夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

自動車の運転免許証、私は過ぎし12年前に年金生活を始めて、やがて更新を断念した思いは・・。

2016-11-15 16:05:28 | ささやかな古稀からの思い
自動車の運転免許証は、私は過ぎし2004年(平成16年)の秋に定年退職後、多々の理由で年金生活を始め、
まもなく自動車の運転を断念を決意して、やがて更新時の2005年(平成17年)の秋に、漠然として見送り、
早や丸12年が過ぎている。

私は長きの期間のペーパー・ドライバーだった・・。

結婚する30歳の前は生家に住んでいた期間は、生家の自動車を利用して、
若気の勢いで、盛んにドライブし、軽井沢、蓼科、箱根、伊豆半島などの各地に行ったりした・・。

そして結婚して3年目に、生家の近くに一軒家を建てた後、住宅ローンの返済、何かと家具などに費用が要して、
とても自動車を購入できる余裕はなかった。

やがて40代を過ぎても会社の業務が多忙で、家内とのんびりドライブすることなどは、
夢のひとつでもあったりした。

こうした思いが根底に秘めていたので、定年後には自動車を買い求めて、
家内と共に国内旅行を自在に、ドライブ旅行をしょうと思ったりしていた。
            

やがて2004年(平成16年)の秋に定年退職後、多々の理由で年金生活を始めたが、
無念ながら齢を重ね、瞬時の感覚、判断力も鈍(にぶ)ったことに、気付かされた・・。

そして今頃から、自動車を買い求めて、再び自動車を運転して、
人身事故でも起こした場合、何よりも相手方に対して、いつまでも心痛な思いが残ると思われた。

その上に何かと小心者の私は、慙愧に苦しみ、心身痛みを生じ、たとえ金銭上の賠償責任を終えても、
交通刑務所に服役の場合も考えられ、私の残されたセカンドライフの人生が大幅に狂うと妄想を重ねた結果、
やがて免許証の更新時に、自主的に更新を取り止めたのは62歳の時であった。

齢を重ね年金生活をする中、安楽な生活を望むなら、人それぞれ何かを断念して生活をされていて、
たまたま私の場合は、自動車の運転、やがて65歳に糖尿病と医師から明言され、
克服する為に愛飲していた日本酒を断念したりした。
                                                

しかしながら私は普通運転免許証の更新を中止した時、何かしらの身分証明証が欲しかった。
私は現役サラリーマン時代には、会社の旅行として台湾、或いはハワイに行ったりし、
もとよりパスポートは所有して遊学していた。

そして私は幾たびか家内に海外旅行を誘っても、
家内は何かと苦手意識があり、国内旅行の方は気楽だわ、と結論に達して、
やがて私のパスポートは期限切れとなったりし、これといった身分証明書がなくなってしまった。

年金生活の私たちは、お互いに『国民健康被保険者証』は所有しているが、
写真入りの証明証でなく、万一、『国民健康被保険者証』を落とした場合は、悪用される確率が高くなる。

私が現役サラリーマン時代の頃は、外資系の会社であったので、定年の10年前の頃から
写真入りのIDカードを常時持たせられた。

このような状況であったので、市役所に問い合わせると、
『住民基本台帳カード』の写真入りであったならば、
市役所、公共施設、銀行、郵便局、パスポートの申請の際、本人の確認に使える知り、
私は即急に申請して、その後の私は『住基カード』を持ち歩いたりしている。
                              
こうした中、私が自動車、自転車の交通事故に遭遇したり、散策、買物などで倒れた場合、
やがて救急車で病院に運ばれても、
『住基カード』がないと、身元不明者なってしまい、余りにも自分が可哀想なので、
たった一枚の『住基カード』が、確かなお守り代わりとしている。
                       

私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域に住み、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後38年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を尊重している。

平素の私の午前中は、年金生活を始めて以来、 平素の買物は自主的に専任者となった私は、
家内の依頼された品物を買い求めに、独りで殆ど毎日スーパー、専門店に買い物に行ったりしている・・。

