夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

視力悪いと認知症になる?“眼”との正しい付き合い方を学び、私は微苦笑させられて・・。

2016-04-05 15:32:30 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の71歳の身であるが、
午前中のひととき、歯の治療を受ける為に駅前まで歩いて往還した後、
いつもように買物メール老ボーイの私は、家内から依頼された品を求めて、スーパーに行き、
やがて帰宅した。

昼食後、私が愛読している朝日新聞社系の基幹サイト【dot.(ドット)】を見ていたら、
【 視力悪いと認知症になる?“眼”との正しい付き合い方 】
と題された見出しを見たりした。

私は昨年の晩秋に白内障の手術を受けたが、何よりも認知症が怖くて自宅周辺3キロ範囲を散策しているので、
どのようなことなの、思いながら記事を精読した。

この記事の原文は、『週刊朝日』2016年4月8日号に掲載された記事のひとつであるが、
無断ながら転載させて頂く。
            

《・・「年だから見えなくても仕方ない」「眼を手術するのは怖い」など、白内障手術に踏み切るのはハードルが高い。
しかし、手術後の成績はよく、QOL(生活の質)とともに認知機能が改善されるのではと、研究が進んでいる。
現在発売中の週刊朝日MOOK「眼のいい病院」から高齢者に多い眼の病気の正しい治療法を解説する。

高齢者の視力低下は、学習や理解、記憶といった認知機能に影響を及ぼすことが、臨床研究によって明らかになってきた。
奈良県立医科大学の眼科学教室が12年から県内の高齢者約3千人を対象におこなっている大規模疫学調査「藤原京アイスタディ」もその一つだ。

この調査の目的は、自分で歩くことができる65歳以上の男女に健康診断を実施し、
さまざまな項目の検査結果から「元気な高齢者の秘訣」を探ること。

視力などの眼科健診と、「MMSE」という認知機能検査の結果を解析し、関連を調べた。
MMSEは、数値が小さくなるほど認知機能が低いと判定される。眼

科学教室教授の緒方奈保子医師はこう話す。
「視力のいい人のほうが、明らかに認知機能は高く保たれていました。
また検査を受けた人の中には、MMSEが認知症レベルまで下がっている人も約6%含まれていて、
視力の悪い人はいい人の約2倍、認知症の発症リスクが高いこともわかりました」
            

なぜ視力が悪くなると、認知機能も低下してしまうのだろうか。

緒方医師は言う。
「眼は重要な感覚器で、脳に送られる情報の80%以上は眼を通して入ってくるといわれています。
視力が低下して眼からの情報が減れば、脳に送られる情報も減少する。
見えにくい状態をそのままにしておけば、脳の働きはおのずと低下してしまいます」

加齢とともに老眼や眼の病気で、視力は低下していくが、白内障は「手術」で回復が期待できる。

筑波大学では、白内障手術を受けた55~93歳の88人(認知症ではない人)を対象に、
術前と手術2カ月後で「本人が感じる見えやすさ(アンケート方式)」や「認知機能(MMSE)」がどう変化したかを調べている。

その結果、術後はものが見えやすくなってQOL(生活の質)が向上しただけでなく、認知機能も明らかに改善した。
ただし、調査対象者には「すでに認知症を発症している人」は含まれていない。

前出の緒方医師はこう話す。
「われわれの調査でも、認知症の発症後に白内障手術をしても、認知機能は改善しないことがわかっています。
認知症は進行性の病気なので、なってしまえば認知機能を元に戻すことは期待できません。
発症前に手術し、視力の改善を図ることが大事です」
            

白内障による視力低下で生活に不便を感じていても、手術まで時間がかかったり、手術しないままだったりする人は、少なくない。

神奈川県在住の小澤和弘さん(65歳)は、見えづらいために、外出先で転ぶのを恐れて引きこもりがちになり、口数も減った。
「認知症ではないか」と心配した家族に連れられ、病院のもの忘れ外来へ。
検査をしたところ認知症ではなかったが、担当医があまり見えていないことに気づき、院内の眼科へ紹介してくれた。

