香里ヶ丘中央公園の美術館のシール投票が、少しづつ呼びかけられている。「賛成」「反対」「どちらでもない」「知らない」の4回答欄にシールを貼っていく。
福島原発の事故から4年近くたちました。子ども達の甲状線ガンが多発しています。福島県が実施している健康管理調査で、子供たちから多くの甲状腺がんが見つかっています。2014年12月25日に開かれた「県民健康調査」検討委員会(旧称 県民健康管理調査検討委員会)では、29万6253人の先行検査(1巡目の検査)結果確定者のうち甲状腺がんと診断された人は84人、がんの疑いは24人、計108人(他に術後、良性結節と判明が1人)と報告されています。
また、今回は2014年度から実施の本格検査(2巡目の検査)の第1回結果報告も行われ、6万505人のうち4人(男3人、女1人)が甲状腺がんまたはその疑いと診断されています。この4人は1巡目の検査で異常がないとされるA1ないしA2判定であり「前回の画像も確認したが見落としはなかった」と説明されているので、2年間で識別できるレベルのがんに進行したことになります。がん診断を受け手術を受けた患者は「臨床的に明らかに声がかすれる人、リンパ節転移などがほとんど」として、放置できるものではないと説明されています。進行が速い例や転移が多いことを考えれば、早期発見ができるよう検診を充実する必要があります。
明日の自然環境センターとストップ・ザ・もんじゅ主催の学習会がある。講師の井手医師の著者「ガン難民をふせぐために 抗がん剤・放射線治療の基礎 そして福島へ」を読んだ時、放射能の被害に対する事実が分かると同時に、あまりにも放射能の影響に関する真実を隠している国や東電への「怒り」がわいたことを思い出す。
福島の健康被害の状況は深刻。明日の学習会で、もう1度、内部被曝のことを学びたいと思う。