夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

暦(こよみ)の上では『立秋』を迎えても、東京郊外でも残暑は厳しく・・。

2013-08-08 08:05:52 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の68歳の身であり、
昨日の朝、ぼんやりとカレンダーを見ると、
『立秋〈りっしゅう〉』と明示されて、秋に入る日、と教示されても、
もとより暦(こよみ)の上での旧暦のことであり、何かと暑さに苦手な私は微苦笑した・・。

この後、ぼんやりと玄関の軒下に下り立つと、
鈴虫(スズムシ)の鳴き声が聴こえ、遠くから蝉(セミ)の合唱も聴こえてきた。
そして、いつものように定期便のように飛来する小鳥が、花梨(カリン)の枝にたわむれている。

そして私は、たわわな紫紅色の花の木槿(ムクゲ)を眺めたり、
              
或いは塀際に群生している蒼色の紫露草(ムラサキ・ツユクサ)花を誉(ほ)めたりしていた。
或いは一週間前の頃から純白な花な玉すだれ〈タマスダレ〉の花が咲きはじめ、
私の汚れきった心を浄化してくれるようなので、長らく見つめたりした。

この後、居間に戻り、地元の天気情報を見たりすると、
朝の6時は23度、昼下がりは34度前後、夕暮れの6時は30度前後で、
快晴の一日と表示されている。
そして、この先の一週間も、ほぼこのように猛暑の日が続く晴れマークが続いている。

昨日までは平年並みの30度前後の暑さだったのに、どうして暑さが増すのょ、
と戸惑いながら青空を見上げたりしていた。

そして私は高齢者4年生で、何かと単細胞の性格なので、
働いて下さる諸兄諸姉はもとより、お子様、高齢者の方は、お互いに熱中症に気をつけましょう、
と心の中で呟(つぶや)いたりした。

   
            この夏季の長き日々、我が家の小庭は、数多くのアメリカン芙容が咲いている。

我が家の小庭では、この時節の朝は鈴虫(スズムシ)が鳴いて、
蝉(セミ)も負けじと盛んに鳴いて二部合唱となる。

そして日中の暑い中は、蝉(セミ)がワンマン・ショウのように、今鳴かなくていつ鳴くのよ、
といったように健気(けなげ)に鳴き響いている・・。

鈴虫(スズムシ)の鳴き声が聴こえないのは、
日中はお休みの睡眠時間の最中で、夕暮れの6時過ぎに目覚めるのかしら、と私は解釈している。

そして夕暮れの6時過ぎになると、蝉(セミ)は鳴き声が途絶える・・。
私は暑さの日中に蝉(セミ)は盛んに鳴いていたので、
きっと鳴き疲れてお休みの睡眠時間になったと思ったりしている。

鈴虫(スズムシ)は夜行型、蝉(セミ)は日中型と理解は出来るが、
我が家の蟋蟀(コオロギ)は、何故かしら耳をすませないと聴きもらす・・。

夜のひととき、鈴虫(スズムシ)の盛大な合唱の中、
定年退職後に何かと気弱になった主(あるじ)の私の気持ちを察してか、
蟋蟀(コオロギ)だけは、少し遠慮しながら鳴いているのである。

少し哀れな蟋蟀(コオロギ)であるが、やがて初秋になれば、
蝉(セミ)が消え果てるので、ライバルは鈴虫(スズムシ)となる。

鈴虫(スズムシ)も夏の間、盛大に鳴いてきたので、
疲れ果てて、少しはおとなしくなるかしら、と私は秘かに願ったりしている。
               
いずれにしても立秋を過ぎれば、『暑中お見舞い申し上げます』に別れを告げ、
『残暑お見舞い申し上げます』と先人の人たちが、時候の挨拶として伝えられているが、
私は暑さに苦手な身なので、余り熱くならないでねぇ、と青空を見上げて、懇願しているのが、
昨日の日中のひとときであった。

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