夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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公的年金、運用益2.3兆円=株高で3期ぶり黒字、何かと単細胞の年金生活の私は、微笑みながら・・。

2016-11-26 14:18:48 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の片隅に住み年金生活をしている72歳の身であるが、
昨夜、ときおり愛読している時事通信社の公式サイトの【時事ドットコムニュース】を見ていたら、
【公的年金、運用益2.3兆円=株高で3期ぶり黒字-7~9月】
と題された見出しを見て、何かと単細胞の年金生活の私は、微笑みながら記事を読んだりした。

《・・公的年金、運用益2.3兆円=株高で3期ぶり黒字-7~9月

公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は25日、
2016年7~9月期に2兆3746億円の運用益(黒字)を計上したと発表した。

株高で保有株の評価益が膨らんだ。
黒字は15年10~12月期以来3四半期ぶり。
公的年金の自主運用が始まった2001年度からの累計で見れば、42兆5644億円の運用益を計上している。

7~9月期の運用損益の主な資産別内訳は、国内株が2兆234億円の黒字、外国株が1兆455億円の黒字。
政府の経済対策への期待や英国の欧州連合(EU)離脱への過度な懸念の後退から、内外の株式が値上がりした。

一方、国債利回りは上昇(価格は下落)したため、国内債券は6671億円の赤字。外国債券も398億円の赤字だった。
(2016/11/25-16:39)・・》

このような記事を読んだりした後、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が公表している
『市場運用開始(平成13年度)からの収益額と収益率の推移』を見て、安堵を重ねたりした。
http://www.gpif.go.jp/operation/archive.html

              

私は民間会社の中小業に35年近く勤め、2004年〈平成16年〉の秋に定年退職後、
その直後から多々の理由で年金生活をし、早や年金生活13年生となっている。

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

そして私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。


過ぎし10月29日、一昨夜に続き、マネーコンサルタント、経済の専門家と知られる神樹兵輔(かみき・へいすけ)さんが、
【『縮小ニッポン国』のサバイバル突破思考!】と連載記事を寄稿されている記事を読んだりした。

こうした中、【 夫婦2人で月19万円の年金、半分以下に削減か・・受給開始年齢も75歳へ引き上げも 】
と連載記事を読み終わった後、溜息を重ねたりし、やがて震撼させられた・・。

特に思案させられた代表的なことは、現行の厚生年金平均受給額は夫婦で19万円であるが、
約10年後の2025年には、団塊世代(敗戦直後の1947~49年生まれ、約700万人)の全員が、
すべて75歳以上の後期高齢者となり、そして65歳以上高齢者の人口比率が、現在の27%から30%へ増加し
社会保障費の総額は、膨張する。

こうした中で、年金制度は莫大な負担に耐えきれず、やがて現行の年金平均水準は、やむなく5割以下の給付水準に
ならざるを得ない状況になる。

私は年金で年金生活の基盤とし、不足分はやむなく程ほどの貯金を下ろして、
生活しているので、肝要な基盤が崩れて、生活が困窮すると震撼させられたりした・・。
                          

この記事は、『Business Journal』に於いて、2016年8月15日に配信されていたが、
無断ながら記事の一部を転載させて頂く。

《・・
☆社会保障体制の崩壊の構図

あと約10年で、まず年金積立金が、底を突き始めます。

2015年9月時点で135兆円あった年金積立金(過去の余剰分)は、すでに毎年6~7兆円が取り崩され、
株式の運用損もあり、今後またさらに負けが込み、急速に減少していきます。
先進国は、いずれも戦後成長の限界に達し、経済停滞は常態化する兆候をみせているからです。

年金受給年齢も、現行の65歳以降から70歳、75歳以降へと繰り延べされるか、
現行受給額の半分以下の水準へと、急減せざるを得なくなるでしょう。
日本人のほとんどが、満足な貯蓄額もないまま、「老後貧困」地獄に陥る恐れがあります。
            
年金受給者の半数が60歳以上ですが、現行の1人世帯で10万円弱、夫婦2人世帯で20万円弱の支給額も、
今後貧困者の激増が予想されますから、給付額は減らさざるを得ず、
現行水準の半分程度にまで圧縮される、との見通しも多いです。

いずれにしろ約10年後の2025年には、団塊世代(敗戦直後の1947~49年生まれ、約700万人)の全員が、
すべて75歳以上の後期高齢者となり、そして65歳以上高齢者の人口比率が、現在の27%から30%へ増加し、
社会保障費の総額は、現在の110兆円から150兆円規模になると推計されています。

