夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『健康十訓』を改めて教示され、やがて老ボーイの私は、微苦笑を重ねて・・。

2016-04-23 16:53:04 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の71歳の身である。

本日の昼下がり、パソコンを置いてある私の机の脇引き出しを開け、
ときには整理ねぇ、と思いながら不要の物は捨てようとしていた時、
やがてひとつの折りただんだ手拭(てぬぐい)が出てきて、何の手拭(てぬぐい)かしら、と拡げたりした。


過ぎし年の2011年〈平成23年〉の晩秋に、
田沢湖の北方にある観光ホテルに3日ばかり滞在して、乳頭温泉郷めぐりなどをした。

そして滞在している観光ホテルに於いて、露天風呂に向う館内の廊下り壁面に、
数多くの季節ごとのスケッチ絵が掲げられる中、
ひとつの手拭(てぬぐい)に書かれた教訓を読み、私は微苦笑されられた・・。

そして館内にある売店に、お土産品として『健康十訓』が有ったので、
記念に私は購入したことを思いだした・・。
          

過ぎ去りし年の2010年〈平成22年〉の秋の健康診断を受診した時、
糖尿病と明示され、茫然としながら、翌日より食事の内容はもとより、ウォーキング、散策をしたりして、
大幅に改善されている。

お酒大好きなの呑兵衛の私は、日本酒の純米酒、ビールを長き45年ぐらい夜のひととき愛飲してきたが、
糖尿病と宣告されて以来、 冠婚葬祭、懇親会、国内旅行など以外は、
原則として自宅で呑むのは、5日に一度ぐらいとしてきた。

ここ数年は、冷蔵庫の中に缶ビールがあること、台所の片隅に、
ともすれば日本酒の一升瓶、四合瓶も忘れてしまったりし、歌を忘れたカナリアのようになっている・・。

かっては夕食の時はお酒を友としてきたが、平素の夕食に煎茶、冷茶でもまったく違和感が感じることなく、
6年が過ぎて微苦笑している・・。

この間、最寄の内科に4週間毎に定期健診を受けているが、
ここ3年は悪玉コレステロールは基準値の90%、これ以外はほぼ優等生となって、
改善努力の成果となっている。

こうした定期健診を受けるたびに隣接した薬局で、血糖値を下げる薬を頂き、
日々朝食後に飲んでいるが、これ以外は至って健康だ、と思ったりしている。
                 

私は中小業の民間会社に35年近く奮戦して、2004年〈平成16年〉の秋に定年退職後し、
私の半生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたく、その直後から年金生活をしている・・。

そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

サラリーマンの現役時代の私は、もとより我が家の収入の責務があるので、それなりに奮闘し、
家内は結婚して3年を除き、専業主婦の身で、洗濯、掃除、料理、買い物などしたり、
親族の交際も含めて、我が家の専守防衛長官の責任を果たしてきた。

定年後の私は、年金生活を始め、家内の日常のペースを出来る限り、
乱したくないので、決意して実行してきた。

具体的には、家内は殆ど従来通りしてもらい、その間のささやかな息抜き・・趣味ごと、
これを邪魔にするのは、まぎれなく天敵と私は確信を深めていた。

そして一日、少なくとも一回は外出し、家内の自由な時間を作ることと思い、
せめて日常の買物ぐらいはと思い、定年後から自主的に平素の買物担当となり、
家内から依頼されて品を求めて、買物メール老ボーイとなっている。
          

こうした中、独りで 毎日のようにスーパー、専門店に行ったりした後、
その後は、やはり独りで、自宅の周辺3キロ範囲の遊歩道、小公園などをほぼ毎日歩き廻ったりし、
季節のうつろいを享受している。

このような根底のひとつには、私は現役サラリーマン時代の58歳の時に、同僚が難病で死去されたり、
定年後の2年過ぎた頃、私より健康溌剌の2歳先輩の方が、突然に病死されたりし、
昨今、長寿社会といわれても、60代でもこの世とお別れする方も友人、知人5人もいたりしてきた。

そして私は、昨今何よりも私が恐れているのは認知症であり、歩き廻ったりしている・・。

日常の大半は、随筆、ノンフィクション、小説、現代史、総合月刊雑誌などの読書が多く、
或いは居間にある映画棚から、20世紀の私の愛してやまい映画を自宅で鑑賞したり、
ときには音楽棚から、聴きたい曲を取りだして聴くこともある。

このような年金生活を過ごしているが、何かと身過ぎ世過ぎの日常であるので、
日々に感じたこと、思考したことなどあふれる思いを心の発露の表現手段として、
このブログのサイトに綴り投稿するのが、生きがいのひとつとなっている。
                    

我が家は私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかな企業年金を頂き、
平素の生活を過ごし、
国内旅行、冠婚葬祭、そして耐久品などの購入は、程ほどの貯金を取り崩して過ごしているので、
ごくありふれた年金の家庭であると思ったりしている。

このように年金生活を過ごしているが、私は敬愛しているチャップリンの遺(のこ)された言葉のひとつに、
《 人生には三つのものがあればいい。希望と勇気とサムマネー。 》
という名言があり、程ほどの貯金しかない私でも、人生の確かな格言ですねぇ、と信愛しているひとりである。

このような私であるので、もとより健康は大切である、と確信を深めながらも、
余りにも健康にこだわりすぎると、行動、ふるまいに制約が多くなり、
この残された人生は楽しいですか、と私は微苦笑しまう時もある。

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