      ~ 粗製乱造されたネット上の記事から自分の身を守る方法~ 】と見出しを見たりした・・。

私はどういうことですか、と何かと好奇心に強い私は、精読してしまった・・。

この記事は、【NIKKEI Online】の中で、女性専用【WOMAN Online】に於いて、
ITジャーナリストとして名高い高橋暁子さんが、連載寄稿として『高橋暁子が注目! ITニュース講座 』の中、
今回、2016年12月2日に配信された記事であり、無断ながら転載させて頂く。

《・・ WELQ問題に考える 危険なネット情報の見分け方
             

☆粗製乱造されたネット上の記事から自分の身を守る方法

医療情報のキュレーションサイト「WELQ」が、不正確な情報掲載を理由に休止された問題で、
運営元のディー・エヌ・エー(DeNA)は12月1日、
「iemo」など8つのキュレーションメディアについても、全記事を非公開にすると発表しました。

粗製乱造されたネット記事が氾濫する中で、どうすれば信頼性の高い情報を見分け、
自分の身を守ることができるのでしょうか。

WELQ問題の表面化を受けて寄稿いただいた、ITジャーナリスト・高橋暁子さんの記事を再掲載します(初出:2016年11月15日)

「この症状は、どんな病気の可能性がある?」
「こんな症状のときは、どうしたらいい?」
インターネットで病気について、調べたことがある人は多いだろう。

夜間や休日など、医療機関の診療時間外のときに気になったことが
調べられるネット検索はとても便利だ。
しかし、得られた情報は本当に、正しいのだろうか。

最近、インターネット上で「医療」や「健康」関連情報について検索すると、
SEO対策をしたキュレーションメディアが上位に表示されると報道された。

このキュレーションメディアの記事には、アフィリエイトを目的にした医学的に正しくない記事が散見されるため、
安易に信用すると危険だという。

医学情報をインターネットに頼りすぎてはいけないことは、以前から言われることだ。

たとえば、2016年2月5日発行の米国胸部疾患学会誌「American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine」に
掲載されたカナダの研究グループの調査によると、ある肺の病気に関する181のウェブサイトを調べたところ、
全体のほぼ半数に当たる約48%に誤った情報が掲載されていたという。

2014年に米国の医師グループが「Journal of the American Osteopathic Association」に公開した研究結果によると、
Wikipediaの医学に関するページのうち10のうち9のケースに、間違いや欠陥が見つかっている。
このような情報を鵜呑みにして、医師にかからなければ、自らの身を危険にさらすことになる可能性が高い。
             

☆ネット上の情報、賢い取捨選択のポイントとは

健康・医療情報に限らず、困ったときにはインターネットで、調べるという人がほとんどだろう。
本などを調べなくても、その場で情報が手に入るインターネット上には、有用な情報も多く、使わないのはもったいない。

では、どのようにすれば、インターネットで正しい情報を得ることができるのだろうか。
ポイントはいくつかある。


☆検索結果上位を安易に信用しない

まず大切なのは、検索結果上位の記事だからと言って、安易に信用しすぎないことだ。
Googleなどの検索エンジンは、あくまで自社の決めたルールに則って、
有用な情報がある“可能性が高い”記事を上位に表示しているだけであり、正確性は保証していない。

参考にはなるが、信用する前に以下のポイントを確認しよう。

1.「信頼できる情報元」か確認しよう

情報の発信者が、信頼できるかどうかを確認しよう。
省庁など公的機関が発信している情報は、かなり信頼性が高い。

新聞社などのメディアや企業などの公式サイトからの情報、
公式アカウントの情報も信頼できる可能性が高い。

Twitterの場合は、Twitterの認証済みマークがついているアカウントなら、
本人確認が取れているアカウントのため、信頼性が高いだろう。

なお、個人アカウントの場合は、その人物のプロフィールを確認の上、
前後のツイートなどを確認すると、信頼できるかどうかがある程度判断できる。

一方、友人など信頼できる相手でも、デマに騙されていることがあるため、
信頼できる発信者からの情報でも、必ずしも正しいとは限らない点には、注意が必要だ。
             

2.「複数の情報元」を確認しよう

正しい情報であれば、複数の情報元で、同様な記述が見つかるはずだ。
複数のサイトを調べて、記述を比較してみよう。
複数の信頼できる発信者が、同様の発信をしていれば、情報は正しい可能性が高い。

2016年4月に起きた熊本地震の際は、
「おいふざけんな、地震のせいで うちの近くの動物園からライオン放たれたんだが 熊本」
というデマツイートを流した20歳男が、その後偽計業務妨害罪で逮捕されている。

このツイートの場合も写真がついていたから、本物と思ってしまった人が多かったようだが、
実は南アフリカ共和国で映画撮影時に撮影された写真だった。

「ライオンが逃げた」なら目撃者が一人のはずはないので、
「熊本 ライオン」などで調べて、このツイート以外のソースがないことがわかったら、
デマだと判断しやすかったはずだ。

なお、正しい情報でも、古くなると結果的に間違った情報になることがあるので、
必ず情報の更新日時も確認しておくと安心だ。

ネット上で流れてくる画像がデマだったというこんなケースもある。
             

3.「画像は本物なのか」確認しよう

反転などの画像加工は簡単だし、他の画像に違う説明をつけている例は多い。
画像検索をすると似た画像が表示されるので、その中に元画像がないか確認してみよう。

10月21日に発生した鳥取県中部を震源とする最大震度6弱の地震の際、
発生直後にTwitterで「NHKニュースが『鳥取でインド6弱』と報じた」
というデマ画像が流れた。

しかし、この画像は加工されたもので、本物ではなかった。
この場合も、URLもついていなかったが、画像があるだけで、騙されている人が多かった。
画像の加工は容易であり、画像だけでは本当とは限らない点には、注意が必要だ。


以上のルールは、正しい情報の取捨選択だけでなく、デマに踊らされないためにも有効なので、
普段から必ず確認するようにしてほしい。

なお、医療・健康上の情報に限っては、
ネット上の情報だけで素人が判断することは難しいので、
ぜひ医者などの専門家にかかって判断を仰ぐことが大切だ。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
             

ここ10数年、ネットの世界は加速され、国、民族、宗教などを越えて、少なくとも20億人は発信し、
もとより企業、研究所、官庁など活用されている。

こうした中で、たとえブログの世界でも、
それぞれのお方が自由に私生活の出来事から、政治、外交、軍事、経済などの多岐な分野まで表現でき、
日本でも2002年(平成14年)の頃から急速に普及し、誰でも発信できる人類史上初めての時代が到来している。

この少し前の時代は、それぞれの専門知識のある有識者が、雑誌、新聞などに寄稿文を掲載することができる時代で、
私のように無名で素人(シロウト)の身としては、新聞・雑誌などの読者コーナーで、記事を投書できる範囲であり、
もとより掲載の判断は、編集部の意向で決められていた。


私も定年退職した2004年(平成16年)の直前に、遅ればせながら我が家にインターネットを接続して、
殆ど毎日のように、ネット情報を見たりしてきたが、果たして・・と思われる記事も感じることもあったりした。

今回の記事、私は多々教示されて、ネットの良きこと、悪しきこと、改めて学んだりした。

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