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枚方から「「私たちは微力であっても、無力ではない」

2021-09-20 21:49:36 | 月刊『平和がいちばん』
市民の会 会報「平和がいちばん」の投稿の紹介です

◆【「市民」という意識は?】
市民の会に入会して、ほぼ一年が経ちます。活動して、まず思ったことは、「市民意識はどうなのか?」ということです。ここでいう「市民」とは、シチズンシップと同義で、市民としての当事者意識をもち、社会に参画していく人のことです。しかし、たとえば選挙の投票率の低さを見るたびに、主権者である「市民」意識はどうなのかと思わざるを得ません。それは私だけでないと思います。
◆【多忙さが市民性を喪失させる】
私もエラそうなことは言えないのです。昨年3月末に退職するまで、「市民」意識は稀薄でした。私も含め、この国の多くの人たちは、新自由主義経済・政治による競争社会に組み込まれています。経済至上の競争社会とは、端的にいえば、生き残った企業や勝ち残った者でやっていこうとする社会です。生き残りをかけて、利潤を追求します。ここから長時間労働、非正規雇用など、格差や分断にもつながる様々な問題事象が生じています。競争社会は人を幸せにしないのです。そして多忙さが人々の市民性を奪っています。
学校教育においても、シチズンシップ教育を軸とした主権者教育はほとんど実施されていません。子どもたちも社会の構成員で、次代の民主社会の担い手であるのに、この状態で市民意識は育つのでしょうか。それどころか教育に政治が介入し、歪んだ「富国強兵」教育が子どもたちに浸透しているのが実状なのです。
◆【一人ひとりを大切にする共生社会に】
私たちは微力であるかもしれませんが、決して無力ではないのです。私たちが住む社会なのですから、格差・分断を伴う競争社会ではなく、一人ひとりを大切にする共生・協働社会にしましょう。主権者として私たちは、どのような社会を構築するのか。それぞれの持ち場で声を上げることが、とても大切なことであると思います。 (S)

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