平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

枚方市情報公開審査会が画期的な答申 これから始まる市民による官製談合の構造解明 柳井 直躬

2014-05-24 07:18:06 | 月刊『平和がいちばん』
「平和がいちばん」5月号への投稿を紹介したい。建設業界で生きてこられた方の投稿が3面に掲載されている。「情報公開」にこだわり続けた方の地道な取り組みには、頭が下がる。以下、投稿内容です。

 私たち市民の有志は第二清掃工場建設を巡る談合事件は、あの中司宏前市長の逮捕時点から、市長個人だけでなく組織的に行われたのではないかと疑っていた。京都府南部の6市町で構成する「城南衛生管理組合」が建設した枚方と同じ性能で同じ規模の清掃工場の約2倍の額で枚方市は建設している。

 そこで事件発覚直後、発注額決定の基本になる「設計書」の入手を試みた。しかし談合の犯罪立証のため大阪地検が関係書類を押収していて、枚方市には存在せず果たせなかった。昨年4月、検察から返還されたとの情報で再始動。情報公開請求を行ったが、部分公開とは名ばかりのほとんど墨塗りで(下段<資料>の左側)、わかるのは書類の表題とページ番号だけの書類が提示されたのだった。直ちに竹内市長に対して「異議申し立て」を行った(13年9月6日)。

申し立ての理由は以下の三点。
① 枚方市に第三の清掃工場建設が近く予定されているわけでもなく、類似の建築工事発注が行われることもない。
② 情報公開請求の目的は市民が行政の公正な執行を検証する目的であること。
③ 現在検討されている「市民との協働のまちづくり条例」を阻害する処分である。
この申し立てに対し情報公開審査会は9月から審査を開始、今年4月7日市長に答申。その答申内容は私たちの主張をほとんど認めた画期的なものです。昨年12月に行われた審査会による私たち異議申立人からの意見聴取の会合ではトンチンカンな審査委員の発言もあって、市長が任命し報酬も得ている審査会が真っ当な結論を出すことは望み薄と思っていましたが、談合事件の資料であり、公正な行政を実現する目的であることを重視したようです。

 つい先日の5月7日、入札不調となった第1回と管理棟を加えて発注した第2回の設計書が公開されました。市会議員の手塚さんやおおた幸世さんも立ち会って市役所内で受け取りました。ただし、専門の業者に依頼した見積書やその比較表等は業者のノウハウや企業秘密に当たるとして墨塗りです。公開された文書は裏表印刷の約1100ページ。そのうちの墨塗りは約半分でした。情報公開のコピー料として11,300円を支払い、受け取った書類は重さ約5㎏、大型のトートバックに入れると一人で持つのはしんどい量です。

 さあ、これからが大変です。膨大な文書をじっくり読み込んでみないと結論は簡単には引き出せませんが、私はそれぞれの部品や材料の単価はそのときの社会情勢に引きずられることが多いので、先に入手している設計事務所が作成した棟別の数量書との比較を試みて、数量に水増しが無いか検討してみたいと思っています。市役所に犯罪があったとしたらその時効は何年なのかも気になるところです。

 市民の税金でまかなわれる行政費用、市民が委託した行政行為、その一つ一つに説明責任は付いて回ります。みんなで透明性の高い枚方市政を実現しましょう。気になった疑問点はすぐに市役所の担当課に尋ねてみることでも効果は期待できます。平和で豊かな枚方を実現するためには、みんながちょっとずつ汗をかいてみることが重要

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。