ウィトラのつぶやき

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囲碁名人戦 挑戦者が一勝

2008-09-06 10:06:39 | 囲碁
囲碁の名人戦が始まり、挑戦者の19歳の井山八段が先勝した。

19歳で初めての大舞台で硬くなるかと思ったが堂々のうちぶりだった。前にも書いたが勝てば史上初の十代の名人である。高校にも進学せずにひたすら囲碁の世界に打ち込んだ結果が大きく結実したといえるだろう。

1日目の棋譜を見た時には、名人に打ち回されている印象を持ったのだが、いつの間にか優勢になっていて後半は手堅く逃げ切った感じだった。右辺の折衝で白が成功したのだろうが明らかに成功というほどでもなく、振り返ってみると、私の見方がおかしく一日目から白が悪くなかったのかもしれない。

細かい折衝でどこで勝負がついたのかわからないようなところで徐々に差がついて気がつくと取り戻せなくなっている、将棋の羽生ー森内の名人戦のようでプロの高みを感じる。先日の、羽根ー高尾の本因坊戦より一段高いところで戦っている感じがする。

先日も書いたが、日本の名人といっても、韓国・中国には歯が立たない状況である。この二人は世界トップの一角に食い込めそうな感じがするのでぜひその高みを目指してほしいものだと思う。

日本の新聞などはもっと世界戦を紹介してもよいのではないだろうか。朝日・毎日・読売で名人・本因坊・棋聖の3大棋戦を分け合っているので、日経か産経あたりが積極的に世界戦を扱ってくれることを望みたい。特に日経は読者数も多く、朝刊に囲碁将棋欄がないので、業界の目を世界に開かせる意味で、日経の朝刊で世界戦を扱ってくれると、一つの業界の眼が世界に開かれることになると思う

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