平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

枚方から・・・自助・共助につけ込んだ国民統制は、やがては軍靴の足音に変貌する魔物で、コロナウイルスより恐ろしいものを呼ぶ

2020-05-07 21:12:46 | 月刊『平和がいちばん』
 憲法記念日に「平和がいちばん」特集号を配布した。記事は、市民の投稿によるもの。子育て中のお母さんから、戦争体験の方と幅広い方からの様々な思いが伝わる。
その中で、戦争を体験された方の投稿は、今、忘れてはいけない内容がある。平和への深い思いを共有したいと思う・・・。

 人々はGWを利用して出かけて行く。しかし、今年は様相が例年と違う。新型コロナウイルス蔓延の煽りを受けて「緊急事態宣言」が全国に発せられた。人々は自粛を強いられ従来のライフスタイルを維持することができない。『勝つまでは欲しがりません』は戦時中に耐乏生活を強いるために生み出された標語だが、政府のコロナウイルス対策を見ると、「欲しがりません」と言われているようにと思う。

 自粛は求めるけれど、補償はしない。ようやく出された給付金も批判を受けて二転三転。一律10万円の給付で決着することになったが、届く時期はいまだ不透明だ。自粛ムードが長引けば心身ともに疲弊してしまう。長期に及ぶと、どの様な社会現象が増幅するのかも予測がつかない。
 そこで懸念されるのが、弱者に対するしわ寄せである。生活の糧がない人々には、空念仏にしか聞こえない。国の政策は後手に回り衣食住の保障は見えてこない。どうせ、と言うのかと怒っても、なんの解決策にもならない。逆に被災された方々に対してなんの援助もできない立場の者が厚かましく批判めいた事を言うのは控えるべきだと、多くの人々からお叱りを受けるであろう。
 被災された方々に援助の手を差し伸べてあげるのは世の常であるが、それも一時期のことであとは自力で立ち上がるしか術がない。過去に被災された人々は、生死を彷徨しながらも必死に自力で生きてきた歴史がすべてを物語っている。
 人々は誰でも過去があり、現在があり、未来の到来に希望を繋いでいる。それぞれの生き方の中で自ら選択できるものと、出来ないものが混在しているのは、人間特有の因縁かもしれない。
 自助・共助につけ込んだ国民統制は、やがては軍靴の足音に変貌する魔物で、コロナウイルスより恐ろしいものではと危惧している。

                                                            さんくろう

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。