「平和がいちばん」6月号への投稿 憲法を変えようとする政治家たちに伝えたい。戦争がいかに「残酷」かを・・・私は、戦争経験を聞くたびに「人間」は怖いと思う。政治家は、命を大切にする責任を肝に銘じてほしい。以下、投稿から・・・
祖国日本は、敗戦後七十三年間他国と戦わない平和な時代を過ごしてきた。それを支えてきたのは、世界に誇れる平和憲法に他ならない。一切の戦力を持たず戦争を放棄する精神と、国の主権は国民に在りと宣言している点に於いて、世界に例を見ない珠玉の法律である。
自衛隊そのものは、この平和憲法に反するが、他国を攻撃せず、専守防衛の観点から存続を黙認されてきた。
しかし、第一次世界大戦後、しばらく続いた大正デモクラシー時代の平和が、軍部という独裁権力によって徐々に破壊され、いつの間にか日本は軍事優先国家となり、四百萬人の命が失われ、国民生活が破壊されつくしたことを忘れてはいけない。
現在、一党独裁権力集団は、数を頼んでやりたい放題とも言える政策を強化し、憲法改正を公然と口にしている。憲法を変えることにより、自衛隊は他国と交戦出来る軍隊となり、それは、徴兵制を復活させる動機に繋がる。
今こそ、主権者たる国民は、平和憲法を護らなければならない。