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枚方から発信・・沖縄戦戦没者の遺骨混じり土砂を辺野古基地の埋め立てに使わせない・・・10月31日開催の「団結まつり」で発言しました①

2021-11-01 10:05:00 | 沖縄基地問題 
枚方市在住の遺族の方の思いです。

私事ながら、私は父親が太平洋戦争にてフイリピンマニラで戦死した。
昭和20年2月の事である。当時父親は36歳、私は3歳だった。
勿論、遺骨も遺品も何一つ戻ってきていない。戦後は母子家庭で育った。
そんな環境で育ってせいか、「反戦・平和・護憲」の考え、そして戦没者とその家族に対する思いは強いものがある。

その背景もあり、今回の沖縄の「ガマフヤー」具志堅隆松氏がスタートさせたこの運動には、関心大で、賛同の気持ちを強く持っている。
現在多くの戦没者の遺骨・遺品が特に沖縄南部の山地にガマに、放置されたままになっている。
早く戦没者の遺骨類は丁寧に哀悼の気持ちで収集され、故郷に帰り、そしてご家族のもとに戻らねばならない。
戦争の惨禍は風化させてはならない。語り継がなくてはならない。そして戦没者は
丁寧に尊崇の心をもって扱われなければならない。
このことは、主義主張でもイデオロギーではなく、国の命令により闘って亡くなった人
とそして残されたご家族に対する敬愛と尊崇の気持ちの問題である。
しかし政府はその遺骨交じりの土砂を土木工事の材料として使用しようとしている。
言語道断である。

戦後76年前の戦争の悲劇が時代とともに忘れ去られ、風化しつつあるのか、国民も政府も国会の議員さんも、戦後生まれが中心となり、戦争の悲劇が実感されず伝承もされていないのだろうか。悲しむべき事である。
枚方市議会もかっての「非核宣言都市」が象徴するような平和都市としての判断が
されることを信じて取り組んできたが、裏切られてしまった。
具志堅さんには申し訳ない気持ちでいっぱいである。
しかし今回の問題は、政治面の主義・主張やイデオロギィーではなく、人道主義・個人のハートの問題であることがはっきりしている。
我々はあきらめず継続して取り組んでゆきたいと思っている。

                   2021年10月31日 

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