夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ツツジ(躑躅)が彩(いろど)る時節、老ボーイの私が瞬時に魅せられたツツジのひとつ花は・・。

2016-04-27 15:59:33 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の71歳の身であるが、
ここ数週間、自宅から数キロ以内を買物とか散策で歩くと、ツツジ(躑躅)の花が観られる。

バスの走行する道路と歩道の分離帯に植え込まれたり、小道でも観られたり、
住宅街を歩くと、それぞれのご自宅でも植えられて、私は眺めながら微笑んだりしている。
            

我が家の小庭にも、過ぎし一週間前の頃から咲いて、ときおり私は眺めて微笑んだりしている。
38年前に遠い親戚の植木屋さんに植えて頂いたが、無念ながら陽当たりが少ない処であった為、
かぼそい成長ながら、なんとか歳月を得て彩(いろど)ってくれている。
            

昨日、家内が家内の母宅に介護で3泊4日で早朝から行き、
私たち夫婦は子供に恵まれた為に、私は『おひとりさま』となってしまい、
さて本日は・・と思案したりした。

そして都立の『神代植物公園』を訪ねよう、と決意した。

私の住む自宅の近くには野川が流れて、川沿いには遊歩道があり、
上流に向かい45分ばかり歩くと『深大寺』があり、そして隣接した所に都立の『神代植物公園』がある。

私は野川の川沿いの遊歩道を歩くのが圧倒的に多かったが、
70歳を過ぎてから少し楽なコースを歩き、途中からパスを利用している。

我が家から15分ばかり歩いた先には、京王線の最寄駅のひとつの『つつじが丘』駅があり、
駅前より神代植物公園、深大寺方面の路線バスに乗車し、やがて神代植物公園の正門前に到着する。

最も安楽なコースは、我が家の近くに路線バスを乗り継げば、20分前後で神代植物公園の正門前に着くが、
歩くことが何より健康の源(みなもと)であると信愛し、体力の衰えた私でも、
すべて路線バスを活用するは、論外としている。

この都立の『神代植物公園』は、園内にある雑木林があり、
私は幼年期に農家の児として育った為か、身に心も安らぐ所となっている。
                        

そして私が通った地元の神代中学校の付近にあり、
入学した1958年〈昭和33年〉の当時は、神代緑地として存在し、この周辺は雑木林、畑などであった。

やがて1960年(昭和35年)の春に中学校を卒業した後、
確か翌年の1961年(昭和36年)の秋に、拡大と整備され上、
神代植物園と改称して、都内唯一の植物公園として開園された・・。

この間の私の中学時代は、生家より自転車で通学し、ときおり開園前の雑木林の中とか周辺を下校の時などに、
学友と自転車で走りまわったりしていた。
その後、人生の節目などを含めて、四季折々通ったりしてきた。
               
そして私が心に迷ったりした時などは、樹木を眺めたり、それぞれの花に心を寄せて、
心の濾過をして浄化されたりしてきた。
                                
定年後の年金生活してきた中でも、殆ど独りで、四季折々訪ねている。
            

今年も冬木立を眺めたり、早春に白梅、紅梅を見たり、やがて早咲きの河津桜などの桜花、
三月には桃の花、そして染井吉野(ソメイヨシノ)、山桜(ヤマザクラ)、少し遅れて八重桜(ヤエザクラ)などを
愛(め)でたりしてきた・・。

しかしながら五月に咲くバラの時節まで、ツツジ(躑躅)が彩(いろど)る今の時節には、
訪ねたことがなかった・・。

ツツジ(躑躅)は自宅でも付近でも観ることができているので、わざわざ神代植物園まで行って、
鑑賞することはないよなぁ・・と欠落していた。


昨日、私は神代植物園を訪ね、園内にある『つつじ園』には、余り期待感がなく、散策代わりの心情であった。
そして『つつじ園』は、約290品種、約12000株で、クルメツツジ、ヒラドツツジなどがあると、
公表されている。
            

私は『つつじ園』を歩き廻りながら、それぞれのツツジ(躑躅)の花が彩(いろど)る中、
30分ぐらい鑑賞したりした。
  

こうした中で、瞬時に魅せられたツツジのひとつ花があり、長らく眺めたりした。
私は旅先でも見かけたことがなく、一期一会ですねぇ・・と心の中で呟き、
記憶のかたみ、としてデジカメで撮ったりした。
            

確か沖縄県・・琉球・・と記載されていたが、つたない私が長年にツツジ(躑躅)を眺めてきた中で、
最も魅了された花・・と感じ深めたりした・・。
            

誰しもツツジ(躑躅)に関しては、それぞれの人生航路を歩んできた中で、
それぞれのツツジ(躑躅)の花に託した思いがあり、
たまたま私が偶然にめぐり逢えた今回の花に、つたない私の感性を揺さぶられたのであった。
            

やがて帰路、ひとつの花にめぐり逢えたことだけでも、本日は良き日であり、
人生は生きていればこそ、楽しきことがある、と私は微笑んだりした・・。

☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、幸いです♪
にほんブログ村 シニア日記ブログへにほんブログ村
人気ブログランキングへ

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする