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枚方方市議会「安全保障関連法の廃止を求める意見書」が、僅差で否決

2016-04-18 15:33:00 | 枚方市議会
身近な政治 枚方市議会を市民の手に取り戻したい。今以上に活発な審議の場になってほしい。そんな期待を持ち、平和条例の機関紙に投稿しました・・・

    全国の闘いの息吹をうけて、変わり始めた枚方市議会

 「安全保障関連法の廃止を求める意見書」が、15対16の僅差で否決された。枚方市議会最終日の3月28日のことである。否決は残念だが、大きな前進だと考えている。この数年、秘密保護法廃止、集団的自衛権容認を認めない請願や署名提出を続けても、全与党体質の議会の壁は厚く、民主党議員が個別に採決時に退席することがあっても日本共産党会派以外には無視されてきた。しかし、全国の戦争法廃止のうねりは、一人会派や日本共産党議員団が提出する意見書には他会派は協力しないという、長きにわたる「市民無視の非民主主義的体質」を、大きく変えはじめている。

 昨秋、残念ながら大阪維新の市長を誕生させてしまったが、そのことにより、市議会での会派間の、国政の立場を隠した総与党のなれあい体質を変えるきっかけになるのではと考えた私たちは、「戦争法」の強行採決への怒りをばねに、12月議会に向けて「沖縄新基地建設の断念を求める意見書採択」をめざし署名活動を開始した。可決されるまで続ける覚悟で。12月議会にむけて415筆提出し、共産党会派が同趣旨の意見書を提案したが否決されてしまった。私たちは3月議会に向けて署名を強化し継続した。

 今年1月に市役所前で「戦争法廃止2000万人署名」と平行に「沖縄新基地をつくらせない」と呼びかけていると、自民党の議員が近づき「名護市に行くよ。友好都市やから」と告げた。保守派議員が名護市に行くと聞き、沖縄の課題が本土の課題になっていると感じ、「硬直した議員を変えるチャンスは今だ」と思いたち、2月末に新たに1100筆を提出後、全議員回りを始めた。民主市民議員団には3回足を運んだ。手塚議員(市民の会の議員)同席で数名の議員と話ができ、手塚議員以外に3名の議員が名護市を訪問していることを知った。
 その内の一人の議員は、プログで「辺野古の闘いにふれ、出来ることはしたい」と熱く語っていた。自民党議員も「基地被害は、明らかにある」と心から語り、辺野古現地に行けば、現政権の強権的な姿が分かり、それに立ち向かう現地の方々の非暴力の姿勢に誰もが大きな感銘を受ける。私は、あらためて沖縄の闘いの意義を認識した。しかし手塚議員と共産党会派の他にもう1会派の議員の紹介がないと、請願の可決は難しいと考え、3月議会では議員に要請内容が周知されるだけの「陳情」とした。

 3月議会の代表質問で、自民党議員と一緒に名護市を訪問した民主市民議員団の代表は、「名護市を訪問したが、枚方市は友好都市名護市にどんな手をさしのべるのか。市長も名護市を訪問したが、辺野古の団結小屋など調べていたのか。平和をテーマに友好都市をつなげ支えあうことを要望する」と市長の平和施策への姿勢を質した。それは、名護市で沖縄料理の接待を受け、町づくりに料理を生かしたいなどという報告を「ひらかた広報」にのせる市長の姿勢への痛烈な批判でもある。

 「戦争法廃止の意見書」はあと一人の議員を獲得すれば実現できるという目標が出せるところに来た。全国の反安倍の取り組みが国政を規定し、今夏の国政選挙にむけてその勢いが増している。その息吹は、あきらめずに戦争法や沖縄基地問題の小集会を続け署名を繰り返し、市議会に働きかけていた私たちに大きな力を与えてくれた。そして全国の市町村で枚方市議会のような変化を生み出しているのだとも思えてきた。全国・沖縄の動きと連帯し、壁はまだまだ高いかも知れないが、6月議会にむけて進みたい。

      

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