「年なので見えにくいのは、仕方がないと考えていた。
自分から眼科を受診しようとは、思いませんでした」
と、小澤さんは話す。

白内障の手術を受けてよく見えるようになると、以前より活動的になり、ハイキングや登山にも出かけるようになった。・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
            

私は昨年の6月の頃、数か月前の頃から、朝のひととき小庭にあるテラスに降り立ち遠方を眺めると、
少し擦(かす)れた状景を見たりし、やがて数分後には鮮明な景観となったりしてきた。

或いは平素の買物専任老ボーイの私が、家内から依頼された品を求めて、
スーパーに向い前方の状景を眺めたりして歩いている時、
少し擦(かす)れた状景を見たりし、やがて数分後には鮮明な景観となったりしてきた。

こうした時、高齢者は白内障になる人も多い、と学んだりしてきたので、
私も白内障になってしまったかしら、と思ったりしてきた。

私は6年前に総合病院で健康診断を受診した後、
白内障の症状が少しみられます、と診断されたりした。

翌年からの健康診断は、我が家から近い内科専門医院で受診してきたが、
眼科に関する検査はなく、いずれ眼科専門医院で検査すればよい、と私は放置してきた。

その上、私は酷(ひど)い近眼で0.03ぐらいの視力で、メガネを掛けて0.7の視力となっているが、
何かしら齢を重ねるたびに、視力の低下しているように感じてきた。

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たったふたりだけの家庭であり、
何かとふたりで一人前の年金生活となっている。
            

家内は駅前にある眼科医院で治療を受けたが、一年前であり、
医師の言動に好感していたことを私は思い浮かべて、
近くにこの眼科医院で、私は視力の低下、白内障の疑いで、受診しょうと決意をしてきた。

しかしながら家内は、ここ2か月は飛び石のように、家内の母宅に泊まりがけで介護に行ったりしていた。
家内の母は、少し遠方の大学病院をふたつを掛けもちで、入院したり、通院したりしてきたので、
家内はおぼつかない家内の母に、付き添いながら過ごすことが多くなっていた時であった。

こうした時は、我が家は、私が『おひとりさま』となってきたが、
何かと慌ただしく、のんびりと眼科医院に行き、受診する心情にはなれなく過ごしてきた。

やがて8月下旬、私は眼科医院に行き、家内は私の身を案じて、家内がアドバイサーのように私に付いてきた。
眼科医院で私は受付で初診者アンケートに記した後、
まもなく私は視力検査に関して、あらゆる面から眼科検査機具を受診し、
やがて副医院長から、問診、検査、瞳孔検査をして頂いたりした。

そして検査後、ディスプレイに写った映像を見せながら、
解説して下さった後、白内障です、と明言された。

私はやはり白内障かと解り、白内障の手術について、質問したりした。

この後、家内の母の予定も配慮して、私は11月には白内障の手術を受けよう、
と私たち夫婦は話し合ったりした。
            

やがて11月17日に左眼の手術を受けて、そして24日は右眼の手術を受けたりして、
広く手元から遠くまで見える多焦点眼内レンズを挿入して頂ただいた・・。

この間、手術して下さる医院長から、点眼薬、洗面などの注意事項を私は忠実に行った結果、
左眼、右眼も1・0と診断された・・。

私は高校生より何かと酷い近眼で、劣等感のひとつであった。
そして近眼のメガネが不要となり、たとえ多焦点眼内レンズの効力であっても、
これ以上の吉報はないかしら、と悦んだりしている。

そして高校生以来からメガネを頼ってきた私は、55年ぶりに解放され、
情景が鮮明に視(み)え、戸惑いながら散策したり、買物に行ったりしている。

今回の記事を読み終わった後、視力が良ければ認知症になる確率は少なくなる、
と何かとプラス思考の私は解釈して微笑んだりしているが、果たして・・と微苦笑したりしている。

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コメント (4)
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