ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

横浜市と川崎市のゴミの扱いの違い

2018-04-23 09:58:16 | 生活

土曜日はバスで向ヶ丘遊園まで行って、川崎の生田緑地を通ってあざみ野まで歩いて戻ってきた。この緑地は湿原があったりして私の好みの場所で年数回は行っている。いつもは桝形山に登って湿原のほうに歩いて西口から抜けるのだが、この時は民家園の前を通って、プラネタリウムの横を通り、岡本太郎美術館の前を通って西口に出た。いずれも入ってみたくなる施設だが私が行くのはいつも朝の開館前の時間帯なので10年以上中に入ったことは無い。それでも周りの公園や森は歩いていて気持ちが良い。

生田緑地の西口からは聖マリアンナ医大の横を通って川崎北部市場の中を通って戻ってきたのだが、歩いていて、青葉区ではよく見かける「カラスいけいけ」という緑色の組み立て式ゴミ入れをほとんど見かけないことに気が付いた。ゴミ袋の上からネットをかぶせているわけでもなく、金属製の網状のしっかりしたゴミ入れが殆どである。「川崎市は市がごみ入れを配布しているのだろうか?」と不思議に思った。

日曜日には寺家ふるさと村から町田市の三輪に抜けて、王禅寺の横を通って戻ってきた。歩きながら見ていると、全てが金属製のごみ入れというわけでは無く、プラスチック製や手作りの物など色々なタイプがあることが分かったが、やはり「カラスいけいけ」はほとんど見かけない。私が観察した限りでは川崎市では「ゴミ置き場」が決まっている。多分、ごみ置き場を特定するように市が住民に求めており、宅地開発した時点でゴミ置き場を設計上盛り込むので、そこにしっかりしたゴミ入れを作るようになる、ということではないかと思う。

これに対して横浜市はごみ置き場を特定するように求めない。開発業者もごみ置き場の近くだと価値が下がるので設計には盛り込まない。しかし、人が住み始めればゴミ置き場は必要になるので自治会などで「ごみ置き場当番」を決めて、「今月はあそこの家の前がごみ置き場」などと持ち回りにする。そのために、「軽くて持ち運びしやすいネットをゴミ袋の上にかぶせる」という方式が普及したのだが、この方式だとカラスが中の生ごみをつついてまき散らす、という被害がなくならない。そこで軽くて組み立て容易な「カラスいけいけ」が近年発売されて普及してきているというのが実態のようである。

どちらが良いかと言えば、川崎市方式のほうが良いだろう。小さなことだが、行政の姿勢の違いが現在の都市の勢いの違いにつながっているような気がする。町田市は観察した範囲が小さくて良く分からないが横浜方式のように感じた。


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