今日は、枚方市教育委員会に文科省の「放射能副読本」の配布をやめるように請願を提出した。「市議会議員」の紹介がいらないので、随分気が楽だ。枚方市議会では、議員の紹介がいる「請願」といない「陳情」とでは異なる取り扱いがされる。趣旨に同意する議員がいないと議会で審議される「請願」は提出できないことになる。陳情は、議員に配られるだけだから。教育委員会が請願をストレートに受ける仕組みは、大切にしたい。
請願内容は・・・・・
文部科学省の放射能の危険性を覆い隠す「放射線副読本」を
子どもたちに配布しないこと(請願)
文部科学省は、昨年10月「放射線副読本」を作成し、全国の小・中学校、高校に配布しようとしています。
その内容は、親たち子どもたちにとって一番心配であり大きな問題である放射線被曝の危険性を矮小化し、取るに足らないことのような印象を植え付けるものです。
「少々の被曝は大丈夫」と強調し、放射線が医療や生活に役立つことを前面にだし、今回の福島第1原発事故による放射能汚染の拡大、汚染の深刻さについて一切触れていません。「一度に100ミリシーベルト以下の放射線を人体が受けた場合、放射線だけを原因としてがんなどの病気になったという明確な証拠はありません」との文言。そして、「放射線・紫外線」を一括にして、酒・たばこ・食生活などと並列して、がんの原因の数ある中のひとつであると示しているのです。
故郷から避難し家族離れ離れの生活を余儀なくされた人たち。外で遊んだり花を摘むことを制限される子どもたち。子どもの体の変化に胸がつぶれる思いで不安を抱える親たち。土壌、食物、食品、つぎつぎと明らかになる深刻な放射能汚染。そのような中でできるだけ、子どもの被曝を減らすための懸命な努力が続いています。子どもたちに汚染された環境や食物を将来にわたって背負わせてしまったのは、大人の責任です。次世代を担う子どもたちに、負の遺産を残してしまったのです。
そのうえ、子ども自身が「放射能は少々浴びても大丈夫」というような教育を受ければ、自ら回避するような行動をとることはありません。子どもの命を縮めるようなことを学校教育の場で進めることがあってはなりません。
放射能を正しく理解して、危険性を認識して、自らが回避することを学ぶことが、子どもの命と健康を守るために重要です。
文科省がこの副読本作成を電力業界とつながる「日本原子力文化振興財団」に委託した問題で、文部科学大臣は12月の閣議後の記者会見で「本来であれば、電力会社が中心になって作っている団体に対する委託は見直す必要があった。委託先は適当ではなかった」と釈明しました。このことからも、この副読本がどういう立場で放射能を語っているか一目瞭然です。「原発安全神話」にかわる「放射線安全神話」ちりばめ、今回の原発事故の責任追及を逃れるため、「大丈夫、健康被害は起こらない」を浸透させようとしているのだとわかります。
子ども達が放射能に対する正しい知識を得るため、今回の「放射能副読本」の配布をしないことを請願いたします。
連絡先 枚方市禁野本町1丁目5番15号 106号
市民の広場「ひこばえ」内 072-849-1545
請願内容は・・・・・
文部科学省の放射能の危険性を覆い隠す「放射線副読本」を
子どもたちに配布しないこと(請願)
文部科学省は、昨年10月「放射線副読本」を作成し、全国の小・中学校、高校に配布しようとしています。
その内容は、親たち子どもたちにとって一番心配であり大きな問題である放射線被曝の危険性を矮小化し、取るに足らないことのような印象を植え付けるものです。
「少々の被曝は大丈夫」と強調し、放射線が医療や生活に役立つことを前面にだし、今回の福島第1原発事故による放射能汚染の拡大、汚染の深刻さについて一切触れていません。「一度に100ミリシーベルト以下の放射線を人体が受けた場合、放射線だけを原因としてがんなどの病気になったという明確な証拠はありません」との文言。そして、「放射線・紫外線」を一括にして、酒・たばこ・食生活などと並列して、がんの原因の数ある中のひとつであると示しているのです。
故郷から避難し家族離れ離れの生活を余儀なくされた人たち。外で遊んだり花を摘むことを制限される子どもたち。子どもの体の変化に胸がつぶれる思いで不安を抱える親たち。土壌、食物、食品、つぎつぎと明らかになる深刻な放射能汚染。そのような中でできるだけ、子どもの被曝を減らすための懸命な努力が続いています。子どもたちに汚染された環境や食物を将来にわたって背負わせてしまったのは、大人の責任です。次世代を担う子どもたちに、負の遺産を残してしまったのです。
そのうえ、子ども自身が「放射能は少々浴びても大丈夫」というような教育を受ければ、自ら回避するような行動をとることはありません。子どもの命を縮めるようなことを学校教育の場で進めることがあってはなりません。
放射能を正しく理解して、危険性を認識して、自らが回避することを学ぶことが、子どもの命と健康を守るために重要です。
文科省がこの副読本作成を電力業界とつながる「日本原子力文化振興財団」に委託した問題で、文部科学大臣は12月の閣議後の記者会見で「本来であれば、電力会社が中心になって作っている団体に対する委託は見直す必要があった。委託先は適当ではなかった」と釈明しました。このことからも、この副読本がどういう立場で放射能を語っているか一目瞭然です。「原発安全神話」にかわる「放射線安全神話」ちりばめ、今回の原発事故の責任追及を逃れるため、「大丈夫、健康被害は起こらない」を浸透させようとしているのだとわかります。
子ども達が放射能に対する正しい知識を得るため、今回の「放射能副読本」の配布をしないことを請願いたします。
連絡先 枚方市禁野本町1丁目5番15号 106号
市民の広場「ひこばえ」内 072-849-1545