そして最寄駅としては、京王線の場合は、『つつじが丘』、『仙川』の両駅は、徒歩で15分である。

或いは小田急線の場合は、『喜多見』、『狛江』の両駅は、徒歩20分となり、
そして私が長年通勤で利用した『成城学園前』駅は徒歩30分となっているが、
何かしら京王線と小田急線にサンドイッチされたかのような辺鄙(へんぴ)な地域に住んでいる。

このような処で、私の生家も近く私は結婚前後の5年を除き、67年この地に住んでいる。
           
いずれも路線バスの利便性は良いが、年金生活を始めてから原則として散歩も兼ねて、
路線バスを利用することなく、ひたすら歩いたりして、季節のうつろいを享受している。
                                
そして帰宅後も、再び独りで自宅から3キロ以内の住宅街、遊歩道、公園をひたすら歩き廻ったりした。
こうした根底には、やはり健康寿命を維持するには、歩くことが何よりの源(みなもと)と信愛している。

しかしながら猛暑、疲れ切った時は、路線バスを利用したり、
冠婚葬祭、懇親会などで都心に行ったり、或いは国内旅行で早朝に羽田空港に行ったり、
そして深夜に都心から帰宅する時はタクシーを活用している。

こうした交通費に関しては旅行以外として、ここ10年の月平均は、樋口一葉さんのお札ぐらいの金額であり、
もとより自動車の維持費より、遥かに廉(やす)いと思われ、そして恥ずかしながらガソリン価格も無知となっている。
            

過ぎし昨年の2015年8月中旬の頃、購読している読売新聞を読んでいたら、
『運転免許証 返納のタイミングは?』という記事を偶然に読んだりして、微苦笑させられた。

転記させて頂くと下記の通りである。

《・・運転免許証 返納のタイミングは?』

高齢ドライバーの事故が目立つようになり、運転免許証を自主的に返納する人が増えている。
警察庁によると制度は1998年に始まり、開始当時は年間数千人だったが、
2014年には約20万人に達し、65歳以上が9割を占める。

返納を考えるポイントについて、警察庁運転免許課に尋ねた。
個人差はあるが、高齢になるにつれて一般に、危険を意識してから、車を操作するまでの時間が長くかかるようになる。

右折やすれ違いなどの際「思っていた以上にぎりぎりになり、ヒヤリとした」といった経験がある人は、要注意だ。

同課は「自分の運転技術の変化を意識することが、何よりも大切」と呼びかける。

住んでいる地域の状況から、返納が難しい場合は
〈1〉ゆっくり走る
〈2〉運転は慣れている近所に限る
〈3〉運転時には誰かに同乗してもらう――など、ルールを作るのも効果的という。

運転免許証を70歳以上で更新する際には講習が、75歳以上ではさらに認知機能を調べる検査が必要だ。

一方で、返納者には、希望すれば運転経歴証明書が交付され、
自治体や企業から割引が受けられる特典もある。

同課は「運転に不安を感じたら、各地の運転免許センターなどに相談してほしい」としている。・・》
            

公共交通機関の利便性の良い都市にお住まいの御方は、
65歳以上の高齢者になった時、瞬時の感覚、判断力も鈍(にぶ)ったことに、気付いたり、
或いは運転に不安を感じたら、自主的に運転免許証を返納を念願している。

問題は公共交通機関の利便性が良くない地域にお住まいの高齢者の御方で、
運転に不安を感じた人は、、
〈1〉ゆっくり走る
〈2〉運転は慣れている近所に限る
〈3〉運転時には誰かに同乗してもらう

こうした対処しか、私は浮かばないのである。

いずれにしても、逆走、アクセルとブレーキと瞬時に勘違いなどは凶器となり、
最悪の場合は、見知らぬ御方を死亡させて、その御方の人生を抹消することになり、
加害者も被害者も悲惨となる・・。

昨今の高齢者により、悲惨な自動車の事故のニュースを知るたびに、私は憂いながら溜息を重ねたりしている。

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