平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会共同代表 大田幸世 平和が一番 市民の広場「ひこばえ」

枚方市を住みよいまちに☆原発NO!☆福祉・介護「すずらんの集い」☆枚方市駅前再整備は凍結☆市議会を変える高松まさ子

大阪第11区の衆議院議員候補予定者への沖縄島南部土砂採取計画に関する公開質問書について

2021-10-16 21:41:01 | 沖縄基地問題 
沖縄戦戦没者の遺骨混じり土砂を辺野古の基地に投入するという恐ろしい計画がある。
この計画を止めたいと私の属する「枚方市民の会」では、遺骨収集をされている具志堅さんの要請に応えて、急遽衆議院選挙の候補予定者にこの件に関する考え方を聞く質問書を持参した。
その内容を広めたいと思う。

公開質問の趣旨)
 沖縄防衛局は昨年4月、辺野古新基地建設事業の設計変更承認申請書を沖縄県に提出しました。
この設計変更承認申請書では、沖縄島南部地区から大量の埋立土砂を調達する計画とされていることから、戦没者の遺骨混じりの土砂が埋め立てに使われるのではないかということが大きな問題となっています。

ご承知の通り、南部地域は去る沖縄戦で多くの将兵・住民が戦火に倒れ、未だに遺骨も埋もれている地域です。現に、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松さんらが遺骨を発掘していた最中の、沖縄戦跡国定公園内の遺骨発見現場も、聖なる慰霊の場であるにもかかわらず採石場の予定地となってしまいました。
国のために尽くした犠牲者の骨や血のしみ込んだ土砂を埋め立てに使うなどあってはならないことです。戦没者への冒涜です。ご遺族に説明のつくことではありません。なぜなら戦後に戦没者のご遺族のもとに遺骨の代わりに届いた「御霊石」は戦没地の土砂と言われています。その「御霊石」を埋め立てに使うのは、国が先に行った遺族に対する慰霊行為を自ら否定することです。
前述の「ガマフヤー」具志堅さんによると、南部地域の戦没者遺骨の特徴は砲撃などによる破砕骨が多く、さらに76年の歳月の経過で風化が進み、採取不可能な小さな骨は土と化しているのが現状とのことです。

本年4月には、沖縄県議会が「悲惨な沖縄戦の戦没者の遺骨等が混入した土砂を埋立てに使用しないこと」等を求める意見書を全会一致で採択しました。また、沖縄県内の約半数の市町村でも同様の意見書が採択されています。さらに現在、奈良県議会や大阪市議会等、全国の自治体でも同様の意見書採択の動きが続いています。遺骨が含まれた土砂を埋め立てに使わないでほしいと人々が思うのは、基地の建設に賛成か反対かではなく人の尊厳を大切にする人道上の問題だからです。
このことは沖縄だけの問題ではありません。沖縄戦で亡くなった77,458名の日本兵は全国から沖縄に派兵された、当時の青年たちです。沖縄戦跡国定公園内の「平和の礎」には大阪府出身の戦没者として2339名の方の名前も刻まれており、大阪府をも含んだ全国の戦没者の尊厳の問題です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。