なかでも年金制度は、莫大な負担に耐えきれず、現行の厚生年金平均受給額は夫婦で19万円ですが、
将来的には5割以下の給付水準にならざるを得ないのです。

現役世代と65歳以上の高齢者世代の人口バランスが崩れれば、社会保障制度は、機能不全に陥ります。
子供の数は減る一方なのに、待機児童問題は一向に解決しないまま、
ただひたすら「少子高齢化・人口減少問題」は、放置され続け、もはや「手遅れ状態」となっています。

日本人の平均寿命は男性80歳、女性87歳ですが、健康寿命は男性71歳、女性74歳です。
つまり、男性80歳、女性87歳時点で、半数が死亡し、
男性71歳、女性74歳時点で、半数が介護を必要とする状態になる可能性が高いということです。

民間の有料老人ホーム施設に入るとなると、リーズナブルな施設の平均でも毎月1人分で25万円程度かかります。
年金を1人で25万円分も受給できる人は、今でも少ないですが、今後はもっと少なくなっていき、
こうした民間の有料老人ホームですら、ビジネスモデルが成り立たなくなる可能性もあります。・・》
              

このような記事を読み終わった直後、私は溜息を重ねたりした・・。

私は何かと甘ちゃんの為か、年金でも見直しされるたびに数パーセント減額されると思い、
2025年を過ぎた頃は、年金は現行水準よりは最悪の場合は、20%ぐらい削減されると覚悟もあったりしたが、
まさか50%前後削減は勘弁してほしい、と思ったりしている。

もとより経済が活性化して、躍進すれば社会保障費の多少なりとも吸収できると私は、期待してきたひとりである。

しかしながらファイナンシャルプランナー、エコノミストの中原圭介(なかはら・けいすけ)さんが、
『ダイヤモンド・オンライン 』に寄稿された【先進国で経済政策や金融政策が期待できないわけとは?】を読み、
無力な私でも、悲嘆したりした。

この中の一部に『2%の成長率は「低成長」ではない! 』と強く私は学んだりした。

《・・インフラがある程度整っている先進国が、インフラ投資をしても、経済効率はかつてほど高まりませんし、
ありとあらゆるモノがあり溢れている昨今では、消費そのものが劇的に伸びるのは、不可能だと思われます。

そういった意味では、米国経済は低成長に甘んじているといわれて久しいですが、
それでも近年2%台の成長をしているのは、凄いことであると考えています。

経済メディアは、米国の2%台の成長を「低成長」と評価し、否定的な見方を披瀝していることが多いのですが、
そもそも近年の2%台の成長率と住宅バブル期の4%台の成長率を比較すること自体が、ナンセンスです。

2007年までの住宅バブル時は、米国民が住宅を担保に無理な借金を重ねて、過剰な消費を繰り返していたのです。
借金に過度に依存した成長率を、通常の成長率と取り違えて論評していることが、
根本的な認識の誤りにつながっているわけです。

同じような認識の誤りは、2%台のインフレを目指すという日銀の金融政策にも当てはまります。

グローバル経済下では、先進国で実質的な所得が、伸びにくい状況になっているのに加えて、
日本でバブル真っ盛りだった1980年代後半でも、物価上昇率は1%台後半であり、
この時期には、企業が無謀ともいえる借金をして設備投資や土地・株式への投資をしていたため、
成長率だけでなく物価上昇率までもが、嵩上げされていたことを考えると、
いまの日本で2%台のインフレを目指す必要はありません。

経済メディアのなかで著名な経済学者たちが、間違った認識を垂れ流すことによって、
多くの人々がそれを常識として捉えてしまっています。

こういった現状を変えることができなければ、
米国や欧州、日本などで、まともな経済政策や金融政策が実行されることは期待できないでしょう。・・》
              

このような経済実態を私は多々教示され、世界の先進国と共に日本経済は堅実に躍進することが、
肝要だ、思ったりした。

こうした中で、日本の高齢者は、年金にしても独り独りが微減する程度で、社会保障制度が維持され、
とプラス思考の私は願ったりしてきた。

今回、こうした公的年金の運用に関して、一喜一憂することは論外であるが、
今期は株高の影響に伴い、3期ぶり運用益2.3兆円は、
確かな希望ある灯台のような光明のある一歩かしら、と私は微笑んだりした。

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